【合格する為に】保育士の作文対策。頻出のテーマ書き方や例文
保育士の今出川麗子です。
このコンテンツでは下記の方が対象です。
- 就職試験の作文対策をしたい学生
対象者は続きをお読みください。
合格するための保育士の作文を採用担当者はどこを見ているのか?
保育士の採用にあたっては、私立の場合にはその試験内容は園によって異なります。
面接が主となりますが、筆記試験や実技、作文などを実施している園もあります。ここでご紹介する
作文は、一般常識的な書く力として保育士の能力を図ることができるもの
です。
保育士は実際に園児相手の重労働の仕事と言えますが、
- あなたの保育に対する思いや園児への接し方、そして保護者対応などに至るまでを園長先生をはじめとする採用に関わる方が知りたいのです。
保育士の作文のポイント
書き方
文体、句読点、ていねいな文字については、教育者としてきちんと書かなければいけません。
保護者あてのたよりも多く、いくらパソコンで打つ機会が多いとはいえ、基本的な書き方はできていなければなりません。
ポイント!!
また、「起・承・転・結」についても保育士の作文では意識してほしいところです。
作文を作成するうえで気を付けること
一般的な作文のポイントは後述しますが、保育士の採用試験における作文で気を付けたいポイントがあります。
どんなテーマであっても以下の4点については触れてください。
園児と保護者への思いを
- 園児をどう育てたいのか
- 保護者と良好な関係を作っていくために大切なことは何かをあなたはどう考えているのか
を作文の中に入れることが重要です。
ポイント!!
本来のテーマからかけ離れたものになってはいけませんが、保育士の採用試験ですから 園児と保護者のことを組み入れなければなりません。
あなたらしさを
- 「自分らしさ」
- 「自分の生き様」
が大切です。 今まで自分が生きてきた中で、何を学んできたのか、感じてきたのか、そして、それを園でどう生かしていくのかということ です。
園の特徴を
採用前に読んでおく園の理念というものをしっかりと組み入れましょう。
- 小規模園でのきめ細かい保育を重視しているのか
- 大規模園で英語教育を重視しているのか
- 体力づくりに重きをおいているのか
ーなどです。
年中行事に特徴のある園ならば、そのことにも触れるといいでしょう。
常識あるあなたを
社会人としての基本的な知識や構えができているか、常識というものをわかっているかが判断されます。作文の上で重要なことは、 あなたの社会人としての決意を書き入れること です。
ポイント!!
保育士、あるいは教育者として、文章表現や誤字・脱字はあってはなりません。正しい文章を書くことは保育士にとって必須です。読み手のことを考えた文章の読みやすさや丁寧な文字なども大切ですね。
どう考察するべきか
与えられたテーマに対して、あなたはどう考えるのかを中心に書きます。
例:どんな保育士になりたいか
次にその理由を述べます。
次にその根拠を述べます。
最後に、思うような保育士になったとしてあなたに何ができるかを述べましょう。
※上記は例文です。 このような書き方をすることで、読み手が非常に読みやすく、あなたが言いたいことが伝わるのです。
頻出するテーマと課題
作文試験ではテーマが与えられます。
保育士の採用試験ですから保育関連のテーマになります。
- どんな保育士になりたいか
- 保育士になろうとしたきっかけとこれからの豊富
- これからの保育士に求められること
- これまでの経験を保育にどう生かすか
- 保育士不足についてどう思いますか
どのテーマにも保育という言葉が含まれています。 では保育とは何でしょうか。
小学校以上は教育というのに、幼・保育園では保育ですね。
メリット!!
保育は「教え育てる教育」の前段階で「CHILD CARE 乳幼児が健全発達するように教育すること」 なのです。 教育は教育でも、保育は「与えられる教育」という捉え方をするといいでしょう。 (教育は「自ら学ばせる教育」)
違った環境で、 違った育て方で育っている一人一人の園児をどう保育するのか、また、園児の子育てをしている保護者とどうすれば良好な関係作りができるか ということは必ず入れるようにします。
もう一つどうしても入れたいのはー
- 最近の保育士事情です。
作文の例文
『これまでの経験を保育にどう生かすか(500字程度で)』
※上記は例文です。
作文自体を上手く書くためのコツ
ゴールを決め、起承転結をはっきりさせる
一般的な採用試験の作文では、テーマに合うあなたの結論を決めます。 そして、テーマに沿った組み立てを考えます。書き始める前にメモで 組み立て ます。
書き出しを工夫する
読み手を引き付ける工夫です。倒置法や会話 から入ると効果的です。
特技をアピールする
今までのあなたの成長をコンパクトに書きます。その特技が多くの人の支えによって今あるということを 強調 します。
主張に一貫性を持たせる
面接でも同じ事を聞かれるかもしれません。あなたの 一貫性 は大切です。
「思います」は書かない
自信を持って書きましょう。
【体験談】
私の作文対策で行ったこと
書く練習をすることで、私の強みが定まりました。
- 「子どもが大好き」
- 「ピアノは負けない」
- 「接客のアルバイトをして、クレーム対応までしてきた」
という強みを、どんなテーマであろうと書くようにしました。
本番は「保育について思うこと」がテーマでした。
- 「保育士には、園児に発達段階に応じて身に付けさせる責任があること」
- 「ピアノで感受性豊かな子どもに育てること」
- 「保護者の立場に立って対応すること」
を中心に書きました。 「保育園が求めているのは、私だ!」という強い思いで書く ことができ、採用していただきました。 転職したい・・・なら保育士求人転職プロへ
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。