新設保育園の求人は不安だらけ?デメリットメリット教えます
保育士の今出川麗子です。
このコンテンツでは下記の方が対象です。
- 新設保育園のデメリットメリットを知りたい方
対象者は続きをお読みください。
新設保育園の求人は魅力的ですね。
0から全てを作り上げるのは中々体験できるものではありません。
- 新設保育園のメリットデメリット
- 魅力的な新設保育園を選ぶポイント
- 新設保育園の求人が多くなる時期
- 私の体験談
転職方法や年収が上がる施設のことは記事終わりから
新設保育園のメリットデメリット
【メリット】
新設保育園で働きたいと思う人は少なくありません。
ではメリットとデメリットを比較したときにどちらのほうが大きいのでしょうか。
以下では新設保育園の3つのメリットデメリットをお伝えします。
人間関係
保育士歴に勿論差はありますが、新設保育園は皆横一列でスタートする事が出来、勤め続ければ古株にもなりやすいでしょう。
ほとんどの場合初対面の先生同士が集まるので、 人間関係も一から構成出来る為いじめなどの陰湿な嫌がらせを受ける事もないに等しいと言えます。
人間関係で悩んで一からやり直したいと思う人は、一度新設の保育園に飛び込んでみるのもいいかもしれません。
人間関係の詳細は あなたがこれを知らないと保育士の人間関係は悪くなるばかり をご覧ください。
施設が綺麗
やはり自分が勤務する建物が綺麗だとやる気も出ますし嬉しいですよね。
新しい建物ですから、施設も最新鋭の物が多いと思います。
立て付けの悪いロッカーで苦戦する事も、開ける時にコツを掴まなければいけないなんて面倒くさい事もありません。
行事などを一から構成できる
保育園はついつい同じ事を繰り返す傾向にあり、過去の出し物を参考にしたり、つい形式ばった行事になりがちです。
しかし 新設の保育園であれば最初の行事ですから、行事の基盤から作る事が出来ます。
自分達の好きに、ふんだんに近代化した雰囲気を盛り込めますし、やりたい事をどんどんチャレンジするチャンスでもあります。
【デメリット】
派遣ばかりになる
保育園は認可保育園で国から援助を受けていても、 ほとんど経営が苦しい所ばかりです。
新設の保育園と言っても正社員として雇うのは主任保育士やベテラン2~3人のみで、他の保育士は派遣やパートとして雇う場合が多いそうです。
多忙過ぎる
新設の保育園はとにかく多忙である事が挙げられます。
一から何でも決めても良いという事は、逆を返せば全て自分達が決めてしまわなければいけないのです。
園庭や玄関が寂しければ自分達で大量の苗を植えて花を一から育てなければいけませんし、行事物の園の装飾を一から行わなければならない為、大量の大型制作物が発生します。
新設の職員は年功序列に決まりがち
新設だからと言って人間関係が全て良いとは限りません。
そこに新しく来た年上の先生の雰囲気で人間関係は大きく左右されます。
やはり保育士は年功序列ですから、基本的に年上の人の保育方針に従うのが暗黙の了解です。
新設だからと若い保育士が好き勝手していると、それを快く思わない年配の保育士にいじめられてしまう事だってあり得るのです。
魅力的な新設保育園を選ぶポイント
どうせ転職をするなら素敵な園を選びたいものです。
福利厚生
新設の保育園はとにかく人を集める為に、好条件・高待遇で募集をかけている所が多いでしょう。
新設保育園を選ぶ時には、福利厚生を見比べてから決めると失敗が少ないと考えられます。
園によって手当の額も変わってくるので、面倒だと敬遠せずにきちんと細かい数字まで必ず確認しましょう。
園の規模
新設の保育園でも近隣とのトラブルや問題を抱えて閉園してしまったりする事もあります。
折角勤めるなら長く勤めたいですよね。
そこで出てくるのが 園の規模 です。
系列の保育園なんかは〇〇会や、〇〇グループなどと求人票に書かれています。
そういった大規模な保育園でしたら潰れる心配も少ないですし、 もしも合わないと感じたら系列園での転勤も可能な所が多いので安心できますね。
休日
新設保育園は条件を良くする為に、 最近では保育士を増員し休みを増やしてくれます。
休日の数も重要な決め手の一つになりますよね。
同じ給料ならなるべく休みが多い所がいい人が多い筈です。
休日の日数も必ず確認するようにしておきましょう。
保育理念に共感できるか
新設保育園はなるべく保育理念に近付けようと、積み重ねる努力を行います。
保育士への指導もその一つで、保育理念を一丸となって目指して欲しいと徹底されます。
最初から保育理念になかなか共感できない園に行くと辛いのではないでしょう。
新設保育園の求人が多くなる時期
新設の保育園は、4月から全ての所がスタートする訳ではありません。
完成してスタッフが集まった時がスタートの時期です。
なるべく多く集めたいと、園がスタートする時期に合わせて求人サイトに非公開求人として依頼をします。
新設保育園は完成のパターンが様々ですから、一律にいつとは言えないので細かく転職サイトを覗き、職員の方に良い求人が入ったらすぐに情報を貰えるように登録しておきましょう。
最新の情報を収集したい人は 保育士求人プロ に登録ください。
私の体験談
そのような点でいうと、ただ働いているよりもコミュニケーションをとる必要があり、 必然的に会話が増えるので、普通の保育園よりは人間関係の構築は簡単だと思います。
初対面の人同士で不安なのはみんな一緒なので、自分から積極的に話しかけていってコミュニケーションを図ることで、自分の働きやすい環境を構築することが出来ます。
ただ、 すべての職員が不慣れな場合もあるので、試行錯誤しながら使っていかなければならない場合もあります。
私が入ったところはお昼寝のお部屋が風通しが悪く、夏場に熱がこもってしまうのでみんなで試行錯誤しながら熱を逃がす方法を考えていました。
また、午睡の部屋と子ども用トイレが近かったため、午睡時間の途中で起きた子どもがトイレに行って流した音で他の子が起きてしまう事もありました。
また、普通の保育園では兄弟、姉妹関係で子どもが入園してくるため、ある程度慣れている保護者の方も多いですが、新設の場合はそれがないため、 すべて1から伝えることになります。
保護者の方も慣れるまで時間がかかることが多いですね。
例えば、行事を行うときも、初めの年は過去のデータがない分、「このくらいの時間配分」「このような企画」という目安が取りづらいので、まずやってみなければなりません。
私は2年間いましたが、 やはり「来年はもっとこうした方がよい」等の意見がたくさん出ていました。
その様な体制に対して、「自分たちで作り上げていくのが楽しい」と感じている人もいれば、「体制がしっかりしていない」ととらえてしまう人もいました。
なので、 決められたやり方に則って仕事がしたい人にとっては新設保育園で働くのは難しいことでしょう。
私が勤めた保育園の場合は、入ってきた子どものアレルギー項目が多く、別のテーブルで食べる配慮をしたのですが、スペースが十分に取れなかったために時間を少しずらして食べるなどの配慮を行いました。
それは、後でサイズの違うテーブルを買うことで解消されましたが、その様な思ってもないところで困ってしまう事があります。
転職したい・・・なら保育士求人転職プロへ※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。