保育士の転職先。保育園以外の転職先。保育園以外で活躍しよう!
保育士の今出川麗子です。
このコンテンツでは下記の方が対象です。
- 保育士の転職先を知りたい保育士さん
対象者は続きをお読みください。
しかし、1度きりの人生です。
保育士という職種は、専門職であり保育士ならではの業務がたくさんあります。保育士として働いていたからこそできる転職先はたくさんあります。
ここでは保育士の転職先としておすすめをご紹介します。
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保育士の転職先 幼稚園教諭
保育士として働いていた際に培ってきた様々な経験を思いきり活用することのできる職種です。
保育士の資格を大学などで取得する際、多くの方が幼稚園教諭1種免許状もしくは幼稚園教諭2種免許状を取得しています。
4年生大学を卒業すれば幼稚園教諭1種免許、2年生短期大学や専門学校などを卒業すれば幼稚園教諭2種免許状を取得することができます。
幼稚園で働くためには保育士資格だけではなく幼稚園教諭免許状が必ず必要ですが、もし保育士資格だけではなく幼稚園教諭の免許状も取得しているのであれば、幼稚園で働くことをおすすめします。
保育の現場から離れたものの、やはりもう一度保育の現場で働きたいと感じる方はたくさんいます
生活と教育の両方の役割を担う保育園に比べて、幼稚園では教育に重きを置いた保育を実施する必要があります。
保育士での経験を生かしながら、幼稚園教諭として子どもと関わってみてはいかがでしょうか。
もし保育士資格のみしか持っておらず幼稚園教諭の免許状を持っていないという場合でも、新たに今から取得することは可能です。
一度保育士資格を取得する際に乳幼児保育について勉強をしている上、実際に保育士として働いていた経験があれば、幼稚園教諭になるための資格の勉強は比較的頭に入っていきやすくスムーズに学ぶことができます。
これからは
幼稚園と保育園の両方の機能を併せ持つ認定こども園が全国的に増えていくため、保育士資格だけではなく幼稚園教諭の資格も取得をしていても決して損はありません。
保育士として在職をしながら幼稚園教諭の資格取得をすることができるプログラムを行っている場合もあるので、今もし幼稚園教諭の免許状を持っていないという方は積極的に取得に向けて勉強することをおすすめします。
勤務体系
基本的に保育園と違って幼稚園は、平日のみ開園をしているので、平日月曜日から金曜日までの出勤が必要になります。
子どもが在園している時間帯は、園にもよりますが一般的にはー
- 8:30頃~13:00頃もしくは8:30頃~15:00頃
ーまでです。
その後ー
- 職員は翌日の準備や行事の用意などを行い、17:00~19:00頃までの間
ーに退勤します。
しかし、近年の幼稚園では園児の獲得のために様々なサービスを行っています。
共働きの家庭が増え、働きながらでも預けることのできる保育所に子どもを預ける家庭が増えているため、公立の幼稚園を中心に閉園もしくは保育所との合併などが全国的に多発しています。
園によっては朝の7:00~夜の20:00まで子供の受け入れサービスを行っていたり、平日だけではなく土曜日や日曜日などの受け入れも行っていたりする園もあります。
そのため、職員は保育所勤務の保育士のようにシフト制度になったり朝や夕方以降の延長保育専門の職員を雇っている場合が多いです。
尚、幼稚園には保育園と違って長期休暇があります。そのため、夏休みや冬休みや春休みのときは交代制で職員の休みがある場合があります。
給料体系
正規雇用の場合、経験年数や園などによっても様々ですが、平均月収約18万円~25万円です。非正規雇用の場合は、平均月収は約14万円~20万円です。
実際に働いてみて・・・
子どもたちと1年間一緒に毎日を過ごすことで、子どもたちの成長を間近で感じながら一緒にたくさんの喜びや楽しさを味わい多くの思い出を共に作っていくことができます。
何年働いていても子どもたちは毎年代わり毎年成長をしていきます。
そのため
子どもたちと関わって行く中で子どもたちから学ばせてもらうことがたくさんあります。
また、保護者の方とのコミュニケーションもとても楽しく、毎年年度終わりには別れが寂しくなります。
