体力がない保育士のダメな習慣。ついついやっている3つのこと

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体力に自信がない保育士さん

対象者の方は続きをお読みください。

保育士の今出川麗子です。

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体力がない保育士のダメな習慣3つ

料理がおろそかになる

保育士は激務ですから、いくらシフト上は退勤して良い時間になってもなかなか時間通りに上がる事は出来ないそうです。

自宅に帰るのが遅くなり、どうしても簡単で早く、労力も殆ど使わない冷凍食品や即席麺などに頼ってしまう事が増えてしまうみたいですね。

その結果、栄養バランスが偏ったり、必要な栄養素を得る事が出来ない体が段々と弱ってしまいます。

趣味の為に睡眠時間を削る

社会人にありがちですが、残業や持ち帰りの仕事が保育士は非常に多いのでなかなか休む事が出来ない所が多いようです。

削れる所を削ろうと睡眠時間を削る人が多いのです。

中には2~3時間睡眠で出勤をする保育士も居るそうです。

大体保育士は次の日が休みでなければ、残業の関係で5時間眠れればいい方なのです。

自分の趣味の時間を仕事の後に取るとなると、かなりのショートスリーパーにならなければいけません。

休みに予定を詰め込んでしまう

保育士にとって休みは貴重な物。

殆どの園が隔週2日の休みを条件にしていますから、幼稚園のように土日両方休みなのはあり得ません。

暦通りに休めるのは確かに嬉しいですが、普段は結局6連勤1日休み程度の間隔です。

休みの日に友達と遊ぶなどのプライベートな予定を詰め込んだり、仕事を詰め込んだりしてゆっくり体を休めていない人が多い傾向にあります。

いくら体力が自慢の保育士でも、こんな調子じゃ体なんて持つ訳ありませんよね。

連勤より私は参勤交代のほうが好きです
はぁ⤵

体力がない=保育士向いてない?

はっきり言うと、 体力がない保育士は苦しい思いをする事になると思うので向いているかいないかで言うと向いていないかもしれません。

毎日外遊びはありますし、雨の日でも室内のホールで跳び箱や鉄棒の練習もしますし、最近は設定保育でリトミックを取り入れている園も増えています。

体を動かす場面はどんどん増えています。

日々の業務もそれに加算されると、毎日5時間~6時間睡眠で週6日働ける覚悟がある人は向いている、と言わざるを得ません。

向いてないかも?と思ったら 私は保育士に向いてない性格、適正。そう思ったら考える事 をご覧ください。

増えてますね!体重・・・・・

年齢を重ねると特にキツい・・・

年と共に保育がきつくなるのは勿論です。

腕白盛りの2歳児になんて当たってしまったら、毎日戦争と言っても過言ではない程、子ども達と駆け回り、プールシーズンなんかは子どもが逃げまわったり、隣の子と喧嘩になるのを止めながら一人で30人を着替えさせなければなりません。

そして部屋での通常保育、設定保育、休職準備、おやつの準備…また、年齢を重ねると自分がクラスでも中心になって指示を出さなければなりません。

どんなにきつくてもいつも現場にはぎりぎりの人数しかいませんから、他の先生に頼る事は出来ません。

ベテランの保育士程、体力がないと辛いと痛感するのではないでしょうか。

シフトがきつい・・・

保育士はシフトが非常に厳しいです。

6時出勤で早く出てきて、大体7.5時間が勤務時間になってはいますが、残業などをしていると簡単に夜の18:00を過ぎてしまうそうです。

主任保育士や他の先輩が帰っていないのに自分だけ帰りづらいというのもありますね。

その時点でほぼ12時間勤務ですが、翌日も8時の朝早い勤務でしたらほぼ自分の時間など取れずに就寝し、翌朝早起きしなければなりません。

また同じ様に先輩が帰らないから帰れない…とサービス残業を行う事となり、再び辛い早起きです。

それだけではなく、殆どの保育園が隔週2日休みの体制を取っているので、 6連勤して一日休みでまた六連勤というのも普通です。

5歳6歳児のクラスがきつい・・・

5~6歳児は園外保育も多く、 お泊り保育や山登り、サッカー大会など体力を使う行事が目白押しです。

更に、小学校に就学した時に体育の授業で困らない為にと鉄棒や跳び箱の練習も頻繁に行われるようになります。

それだけではなく、文字書きや計算の練習、卒業作成、卒業式の歌の練習などもあり、 とにかく大変な年齢です。

外遊びも体力がどんどんついているので、 追いかけっこに付き合うだけで一日の殆どの体力を消耗してしまうのではないでしょう。

担当する子どもの月齢によって体力がどれだけ必要かは変わります。

保育士が体力を維持するうえで大事なことは自己管理だった!

