【障害児保育】児童発達支援施設の求人。おすすめ探し方など
保育士の今出川麗子です。
このコンテンツでは下記の方が対象です。
- 児童発達支援施設求人のことを知りたい保育士さん
対象者は続きをお読みください。
障害をもった子どもにかかわる仕事がしたい!
最近の福祉業界はどうなっているの?
これまで、障害をもった子どもたちを地域で受け入れる受け皿が少なく、障害をもった子どもは地域から孤立する傾向がありました。
この法改正をきっかけに、身近な地域で支援が受けられるよう、施設、事業所が障害児の状態に応じて柔軟に対応できるしくみが整えられるようになりました。
現在は、 児童発達支援施設 という名称で、地域の中で障害をもった就学前の子どもたちが受け入れられるよう、受け皿が整えられるようになってきました。
また、量的拡大を図るということで、社会福祉法人だけでなく、NPO法人、株式会社等も障害児の事業に参入するようになってきています。
法改正されてまだ間もないため、まだまだ支援のための知識、経験、情報、研修等が不足している施設も多いようです。
児童発達支援施設と、放課後等デイサービス、具体的に何が違うの?
児童発達支援施設は、 就学前の障害をもった子供たち を対象にした施設です。
一方 放課後等デイサービスは、学童期の子どもたち の放課後過ごす場を提供する施設です。
就学前の子どもたちだけを対象に、児童発達支援施設のみを運営している事業所もあれば、学童児の放課後等デイサービスのみを扱っている事業所、その両方を扱っている事業所等、様々です。
体験談
児童発達支援の子どもたちが帰った後、大急ぎで今度は学童期の子どもたちの受け入れ準備、受け入れ…と職員は二つをこなしていました。
実際、学童期の子どもたちのニーズが高く、放課後等デイサービスの量的拡大が著しい、という現状があります。
幼児期の子どもたちへのかかわりを希望して就職したのに、実際は学童期の子どもたちの担当になってしまった、 ということもあり得ます。
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実際の仕事内容は?
発達支援施設のある一日
9:00 | 出勤 登園受け入れの準備、環境整備。 |
---|---|
9:20 | 朝礼 |
9:30 | 登園 持ち物の整理、排泄、自由遊び。 |
10:15 | お片付け、朝の会。 |
10:45 | お散歩 近くの公園まであるいて散歩に出かけます。 |
12:00 | 手洗い、お弁当。 |
12:30 | 排泄、持ち物の片づけ、自由遊び。 |
13:15 | 片づけ、帰りの会 絵本、お帰りの歌を歌ってお母さんを待ちます。 |
13:30 | 降園 |
保育士資格のほかに持っているとよい資格
- 現在、児童発達支援施設で指導員という形で働けば、特に必要な資格はありません。
保育士の資格がなくても 働くことができます。
しかし実際、障害をもった子どもたちへの対応は専門的、個別的支援が必要です。
- 介護福祉士
- 社会福祉士
- 言語聴覚士
- 理学・作業療法士
- 音楽療法士
ー等、臨床心理士等の専門的知識をもった専門家が、施設に入って指導、助言を行っています。
保育士の資格をもっていれば、子どもの発達を知っている専門家として、専門的知識を求められますので、まずは保育士としての自分のスキルを磨く必要があります。
新卒保育士でも目指せるの?
ただ、障害をもった子どもたちは、一人ひとり障害の種類や程度が異なり、子どもに合わせた専門的、個別的なかかわりが求められます。
児童発達支援施設はボランティアを募集しているところもありますので、 学生時代に障害をもった子どもたちとかかわる機会を設け、自分なりに知識や経験を積んでおかれることをおすすめします。
児童発達支援の求人は多い?募集頻度は?児童発達支援施設。おすすめの探し方
求人の募集について
児童発達支援施設の数自体がそれほど多くありませんから、求人も保育園に比べて少ないと思います。
募集は新年度の4月に向けてが一番多いと思いますが、年度途中に欠員が出たり、新規施設がオープンしたりすることもあります。
児童発達支援施設。おすすめの探し方
児童発達支援事業はまだ始まってから間もないこともあり、施設によって、やり方が大きく異なります。
ハローワークや一般の求人誌、福祉人材センター等で求人が出ていますが、就職を決める前に、ぜひ、どんな方針で行っているか、見学に行かれることをお勧めします。
ハローワーク等の公の場では求人が出ていなくても、各施設のホームページ等で、求人を載せていることもあります。
あらかじめ、自分が働きたい市にどんな児童発達支援施設があるかを調べておき、その施設のホームページ等をチェックしておかれることをおすすめします。
興味を持った施設にボランティアに行ったり、見学に行ったりしておけば、今は募集がなくても、欠員が出た時に声をかけてもらえる可能性もあります。
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※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。