更に、幼稚園を卒園後もランドセルを背負って遊びに来てくれる子どもも多く、「大きくなったら先生みたいになりたい」と言ってくれる子どももいて「幼稚園の先生になって良かった」と感じることができます。
保育士の転職先 児童養護施設の職員
児童養護施設には、18歳までの児童が入所しています。
虐待などを受けて家に帰ることのできない子どもたちなどが生活をしている施設の中で、職員は子どもたちの親代わりのような役割を果たします。
児童養護施設には、乳児を除く6歳未満の未就学児も生活をしています。
そのため、保育士資格を所持している場合は、未就学児の担当になる場合が多いです。
保育園で関わってきた子どもたちとは違って、ここで関わる子どもたちは児童養護施設を生活の場として過ごしている子どもたちです。
一人ひとり様々な問題や悩みを抱えながら生活を送っている子どもたちが大半なため、保育を行うだけではなく一人ひとりの心のケアを行う必要があります。
保育士として働いていたときに培った子どもたちの関わり方を活かしながら、指導者というよりかはより家庭的な関わり方をすることが求められています。
関わり方に迷った際は保育士として働いていたときに関わってきた保護者のことを思い出しながら関わってみると、また少し新しい発見があるはずです。
勤務体系
シフト制でシフトによっては泊まり込みで子どもたちと一緒に寝て夜を過ごす場合もあります。
また、平日の日中は子どもたちは幼稚園や保育園に行っていますが夕方には帰ってきます。
そのため、施設内に子どもたちがいる平日の夕方から夜間にかけてや土日祝日などが最も忙しい時間帯です。
夏休みや春休みなどはもちろんのこと冬休みの年末年始の間も施設で過ごす子どもたちが大半です。
給料体系
一般的に正規雇用の場合が多いです。平均月収は約18万円から25万円です。アルバイトやパートの場合の平均時給は約850円から900円です。
実際に働いてみて・・・
児童養護施設には様々な事情を抱えた子どもたちが生活をしています。
そのため、そこで働くということは、ある程度の覚悟が必要だと感じました。
心の傷を負った子どもたちへの関わりは難しく「放っといて」や「うるさい」など暴言を言われ、どのようにコミュニケーションを取れば良いのか迷うことが度々ありました。
しかし、子どもたちとゆっくりと信頼関係を築いていくことで、子どもたちとの距離は少しずつ縮まって行き関わりが深まってくると、子どもたちのことが自分の子どもかのように愛おしく感じることができるようになってきます。
心身ともに負担の大きい仕事ですが、子どもたちの親代わりになることができるので、その分やりがいも大きな仕事です。
引用元: 児童養護施設あおぞら
保育士の転職先 乳児院の職員
乳児院は保育士の転職先としておすすめです。
乳児院には、0歳から2歳児までの子どもが在籍しています。
乳児院は、保護者が離婚をしたり死別をしたり離婚をしたりして、保護者のもとで生活することができなくなった乳児が生活をしている施設です。
乳児院において保育士の職員は絶対的に必要で、重宝されます。
そのため、保育士資格を持っているのであれば乳児院は大変おすすめの転職先です。
乳児院に在籍している子どもたちは、何かしらの心の傷を負っている場合が大半です。
保育園に在籍している乳児と比べると、コミュニケーションが取りにくかったりなかなか信頼関係を築くことができない場合もあります。
しかし、保育園の職員と違って乳児院の職員は、子どもたちの保護者代わりの役目を果たす仕事です。
そのため、責任は重いですが大いにやりがいのある仕事です。
保育園で保育士として働いていた際に見てきた乳児クラスの子どもたちの発達や姿などを思い出しながら一人ひとりの子どもたちと関わることで、より丁寧な関わりをすることができます。
乳児院については 保育士から見た乳児保育。求人は人気?実際の現場は厳しい? をご覧ください。
勤務体系
乳児院は児童養護施設と一緒で、24時間体制年中無休で運営されています。
そのため、乳児院で働く職員はシフト制で勤務を交代で行っています。
中には保護者の元に一時帰宅できる場合もありますが、そうでないケースもたくさんあるためー
