~もう悩まない!月&クラス別。保育園のクラスだより書き出し文例~
保育士の今出川麗子です。
このコンテンツでは下記の方が対象です。
- クラスだよりの参考になるサイトを探していた保育士さん
対象者は続きをお読みください。
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保育士の仕事は、日中の子ども達の保育だけでなく毎月、保護者に渡す園だよりやクラスだよりの作成もあります。
毎月のことですが、中々書くことが思いつかない、家事や仕事に忙しい保護者がどのようにすれば興味や感心を持って読んでくれるだろうかと悩む保育者も多いのではないでしょうか。
クラスだよりが思うように書けず、貴重な休日を1日使ってしまったという声もありますね。
クラスだよりには行事のお知らせや、クラスの子ども達の様子、保護者が園での生活を知る重要な役割を果たします。
忙しい保護者の中には園から配布される手紙を全て読まない人もいます。
そんな保護者も、 クラスだよりを見て一目で行重要事項が分かれば助かりますよね。
月別保育園のおたよりを書くときのポイント
○月のおたよりを書くときのポイント
○月のおたよりを書くときのポイント
どの月も、次回の保育園クラスだより発行までに行われる行事などを確認しておきましょう。
遠足や運動会など、園から行事の詳細が書かれた手紙は配布されていますが、ここでも重要なことはピックアップして書いておくと親切ですよ。
集合時間や持ち物等が一目で分かると良いですね。
『詳しくは別紙「○○のお知らせ」をご覧ください』と書いておけば読み手も分かりやすいでしょう。
【月別】おたよりのポイントと書き出し文例
1月
始めは
『明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。』
と新年のご挨拶から始めましょう。
冬休みの子ども達の思い出話を聞かせてもらったことや、3学期の行事についても伝えましょう。
作品展がある園は、家庭で用意してもらう材料等は早めにお知らせしましょう。
最終学期になり、進級や卒園に向けての保育者の気持ちも書けると良いですね。
例
※上記は例文です。
1月に使えるキーワード
- 新年
- 新たな気持ち
- スタート
- お正月
- 凧揚げ
- 雪
お正月遊びは【ネタに困った方】保育園のお正月遊び。園児に人気の遊び5選をご覧ください。
2月
風邪やインフルエンザなどが流行しやすい時期です。
手洗い・うがいの徹底や換気など、家庭でもやってもらえるようお願いしましょう。
また、寒い日が続くと厚着をさせてくる保護者もいます。
何枚も洋服を着こんでお外遊びで汗をかいた子が、その後冷えて風邪をひくこともあるのでそのような子が目立つ場合は、クラスだよりでお伝えしても良いですね。
次の学年に向けて、子ども達が頑張っていることなどがあればここで伝えられると良いですね。
- 『着替えが一人で出来るように頑張っている』
- 『下の学年の子のお世話を進んで行っている』
- 『給食を最後まで残さず食べようと頑張っている』等
2月に使えるキーワード
- 寒さ
- 真冬
- 冷たい風
- 降り積もる雪
- インフルエンザ
3月
1年の最後のまとめです。
入園・進級当初からの子ども達の成長を書いてみましょう。
また、保育者自身がこのクラスで得たこと、子ども達に教えられたこと、1年間無事に終えることが出来たのは保護者の方の協力があったからということを伝え、最後に感謝の気持ちを伝えましょう。
『1年間ありがとうございました。』
という言葉で締めくくりましょう。
3月に使えるキーワード
- 春
- 陽気
- 心地よい風
- 虫
- 草花
- 色鮮やか
- 卒園
- 進級
- 桜のつぼみ
卒園式はこれで間違いなし【例文】卒園式のメッセージ。保育士から子供へをご覧ください。
4月
新年度の始まりです。
- 『ご入園おめでとうございます』
- 『ご進級おめでとうございます』
とお祝いの言葉を忘れずに入れましょう。
保護者も新しい先生はどんな方かとても気になります。
名前(ふり仮名も)、どんなクラスにしたいかなどの抱負、最後はー
- 『これから1年間よろしくお願いします』
ーと締めると良いでしょう。
この時に、新人の保育者は「上手くやっていけるか…」という気持ちが文章に出過ぎてマイナスなことを言ってしまいがちです。
