保育士が新しい職場に馴染めない 馴染むためのテクニック

このコンテンツでは下記の方が対象です。

今の職場に馴染めない保育士さん

対象者の方は続きをお読みください。

保育士の今出川麗子です。

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  • 今の職場に馴染めない保育士さん

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馴染みやすい職場と馴染めない職場

誰しも得意不得意があります。

また、誰しも好きなタイプの人もいればそうでない人もいます。

ここで言う「馴染みやすい職場と馴染みにくい職場」というのは、あなたにとって馴染みやすいかどうかということで、すべての人に当てはまるかどうかはわかりません。

新しい職場に初めて着任した日、どんなことがあるでしょうか。

温かく迎えてくれる職場もあればそうでない職場もあるようです。

でも、着任したばかりのあなたにできることは、まちがいなく仕事です。

馴染むことばかり考えて、人間関係で逆に悩んでしまったという方もおられます。

確かに、着任して一か月二か月と経っていけば、 女社会ですから、複雑な人間関係も見えてくる でしょう。

人間関係で悩んでいる人は あなたがこれを知らないと保育士の人間関係は悪くなるばかり をご覧ください。

「本当にこの人、保育士?」と疑ってしまいそうな陰湿ないじめや嫌がらせもあります。

ただ、 どんな職業でも陰口を言われたり、なんらかの不満を抱えたりしている人は圧倒的に多い 、ということはわかっておいてほしいです。

このようなことから言えることは、馴染みやすい職場は、仕事に対して真剣な職場、プロだなあって思える保育士さんが多い職場と言えます。

そこで、転職を考えてこれから求職活動をしようと考えておられるあなたに、 どのような職場が馴染みやすいかを判断できるポイント をお教えしましょう。

馴染みやすい職場を判断するポイント

年齢層が高め(長く続けている人が多い)職場を選ぶ保育士経験があるあなたなら、馴染みやすいと思います。

保育園の仕事は園児の成長を助けることです。

その 園の環境や人間関係がよければ、長く勤めている人が多い というのは当然ですね。

5年以上続けている保育士さんが多い職場がいいでしょう。

職員の経験年数などは、職場見学のときあるいは面接のときに確認できます。

求人情報の常連は要注意

どの職種でもそうですが、 いつも求人募集をしている保育園は要注意 です。

どんどん園児が増えているのではなく、どんどん保育士さんが入れ替わる、辞める人が多いということなのです。

そういうところは、上述しましたが、仕事よりも人間関係のことばかりを考えている人が多いところだと言えるでしょう。

人間関係の良い職場に転職したい人は 保育士求人の転職サイト | 募集採用サイト【求人プロ】 をご覧ください。

面接官の態度でチェック

職場のことは、職場訪問や面接でわかります。

そこで、その担当者(採用担当者か園長先生)の態度をチェックしましょう。

園長先生ですから、ピシッとされている方もおられるでしょうが、 高圧的な方や表情がないという方の場合は要注意 です。

いくら仕事に真剣だといっても、ここは保育園ですから、爽やかな笑顔が第一に必要な職場です。

そんな雰囲気を見せない園長先生の下では、人間関係がうまくいくはずがありません。

見学で見抜こう!保育士が転職の際に園見学から分かること。私が気づいたことをご覧ください。

私は態度よかったでしょ
あまり評判は良くないですよ
が~~~ん

早くしかも自然に。馴染むためのテクニック

久しぶりの保育士です。また「先生!」と呼ばれるのです。

張り切っておられることでしょう。

4月からは新しい職場です。

久しぶりの保育の現場です。

ただ、新しい職場環境は何かと不安です。経験者のあなたが「早くしかも自然に。馴染むためのテクニック」をご紹介します。

挨拶は爽やかに

第一印象はどんな場合でも重要です。

着任の挨拶はとても大切です。

緊張してもじもじ…なんてことをしていたら…経験者のあなたはそんなことなないと思いますが、 不安な様子を表に出してはいけません。

第一声「○○ ○○と申します。よろしくお願いします!」 はきはきとあなたらしい自己紹介を心がけましょう。

あなたを温かく見てくれている先輩は、きっと「この人に声をかけていこう」と思ってくれます。

挨拶の詳細は 【ちょぅ~緊張】新卒保育士として初出勤。挨拶や持ち物 をご覧ください。

子どもの名前と顔を早く覚えましょう

保育士や学校の先生は「担任した子どもの名前を3日で覚えろ。」とよく言われます。

一日も早く職場に馴染むには、 子どもの名前と顔を1日も早く覚えるということ です。

なぜでしょうか。

それは先輩たちとの話題にできるからです。

同じ職場にいて話題が少ないと馴染むのが遅くなります。

  • 「○○ちゃんって、しっかり者だけど、ちょっぴり意地悪なところがあるんですね。」
  • 「さすが!そう、よく気が付いたわね!」
という会話になって馴染んでいきます。

