【男性保育士向け】男性が転職してはいけない施設業態とは?

このコンテンツでは下記の方が対象です。

転職を考えている男性保育士さん

対象者の方は続きをお読みください。

保育士の今出川麗子です。

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  • 転職を考えている男性保育士さん

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まだまだ女性社会の保育士業界で男性保育士として活躍されている方々も働いているうちに様々な悩みを抱えてしまいがちですよね。

その悩みから転職を考えている人も多いと思います。

そんな転職について、一緒に考えていきましょう。

男性保育士が転職を決意する3つの瞬間

仕事が忙しい

保育士の仕事と言えば子どもの面倒を見ることですが、 その他にも仕事はたくさんあります。

書類、制作等は勤務時間に終わることがあまりないので残業したり、家に持ち帰ってすることが多くなってしまいます。

おのずと帰宅時間が遅くなってしまったり、休日も家にこもって仕事をしたり…。

そうなってしまうと、転職をしてもっとしっかり休める仕事の方がよいのでは?と考えてしまいます。

そんな時は、まず自分の仕事をしている中で 楽しいことと楽しくないことを整理しましょう。

おそらく、子どもと接しているとき、子どもの成長を感じたときにやりがいを感じているのではないかと思います。

では、 その「楽しいこと」は他の仕事をしたとして、感じることが出来るのでしょうか?

制作物、書類、行事の計画などは子どもたちの笑顔のためにやっていると考えることが出来るのではないでしょうか?楽しいことと辛いこと、天秤にかけてみるのも大切です。

自分は保育士に向いていないのではないかと思ってしまう

子どもと接する仕事がしたくて、一生懸命勉強してついに夢が叶い、保育の現場へ。

そうは言ったものの実際に子どもと接する仕事は 体力的にも精神的にも疲れることが多く、自分がいっぱいいっぱいになってしまう。

本当はもっと広い心で子どもたちを受け止めてあげたいのに心も体も疲れ切ってしまえばなかなかうまくいかないもの。

そんなジレンマを抱えてしまうとつい転職をして人と関わる事が少ない方が向いているのではないかな?と、考えてしまいますね。

きっと、この悩みは一番最初にあたる壁になるでしょう。

そんな時、 周りの先輩保育士がどのようにしているのか見てみるのもよいと思います。 普段見えない部分は直接聞いてみてもよいと思います。

どのようにストレスを発散しているのか。どのような関わり方をするのが子どもにとってもよいのか。

一人で悩んでいても悩みは解決せずに、さらに大きな悩みになってしまう事もあります。

辛いことは口に出して周りに発信しましょう。

ほかの保育士さんはどんな事で悩んでいるのでしょう? 保育士の悩みランキング 先輩から見た後輩から見た悩み をご覧ください。

給料が安い、昇給の見込みがない。

  • おそらくほとんどの男性保育士が一度は悩むことがあるのではないでしょうか?

厚生労働省のデータでは初任給は他業種と比べてもそこまで低くはないものの、 毎年安定して昇給していく同年代に比べて昇給が少なかったり、もしくは全くないという保育園もあるでしょう。

20代の後半になるころには年収ベースでも40,50万くらいは変わってくるのではないでしょうか?

もしかしたら100万円以上の差があることもあります…

ましてや、結婚を考えたときにはこの収入ではやっていけない…!と男性側も女性側も感じてしまい、結婚にブレーキをかけることになってしまいます。

そのまま破局なんてケースも…。

そうなってしまう前に、自分の仕事、給与、待遇など考え直してみましょう。

保育士として働きながらも待遇が良い施設、働き方などもあります!

男性保育士の給料は 男性保育士の給料や結婚~俺ってこの先やっていけるの?~ をご覧ください。

男性保育士が転職するべき施設業態

では、保育士として働きながらも今より良い待遇で働くにはどうすればよいのでしょうか?