- 『1年目なので上手くいかない事も多いかと思います。』
- 『初めての担任で緊張しています。』
ーこれらは保護者の不安を煽ってしまいがちです。
- 『一生懸命頑張ります!』
- 『○○組のお友達が毎日笑顔で過ごせるように保育したいと思います!』
ーとプラスな文章を必ず書くようにしましょう。
4月に使えるキーワード
- 春
- 暖かい
- 進級
- 入園
- スタート
- 緊張
- 頼もしさ
- 新年度
5月
子ども達が少しずつクラスに慣れてくる頃です。
低年齢クラスでは、朝の迎え入れで保護者と離れる時に泣いてしまう子もまだ多い時期です。
そのような子ども達が保育中は楽しんでいることを伝えられると良いですね。
好きな遊びや歌などを紹介すると、保護者もー
「最近、家でもこの歌をよく歌っています。」
ーと喜んで教えてくれる人も多いです。
5月に使えるキーワード
- 新緑
- 青葉
- さわやか
- 鯉のぼり
- 連休明け
- 暖かい気候
- 花々
- 植物
5月の季節は【子供の日】保育園のこいのぼり。年齢別制作アイディア使える壁面をご覧ください。
5月の参考文例
※上記は例文です。
6月
子どもも保護者も園生活にだいぶ慣れてくる頃です。
この頃は体調を崩す子どもや、梅雨でお外遊びができない分室内での怪我が多くなります。
室内で出来る身体を使った遊びなどを紹介すると、家庭でも活用してもらえるのでおススメですよ。
体調を崩さないよう手洗い・うがい、早寝・早起き・朝ごはんの習慣を身に付けられるよう促しましょう。
6月に使えるキーワード
- アジサイ
- カタツムリ
- 雨
- 室内遊び
- 体調管理
- てるてる坊主
- 梅雨空
7月
梅雨が明けると暑い日が続きます。
プールや水遊びなども始まり、子ども達の反応も保護者の楽しみです。
また、家庭での水分補給や外出時の帽子の着用も促し、熱中症についての話も入れると保護者の関心も高まりますね。
7月に使えるキーワード
- 梅雨明け
- 暑い
- 晴れ
- 日差し
- 七夕
- 笹の葉
- 願い
- プール
7月の参考文例
※上記は例文です。
7月の遊びは【一工夫】年齢別、保育園で園児に人気の楽しめる七夕の遊びをご覧ください。
8月
夏休みに入ります。
1学期の終わりには夏祭りを行う園も多いですよね。
夏祭りでは、浴衣を着て盆踊りをしたり、屋台が出たりする場合もるので保護者にも楽しみに来てもらえるよう告知すると良いでしょう。
夏休みのお約束も子ども向けに書くのも良いですね。
- 早寝早起きをする(生活リズムを崩さない)
- 冷たいものや甘いものばかり食べすぎない(偏食をしない)
- 知らない人にはついて行かない
- 出掛ける時には保護者に伝える
ー等。
保育園でも話しますが、クラスだよりに書くことが家庭で話し合うきっかけ作りにもなります。
また、緊急の際の連絡方法も記載しておくと良いでしょう。
(園に繋がらない場合、園長、主任、担任、その他誰にどのように連絡するのか)
8月に使えるキーワード
- 強い日差し
- 朝顔
- ひまわり
- 夏休み
- 水遊び
- 夏本番
- 晴れ渡る青空
夏祭りの遊びは保育園の夏祭り。保育士が知りたいゲーム出し物、景品のアイデアをご覧ください。
9月
新学期が始まります。
久しぶりに会った子ども達の顔つきが変わったこと、 夏休みの楽しかった思い出をたくさんお話してくれることなどを書いてみましょう。
また、2学期は運動会や発表会など子ども達の成長をたくさん見てもらえる行事がたくさんあることも伝えると保護者も楽しみに出来ますね。
10月の運動会の練習が始まる場合は、着替えを多く用意してもらう事や、普段より睡眠の時間を多くとってもらえるよう伝えましょう。
文章の最後は!!
『2学期もよろしくお願いします。』
と一言つけておくと丁寧でしょう。
9月に使えるキーワード
- 残暑
- 秋の気配
- 秋の匂い
- 秋の訪れ
- 心地の良い風
- 季節の移り変わり
9月の参考文例
※上記は例文です。
10月
運動会の練習も本格的になってきたこと、ここまでの子ども達の変化も書いてみましょう。
年長さんでは組体操を行う園もありますね。
組体操の練習では、はじめは「重たい…」と涙を流す子もいましたが、お友達同士で励ましあい、今では「かっこいい姿をお父さん、お母さんに見てもらいたい!」と張り切って練習に取り組んでくれています!