年末年始はもちろんのことお盆休みなどの期間も出勤する必要があります。
また、0歳児に関しては夜泣きなども頻繁にあるため、泊まり込みの勤務の際は臨機応変な対応が必要です。
給料体系
乳児院では正規雇用が多いです。
正規雇用の場合の平均月収は約18万円~25万円です。アルバイトやパート勤務の場合は平均時給約850円~800円です。
保育士の転職先 病児保育の職員
保育園に通っている子どもが病気などで体調を崩してしまうと、一般的に保護者は子どもの看病のために保育園を休まなくてはなりません。
しかし…
仕事をどうしても休むことのできないという保護者の代わりに、保育士が家庭に出張し子どもの世話をする仕事が病児保育です。
病児保育は保育士資格が必須ではない場合もありますが、保育士資格を所持していることによって、雇用者にとってはもちろん子どもの保護者にとっても安心してもらうことができます。
病児保育には基本的に2種類のタイプがあります。
- 病気で保育所などに通うことのできない子どものいる家庭に職員が出張して仕事に出ていて不在の保護者の代わりに子どもの看病をするものです。
- 病院などに併設されているタイプであり、事前に会員登録を済ましておくと保育所などに病気が原因で通うことのできない場合、一時利用として子どもの看病をしながら預かるといったサービスです。
ーどちらも病気の子どもの保育を行うことが主な仕事内容です。
そのため、保育園で働いていた経験があれば、体調の優れない子どもへの関わりに迷うことなく適切な対応をすることができます。
保育士として働いていた際に培ってきた手遊びや絵本の読み聞かせなどをするとー
子どもも飽きずに自宅で保護者が帰ってくるまで、お迎えに来るまで安静に過ごすことができます。
また、病児保育では病気で体調を崩している子どもへの援助のため、保育園で働いていた時程の体力は保育士側には必要ありません。
そのため、体力には自信はないが保育士資格を持っているというのであれば、病児保育士として働くことをおすすめします。
ただし
病児保育では病気の子どもを専門的に保育するため、保育士自身の免疫力が弱っているとすぐに病原菌をもらってしまう恐れがあります。
子どもの病気に負けない免疫力を備えておくことがとても大切です
尚、病気の子どもを専門に預かることのできる病院に併設されているタイプの病児保育は、近年大変人気があり特に感染症などが流行する時期などはなかなか利用することができないという現状があります。
そのため、その分求人数も多いため、病児保育に関心のある方は病院に併設されているタイプの園を探してみることをおすすめします。
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勤務体系
会社によって勤務体系はバラバラですが、出張型の病児保育では一般的に年中無休24時間体制で行っている場合が大半です。
依頼者の希望時間帯に合わせて出勤する必要があるので、シフト制で対応をしている場合が多いです。
中には、泊まり込みで保護者が仕事に行かなければならない場合などもあるため、泊まり込みで子どもの看病をする場合も時にはあります。
そのため、基本的には月曜から金曜日までの週5日間連続で出勤をする場合が大半です。
ただし、中には土日祝日に開園している場合や早朝や夜間なども開園している場合もあるため、事前にしっかりと確認をすることをおすすめします。
給料体系
アルバイト雇用の場合は平均時給約900円~1000円です。また、正規雇用の場合は平均月収約19万円~25万円です。ただし、泊まり込みの勤務や深夜出勤の場合などは、会社によっては上乗せで手当てが付く場合があるので、事前に確認をしておくことをおすすめします。
実際に働いてみて・・・
体調の優れない子どもの中には、身体の不調が原因でイライラしていたりストレスを感じていたりする子どももいます。
そのため
最初の内は子どもへの対応に迷うときもありますが、体調が優れない子どもは身体が思うように動かないため不安なのだということを念頭に置いて関われば、対応に困ることなく接することができるようになります。
病児保育は、仕事をどうしても休むことのできない保護者から大変感謝される仕事です。