主体的な行動は、馴染みを早くする

新しい職場に着任すると、まず入園式の準備というお仕事がやってきます。

そこで活躍するのが「あなたの経験」です。

みんなで取り組むのですから、新人のように、「何をしたらよろしいでしょうか。」という待ちの姿勢ではいけません。

職場環境には馴染んでいませんが、 積極的に自分の役割を果たしていくこと で、周りの人もあなたのことを認めてくれ、馴染むのが早くなります。

名前で呼ぶということ

名前というものは親近感を生みます。

「○○さん!」と 名前を呼ばれると自然とその人に親しみを得てくるもの です。

ぜひ、先輩たちの名前を一日も早く覚えて、「○○さん、これでいいですか。」というように言うようにしましょう。

「これでいいですか」という問いかけより親近感があり、一日でも早く馴染むことができるようになりますよ。

休憩中は、積極的に会話に入るように頑張りましょう

コミュニケーションは馴染めばなんともないことですが、馴染むまでが大変気を遣うものです。

あなた自身の性格にもよりますが、馴染むコツとして、わからないことがあったときに、たいてい「○○についてわからないのですが…」という聞き方をします。

こう聞いてみればコミュニケーションは広がりますよ。

「前の職場では○○については…していたのですが、ここではどうなのでしょう。」という聞き方です。

「ここではこうしているんだけど、そんな方法もあるのか。聞かせて。」というような話の広がりです。 「○○についてどうでしょうか。」「○○です。」という一方通行の会話にしないということ です。

話のネタ、得意なものをもちましょう

話のネタをたくさん持っておくのもいいですね。

社会、経済、スポーツ、芸能など、インターネットの時代ですから多くのことが吸収できると思います。

いろんな趣味やファンの方がおられますので、話題に積極的に入っていくことができます。

また、「先生のピアノお上手ですね。聞こえてきて感心して聞いていましたよ。」「どんなことが得意なの?」と、あなたの今までの保育士経験の話をすることで、認められるところも生まれてきます。

得意分野で頼られる先生になることもできるのです。

例えば、掲示、ダンス、ピアノ、歌などなんでもいいですね。

漫才のネタならたくさんあるんですがね
漫才師?いやいや保育士やがな~~~

一日目から先生!

教室や特別教室などの場所や様子はもちろんのこと、教材や教具などのある場所も1日目からしっかりとチェックです。

園児のために用意をしたいときにも、その用具や道具がどこにあるか右往左往していてはだめですね。

あなたは、一日目からもう園児の先生なのです。

先輩たちに聞くのは3日と考えておくといいでしょう。

自分で把握しておく必要があります。

ダメなところも見せたっていい

最後になりますが、あなたの欠点も馴染むための武器になります。

おっちょこちょいなところがあるのならそういうところが出ても気にしないことです。

新しい職場だからこそ普通にして、 よく見られようとは思わない方がいい でしょう。

気負うことであなたらしさというものがなくなってしまい、近寄りがたい存在になってしまいます。

飲み会などがある職場なら、どんどん」参加して一日も早く馴染めるようにしていきましょう。

飲み会しましょうよ
麗子先生、酔ったらひどいから・・・

転職先にいち早く馴染むメリット

職場であれ学校であれどんな場面でもすぐに馴染めるって大切なことです。

人は、第一印象が大切だと言いますが、その印象をよくすると多くのメリットがあります。

特に保育園では、限られた職場内で、一日に何回となく顔を合わせる方たちですから、就職先でいち早く馴染むことはとても大切なことです。

以下保育園にいち早く馴染むメリットをご紹介します。

職場のルールや習慣がわかる

いくら保育園に過去に務めたことがあるといっても、職場が変われば、その職場には職場のルールや習慣があります。

ほんの一例ですが、朝のお茶出しや休憩時の過ごし方など、職場によって大きく違う場合があります。

その ルールや習慣は、きちんと指導を受けるわけでもなく、暗黙のルールなどになっている場合が多い のです。

職場に早く馴染めばそのようなルールや習慣がよく見えます。

馴染んでいないと、どうしても遠慮がちになってしまいますね。

その分人の動きそのものが見えなくなるのです。

相談のできる先輩の優先順位がつけられる

新しい職場に務めることになったら、最初は園児や保護者のことでいろいろと知りたい、聞きたいことが山のようにあります。

以前から園児や保護者のことをよく知っているのは先輩です。

職場に早く馴染んだら、先輩たちの様子も早くわかり、 自分に合う先輩の優先順位をつけること ができるのです。

「どの先輩が信頼をおける人なのか、どの先輩に聞こうか」という見極めができるのです。

わからないことがわかる

早く馴染まないと「これでいいのかなあ、こうだろう」という不安な中で行動をすることになってしまいます。

保育園の場合は、特に園児に関わることが多いので要注意です。

不安な中でしてしまって「やり直し!」というわけにはなかなかいきません。

早く馴染んでおくことで、誰にでも聞けるというメリットが生まれるのです。

人間関係作り早くできる

以前の職場と違って雰囲気の違う職場に就職した場合、とまどいが生まれます。

そんな時に、職場に早く馴染んでいると、仕事の話をしながらも、早く良好な人間関係が生まれます。

終業時に 「お茶でもどう?」なんて声をかけてくれればチャンス です。

園の様子(仕事や人間関係など)をしっかりと聞いて明日に役立てることができます。

上記で解説したことはできる人にとっては抵抗がないことばかりです。

しかし馴染むのが苦手な人の場合は、コミュニケーションをとるのも一苦労するものです。

少しでも早く職場に馴染むために上記で上げたテクニックを活用してみてください。

※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。