上記では保育士がいかに体力を必要かがご理解いただけたかと思います。

以下では保育士が体力の改善をはかるために行ったほうが良い自己管理です。

睡眠

まず、保育士は一瞬でも「眠たい」や「眠くてぼーっとしてた」なんて状態があってはいけません。

その一瞬の気の緩みが子どもの事故に繋がり、遊具からの転落や噛み付き、叩き合いや突き落としに繋がって、結果取り返しのつかない怪我を負わせてしまうかもしれないのです。

怪我をさせてしまった子どもにも、してしまった加害者の子どもにも嫌な思い出として一生残ってしまいます。

最低でも6時間は眠るようにしましょう。

2~3時間の睡眠では、必ず昼間の保育に支障をきたします。

保育士は体を動かす事は勿論ですが、人間関係もあって気付かない所で沢山神経をすり減らしてしまっています。

そんな気付かない疲れを解消する為にも、しっかりとした睡眠時間を確保して欲しいところです。

栄養バランス

保育士になると帰れる時間がまちまちになる事と、日中の激務の疲れから調理をしたくなくなるとよく耳にします。

栄養バランスが崩れると体力や疲れが回復せず、免疫力も下がって感染症にかかりやすくなってしまいます。(※嘔吐下痢、風邪など) そうならない為にも、

  • 主食(米、雑穀米など)
  • 主菜(魚や肉を隔日摂りながらバランスを取る)
  • 副菜(ほうれん草のおひたしなど野菜のみで構成するようにする)
  • その他のビタミンや必要な栄養素を補う一品(デザート感覚で野菜と果物を合わせたスムージーを作るなども一品です)

このような、 バランスの取れた食事を摂る事が大切です。

食育の詳細は 保育の食育の狙いや目標。楽しい雰囲気で楽しく食べるために をご覧ください。

感染症対策

感染対策は非常に大切です。

信じられないかもしれませんが、 子どもの持っている菌が大人に移る事だって十分にあり得るのです。

0歳児の乳児からウイルス性胃腸炎を感染した保育士もいる程です。

保育士は十分に感染対策を行うべきです。

  • 保育室に加湿器を置く
  • マスクを装着する
  • 外遊びの後にうがい、手洗いを徹底する
  • インフルエンザの予防注射は必ずしておく
  • 休みの日は必ず体を休めて体力を回復させておく

子どもと顔を合わせない為、マスクは良くないと言われていますが、絵本を読む時や真剣な話をする時は取り、外遊びなどの場面で付けるようにメリハリをつけていれば大丈夫でしょう。

保育士の体力作りオススメ3選

自己管理をはかりつつ体力作りも並行するようにしましょう。

子どもと駆けっこ

これは定番です。

子どもを追いかけるだけで、子どもは喜んで逃げますし、信頼関係を作る傍らで体力作りをしましょう。

外遊びは毎日の事ですから、これだけでもかなりの運動になります。

通勤は歩いて

少し前に流行った、 『一駅歩こう運動』 です。

自分の保育園の最寄りの駅よりも一駅前に降りて歩く事で、「今から仕事なんだ!」と気持ちを切り替える時間にもなりますし、歩く事で体力作りにもなります。

どうしても車で登園しなければならない場合は、

仕事を終えて 夜の30分だけ歩く時間と決めて、 近所を歩いてみるのもいいですね。

保育室掃除を頑張る

子どもが退園してから教室ががらがらになって、ようやく保育室の掃除が出来ます。

掃除もいつもより気合いを入れて行いましょう。

保育室も綺麗になりますし、掃除は体を激しく動かしますからかなりの体力付けに効果を発揮してくれます。

私の家を園長先生掃除してください
掃除苦手なの?
法事は苦手です
はい、それ法事ね

体力自慢は転職や就職のときに強みになる?

体力がある先生であれば、どの月齢の子どものクラスを任せても安心だと園からは頼もしく思われます。

また、行事の準備や普段の設定保育でも体力があるのを活かして子どものストレスを発散させる事の出来るようなものを期待される事もあります。

転職時も同じで、転職する保育士を採用するのは大体欠員が出た為なので、 どのクラスでもやっていけそうな体力のある保育士は頼もしく思われます。

また、 体力がある=免疫力も強そうで、風邪なども引かず業務を頑張ってくれそうと期待されます。

体力がない人向きの職場

保育士である限り体力的な負担が楽な職場はそんなにありませんが、月齢が低い子どものクラスはお昼寝があります。

そのお昼寝の時間に暫しクラス担任同士で話し合いを行ったりしてリフレッシュをします。

オススメは0歳~2歳クラスです。

また、児童養護施設などの施設系は午前中、子どもが学校に行っています。

夜勤時は子どもの就寝を見て回るだけでいいので、楽な時間もあります。

施設系職員の夜勤専門職になる事も手の一つかもしれません。

待遇より体力を使わない求人を探したい人は 保育士求人プロ をご覧ください。

※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。