体調不良の子どもと過ごす時間は、日々の慌ただしさなどを感じることなく時間がゆっくりと流れていて、穏やかに接することができるのも嬉しいところです。
引用元:千葉医療秘書専門学校
保育士の転職先 学童保育の指導員
学童保育では、放課後小学校で過ごす子どもたちに宿題をするように指導したり、遊びを見守ったりする仕事です。
保育士のときに培った遊びや歌などを交えながら子どもたちと関わることができる転職先です。
小学校教諭ではなくあくまでも学童保育の指導員なので、勉強を教えたりする必要はありません。子どもたちと安全に楽しく一緒に過ごすことのできる元保育士の方に、大変おすすめの職種です。
小学校の敷地内に学童保育専門の建物や部屋が併設されている場合が大半ですが、近年では児童館に併設されている場合も増えてきています。
児童館で児童厚生員として働いている場合も、学童保育の担当者として働くことは可能です。
勤務体系
月曜日から金曜日までの週5日間で、時間帯は15:00頃~19:00頃までが一般的です。
祝日などで小学校が休みの場合は、学童保育も休みの場合が大半です。
しかし、夏休みや春休みなどは小学校が休みでも学童保育は開いている場合があるので、確認が必要です。
また…
近年では共働きを行っている家庭も増えてきているため、夜間までの預かりを実施している場合も中にはあります。
その場合はシフト制で勤務交代を行っていきます。
給料体系
学童保育の指導員は、勤務時間が短いこともあり、アルバイトやパート雇用の場合が大半です。平均時給は、約850円~1200円くらいです。
ただし、児童館に併設されている場合は児童厚生員として正規雇用の場合もあります。
正規雇用であれば社会保険などのサポートを受けることができるため、アルバイト雇用に比べると安心して安定的に働くことが可能です。
しかし、児童厚生員は保育士として保育所で働く際よりも更に給与が見込めない場合が大半です。
児童館は保育所のように国からの補助金を受けることができない場合が多いため、給与も少なくなってしまうというのが現状です。
そのため、平均月収は約10万円~12万円のところが多いです。
実際に働いてみて・・・
学童保育では、授業を終えた後の子どもたちと関わるため、教室の中は比較的家庭的な雰囲気があり子どもたちも安心して過ごしている場です。
小学校の先生には甘えられなくても学童保育の指導員には甘えてくるという子どももいます。
そのような子どもの姿は、とても愛らしくこちらまで癒されます。
また、学童保育では子どもたちに教えなくてはならない課題などは特になく、宿題のサポートなどをするだけなので、指導員は事前準備の必要がありません。
参照サイト:ブドウの木
保育士の転職先 ベビーシッター
多くの子どもたちを見る必要のある保育士として働く自信は無いけど、乳児と関わることのできる仕事に就きたいという方に人気なのがベビーシッターです。
ベビーシッターであれば、保育士のように複数の子どもを1人で見る必要はありません
依頼を受けた家庭の乳児の世話をすれば良いので、保育士として働いていたときの経験を生かしながら子どもとゆったりと関わることができます。
勤務体系
依頼者によって変動があります。週に3日の場合もあれば週に6日の場合もあります。また、勤務時間帯も依頼者によって大きく異なり早朝・午前中・午後・深夜など、様々です。
給料体系
直接依頼者に雇用される場合と、仲介業者を間に通すかによって給料は大きく変わってきます。直接雇用された場合の方が給料は高いです。ただし、仲介業者を間に通すことによって仲介手数料は引かれますが、その分トラブルなどを未然に防ぐことができます。
せっかく保育士として働いていた経験があるのですから、その経験を生かさないままでいるのはもったいないです。
再就職をするのであれば、保育士として働いていたときに培ったスキルや力をフルに活用できる転職先に就くことをおすすめします。
次はどんな職場でどのような仕事をしたいのかじっくりと考えた上で、自分に合った再就職先を探し出して下さい。きっと、良い再就職先が見つかるはずです。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。