このように練習中のエピソードや、子ども達の成長を感じられるお話を入れると当日の保護者の感動もひとしおです。
また、10月はハロウィンの行事もありますね。
仮装や園にお菓子を持ち込むことへの規定は、園によってさまざまです。
ここできちんとルールを書いておくとよいですね。
10月に使えるキーワード
- 秋
- 落ち葉
- 木の実
- 虫の声
- 涼しさ
- 秋晴れ
- 清々しい
- 日が短い
10月の出し物は【これは鉄板】保育園のハロウィンを盛り上げる人気の出し物をご覧ください。
11月
運動会が終わり、今度はお遊戯会や発表会の練習が始まります。
運動会での子ども達の成長に保育者が感動したこと、発表会への子ども達の意気込みなどを書くと良いでしょう。
お芋掘りや、ぶどう狩り、秋ならではの行事もたくさんありますね。
家庭では普段見ることの出来ない子どもの様子を保護者は楽しみにしています。
11月に使えるキーワード
- 晩秋
- 風が冷たい
- 元気
- 木枯らし
- 自然
- まつぼっくり
- どんぐり
12月
クリスマスが近づき、子ども達もサンタクロースを楽しみにしていること、園でもクリスマス会を行うこと、毎日お部屋からはクリスマスソングを歌う子ども達の声があふれていることなども書けますね。
夏休み同様、冬休みのお約束も書いておくと良いでしょう。
文末には
今年も1年間お世話になりました。来年もよろしくお願いします。
良いお年をお過ごしください。
という言葉で保護者に感謝の気持ちを伝えましょう。
12月に使えるキーワード
- 冬
- 北風
- 白い息
- 今年最後
- サンタクロース
- クリスマスツリー
- 楽しみ
クリスマスは保育の体験談。クリスマスならコレ!シアターの題材アイデアをご覧ください。
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保育園クラスだよりの締めの文例
最後の締めは上の参考文例にもあるように
- 『今年(今月)もよろしくお願いします。』
- 『○○(行事)の練習を頑張っていますので、本番を楽しみにしていてくださいね。』
風邪などが流行している時期には
『体調管理にも気を付け、毎日元気に登園できると良いですね。』
など、保護者に向けたメッセージを一文添えると書きやすいです。
またー
- 『~ですね。』
- 『~してくださいね。』
- 『~しましょうね。』
と語尾に『ね』を付けると優しい印象になります。
園によっては、記号や絵文字などを使うことを禁止されているところもあるので、語尾や言い回しを優しくすることで保護者からの印象も変わりますよ。
幼児、乳児クラス別おたより作成のコツ
~幼児クラス向け~
おたより作成のコツ
幼児クラスの子ども達はお話もとても上手で、降園後保護者に保育園であったことをお話する子どもも多くいます。
また、クラスだよりを通して親と子のコミュニケーションを取れるよう配慮して書けると良いですね。
例えばー
※上記は例文です。
このように書けば、家庭でも親子の会話が弾むことでしょう。
また、親としても子どもが保育園でどのように過ごしているのかが気になります。
ただ「元気でした」「お外で遊んでいました」だけではつまらないクラスだよりで保護者も読む気になりません。
『寒さに負けず、お外では他のクラスのお友達も一緒に鬼ごっこをして元気に遊んでいたり、お砂場ではみんなで協力して大きなお城作りをしたりして楽しむ様子が見られました。』
このように具体的に書けば、保育園では今どんな遊びが流行っているのかがよく分かりますよね。
書き出し文例
5月
※上記は例文です。
12月
※上記は例文です。
2月
※上記は例文です。
~乳児クラス向け~
おたより作成のコツ
幼児クラスと異なり、まだ上手にお話が出来ない子どもが多いです。
保護者にとってはクラスだよりが子どもの様子を知る貴重な手段です。
幼児クラスと同様、詳しく保護者がその時の状況を思いえがけるように書けると良いですね。
また、乳児に起こりやすい病気や、子育てに悩む保護者へ向けてのアドバイスなどもあると良いです。
また、この年齢の子ども達は月齢に追ってだいぶ個人差があります。
ようやく歩けるようになった子もいれば、元気に走り回ってお話も上手にする子も様々です。
保護者の中にはー
- 「うちの子、あんよが遅くて…」
- 「言葉が出なくて…」
ーと悩む人も多いので、不安を煽るような書き方はしないようにしましょう。
書き出し文例
11月
※上記は例文です。
8月
※上記は例文です。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。