保育園で七五三。年齢別の千歳袋の制作。園児に意味を伝えよう!

このコンテンツでは下記の方が対象です。

七五三を始めた迎える新人保育士さん

対象者の方は続きをお読みください。

保育士の今出川麗子です。

このコンテンツでは下記の方が対象です。

  • 七五三を始めた迎える新人保育士さん

対象者は続きをお読みください。

七五三は子どもの成長を感じる大切な行事です。

そしてその七五三に欠かせないのが千歳袋です!

今回は子ども達の成長をお祝いする為にも素敵な千歳袋を作りましょう。

また、七五三がどんな日なのか、どんな願いが込められているのかもしっかり伝えていきましょう。

保育園の七五三。年齢別。千歳袋の制作方法

ここでは保育園で作る早速千歳袋の制作方法から紹介していきます。

年齢別に適した千歳袋は違うので、年齢別に見ていきましょう。

0、1歳児…

本来ならば七五三に関係ない年齢ではありますが、七五三の気分を味わう為にも紹介していきます。

0、1歳児は自分で工作するには少し難しい月齢です。

そこで、ある程度保育士が土台を作った上で子ども達に仕上げをしてもらいましょう。

また、七五三は子どもの成長を祝うものでもあるので、子どもの成長を感じれる様な制作を取り入れていくのがオススメです。

そこで、 子どもの写真を千歳袋に貼り、絵の具を掌に付けて手形を押すのが良いと思います。

成長してから見返し、どれだけ自分が大きくなったかを知る良い機会にもなります。

1歳児の遊びはこれは手応えあり!【体験談】保育の1歳児遊びの種類をご覧ください。

2歳児…

2歳児に月齢が上がったら出来る事が増えてきます。

写真や手形も思い出になるので袋にしっかりと施した上で、 野菜スタンプをそこに押すと可愛い千歳袋が出来ると思います。

絵の具の色や使う野菜は子どもに選ばせて、自分だけのオリジナリティ溢れる千歳袋を制作しましょう。

2歳児の遊びはこれは手応えあり!【体験談】保育の2歳児遊びの種類をご覧ください。

引用元:私立慈童保育園

3、4、5歳児…

幼児クラスになったら、今度はちょっと難しい千歳袋に挑戦してみましょう。

折り紙を使う際にオススメなのが、切り紙の花の装飾です。

好きな色を選ばせて切り花の方法を伝えて、自分で切り花を制作し千歳袋に貼り付けるのです。

華やかで綺麗に仕上がるのでオススメです。

また、 七五三には欠かせない長寿を願う鶴と亀は必ず制作して貼り付けたい所です。

そこで、折り紙で折って貼り付けるのも良いですし、白の絵の具で手形を押して、それを鶴に見立てて首や顔、足を書き足せば良いと思います。

3,4,5歳児の遊びは

をご覧ください。

引用元:小ばと幼稚園ブログ

園児にわかりやすく伝えよう!七五三とは?

子ども達にはしっかりと行事の意味を伝え、行事に込められた願いを理解する事が大切です。

元々七五三は、子供の成長とこれからの健康を願う行事です。

実は七五三は全国で行われていた訳ではなく、関東のみで行われていたものでした。

しかも、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳とお祝いを行っていました。何故七歳、五歳、三歳でお祝いをするかというと、 悲しい理由が隠されていました。

昔の日本は医学が発達していない事に加えて衛生環境が非常に悪く、まだまだ免疫力の低い乳児の死亡率は非常に高かったのです。

三歳になるまでに亡くなってしまう子どもが多く、親は子どもが無事に三歳を迎えられるだけで大喜びをしていたそうです。

そういった背景に加えて、

  • 3歳では言葉を理解する
  • 5歳になれば知恵がどんどんとついていき
  • 7歳では永久歯が生えてくる発育の節目である

この3つの年齢でお祝いをする事になったと言われています。

保育士におすすめの七五三に関する絵本

子どもに七五三を分かりやすく説明する為に用いると良いのが絵本です。

七五三を題材にした物は多くありますから、オススメ理由と合わせて紹介していきます。

「みんなげんきで七五三」作:寺村輝夫…

可愛い猫と熊の絵で子ども達の興味を引く事は勿論ですが、子ども達に成長する喜びを伝えるには適した絵本です。

しかし、大人が読むと子どもの早い成長を感じてちょっと切なくなる話です。

「七・五・三 きょうだい」作:なかえよしを…:寺村輝夫…

今度はそれぞれの年齢の兄弟を題材にした絵本です。

幼い妹を大切に労わる姿が印象的で、子ども達にも自分より年下の存在を慈しみ大切にする事を伝えられると思います。

「七五三のおまいり」作:岡信子…

七五三が何故始まったのか、小さな命が病などで絶えない様にと願った昔の親の気持ちを反映した心温まる絵本です。

最も七五三の始まった理由を分かりやすく的確に説明してくれる絵本です。

※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。