その施設ごとの特色から考える、働きやすい施設業態を考えていきましょう。

オススメの施設

公立の認可保育園で働く

一番のお勧めは公立の認可保育園で働くことです。

公立なので運営は自治体が行っていますし、待遇も 自治体の公務員と同等の扱いを受けることが出来ます。

年収も安定していて賞与もあります。

ただ、 良いことばかりではありません。

公立保育士になると特定の保育園の保育士ではなく、その地方の保育士としての 就職 になりますので数年毎にその自治体内の保育園に異動することがあります。

また、保育士が働くのは保育園だけではありません。

児童相談所、障害児入所施設、自立支援センターなどの関係機関に配属されてしまう事もあります。

保育士として子どもと関わりたい、という方でしたら問題ありませんが、保育園で働きたい!という方には難しい問題になります。

ましてや特定の保育園で長く働きたい場合にはお勧めできません。

また、就職試験も自治体によって行われます。その試験に合格することで「自治体の保育士」として登録されます。

試験内容も1次試験、2次試験とありますし、待遇の良い保育士ということで非常に人気があるので狭き門となっています。

就職試験の詳細は 保育士の採用試験。公立私立の違い。実技試験のポイント をご覧ください。

入所型の施設で働く

障害児施設や養護施設、自立支援施設等、子どもたちが生活する入所施設で働くという選択肢もあります。

地域や各施設によって待遇は変わるので一概に良いとは言えませんが、入所施設の場合は夜勤等の勤務があるため、その分夜勤手当がつきます。

また、求人の給与は少ないかもしれませんが、賞与が多く出たり昇給が普通の保育園より多かったりと、 求人票からは読み取れない部分での待遇が良い場合もあります。

そのような性質から、女性の多い職場ではありますが、多少男性スタッフがいるところが多く、施設の整備としても男性が働きやすいようになっていることが多いです。

こういうことを知ったうえで求人を探しましょう!
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おすすめできない施設

認可外保育園

場所にもよりますが、認可外保育園は子どもの人数が安定せずに、急に増えたり減ったりすることがあります。

理由として待機児童が多くいる場合は、年度が変わるタイミングで認可保育園に入ることもがいると児童数が減ってしまいます。

減ってしまうと保育士の給料が減ってしまったり、最悪の場合保育園自体を閉めることになります。

待機児童解消のために認可保育園が増えてきている今、安定した収入を得たい場合の認可外保育園への就職、転職はあまりお勧めできません。

また、これは認可保育園にも言えることではありますが、 女性が主体の施設なので男性用の更衣室がない、という保育園も多々あります。

その場合、物置にロッカーを置いて更衣室代わりにしたり、カーテンで仕切りを作って簡易的な更衣室を用意してもらえることもありますが、女性の様にしっかりとした更衣室の待遇は得られませんので注意が必要です。

男性が転職するなら何歳までに?

様々な理由で転職を考えている男性保育士の方は多いと思います。では、いつまでに転職するのが良いのでしょうか?

他業界に転職する場合は30までには転職しておきたいところです。 全く別の仕事内容を覚えるのは想像以上に苦労するものです。

しかし同業種、保育士として転職する場合にはいつでも良いと思います。

保育士は業績が数字で表されることがありません。

なので数字としてその人を評価することが出来ない分、評価するのは勤続年数であったり担任を持っているかどうか、複数名の担任のリーダーをしたとか行事の統括を行ったなどの実績が十分にあるかどうかがその人の価値を示すものになります。

そのような実績を積み重ねて転職したい理由が明確にある場合はいつ転職しても遅いということはなく、 逆に主任保育士としての転職、園長候補など、キャリアアップによる転職も可能でしょう。

キャリアアップについては 保育士からキャリアアップ。主任保育士、園長になるには? をご覧ください。

男性保育士の異業種への転職

これまで保育士として働いてきた男性にとって別の業種に転職するのはとても苦労します。

保育園は基本的に子どもの活動毎に仕事が決められ、何をやるのか決められることが多いのですが、他業種の中にはすべて自分の中でスケジュールを組んで仕事を行うものもあります。

いくら地道に頑張っても数字として表れなければ評価してもらえない場合もあります。

自分の中の「仕事」の考え方から変えなえれば新しい仕事についても苦痛の日々を過ごしてしまうでしょう。

男性保育士が同じ園に勤続できるのか?

男性保育士として、同じ園に勤続できるかどうかはその環境によるところが大きいでしょう。

昇給がほとんどなく、年収が変わらない、主任、副園長、園長等各役職のポストが埋まっていて数十年は昇格が見込めない場合は同じ園で勤続することは難しいでしょう。

その様な場合は働きながらも求人情報などを見てタイミングを見計らい、役職候補等の求人に応募してみるのも手かと思います。

逆に、いくつも保育園や児童施設を経営している法人にいる場合、 自分が持つリーダーシップや頑張りが認められると主任や副園長に昇格できる可能性があります。

しかし、多くの人は30歳前後に、やはり結婚を理由に転職しているパターンが多いです。

例えばもともとパソコンが得意な人はIT系の企業に転職したり、介護福祉士、社会福祉士などの福祉関連の資格を取って福祉業界での転職をする人もいます。

このまま保育士として働くうえで収入をどのように上げていけるのか。

自分なりの道を見つけ出すと何を頑張れば良いのか、みえてくるでしょう。

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※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。