【ネタに困った方】保育園のお正月遊び。園児に人気の遊び5選
保育士の今出川麗子です。
保育園でのお正月遊びのネタを探している保育士さんへ
- 「何か盛り上がるお正月遊びないかな」
- 「いつもと同じではなく違ったお正月遊びを探している」
このように感じている保育士さんは少なくないでしょう。
保育園でお正月にする遊びで人気の5選をお伝えします。
これで年明けから盛り上がろう!
保育園のお正月遊び 人気5選 盛り上げるコツ
お正月にする遊び1.福笑い
福笑いは、「笑う門には福来る」ということわざにあるように、新年保育園が始まったら笑いであふれる教室にすることで、一年間いいことがありますよ、という遊びです。
江戸時代からあるお正月の遊びです。
そんな日本の伝統的な遊びとして、保育園で福笑いをすると盛り上がりますよ。
2歳も半ばになれば、福笑いの意味は分かります。
人の顔というものに興味をもって、髪の毛、眉、目、鼻、口、耳が顔のどこに位置するかということを把握しているのです。
では、福笑いの遊び方、盛り上げるコツをご紹介します。
【遊び方】
顔の形を紙に書いて目の前に置きます。
目隠しをして顔のパーツ(一つずつ切り抜いたもの)を顔の形を書いた紙の上に一つずつ置いていきます。
勝敗としては、正しく置いた人方が勝ちということになりますが、変わった置き方をして面白い顔を作った方が面白いですね。
【盛り上げるコツ】
基本的には一人が行ってみんなが笑うという遊びですが、ルールは自由に決められます。
- 二人で一つの顔を作りましょう。
- A君は耳と目、口、B君は髪の毛、眉、鼻、眉というようにします。
- 最初にかいてある顔を動物などにしてみましょう。(例:うさぎ、たぬきなど)
お正月にする遊び2.双六
奈良時代に中国から伝わったという歴史のある遊びです。
その頃は、将棋のようだったようですが、サイコロを使って旅や人生を楽しむ「道中双六」などの絵すごろくが江戸時代にお正月に楽しむようになったのです。
このように、 昔からずっと受け継がれて○○ゲームという双六を応用したゲームも出てきています。
【遊び方】
4~5人で遊びます。
スタートにコマを置いて、一人ずつサイコロを振りコマを進めていきます。
昔は、 単に早くゴールした人が勝ちでしたが、最近の双六では、コマが留まったところに書かれている指示に従うようにしてゴールを目指します。
【盛り上げるコツ】
模造紙の大きさの紙に、園児たちで双六を書いていくととても盛り上がります。
2~3歳児ならマスに「絵」を書く、4,5歳児ならマスに「絵と名前」を書くというようにしていくと 「○○ちゃんのマスに止まった!」 という盛り上がり方をします。
また、「にんげんすごろく」として、大きいサイコロを作り、園児がコマになってすすみます。
ノリノリの子どもたち、目は輝きますよ。
お正月にする遊び3.だるまおとし
だるまおとしのだるまは禅宗の祖である達磨大師をモデルに作られたようです。
まただるまは、転んでも起き上がるのでお正月に「今年も嫌なことがあってもがんばるぞ!」という願掛けにしてだるまの片目に墨を入れるようになったのです。
【遊び方】
だるまが落ちないように小槌で一番下から順番に抜いていきます。
1人でも楽しめますし、2人、大人数でも楽しめます。
【盛り上げるコツ】
手作りが盛り上がるでしょう。
直径10cm長さ20cmの円柱状の木をホームセンターで購入し、園児が周りに絵をかきます。
それをホームセンターで5等分に切ってもらいに行きましょう。(無料でしてくれるところが多いです。)
これで出来上がりです。
積み木のようなものを利用すると、だるまではなくなりますが面白いですよ。
お正月にする遊び4.クイズかるた
かるたの歴史の説の一つは「貝覆い」と言われる貴族の間で流行った遊びです。
貝の模様から雄貝と雌貝の片方を探すというやりかたです。
その後貝の片方に上の句を書き、もう片方に下の句を書いた「歌貝」といわれる遊びに発展していったのです。
保育園では文字は必要ありません。
かるたの読み札をクイズにします。
取り札は、花や動物、食べ物などにします。
子ども達の大好きなものをたくさん並べます。
【遊び方】
「鼻の長い大きな動物、なにかな?」と呼んであげます。
「ぞうさん」と言いながら「ぞうさん」の絵がかいてある取り札を園児達は探します。
ぞうさんの絵がかいてある絵札をとります。
かるたという、お正月ならではの遊びを楽しくできる遊びです。
【盛り上げるコツ】
保育園で行うかるた遊びは面白いですよ。
絵札に、園児に自分の顔をかかせます。
同じような顔が並びます。
先生が「Aちゃん」というと、みんなが探し出します。
Aちゃんがどんな顔をかいたのかわからないのに、園児は取るんですよ!
Aちゃんは「違う!」その札を書いた本人のBちゃんは「それ、私のだ!」と言いながら楽しく盛り上がります。
お正月にする遊び5.コマ回し
コマ回しの歴史は、平安時代以前に中国から伝わったようです。
昔は、コマが回る音で占いとして使われていたという説もあります。
何かをくるくると回すという行為は、園児たちは大好きです。
お正月の遊びとして伝統的なコマ回しに挑戦させてあげましょう。
【遊び方】
5歳児になるとお家でコマ回しをしたことのある園児も多いです。
先生はしたことのない子の補助に回って、しっかりと教えてあげましょう。
みんなで楽しく遊ぶためには、芯棒の上部を長めにしたコマを使って手で回します。
両手のひらで芯棒をはさみ、くるっと回すとできます。
【盛り上げるコツ】
狭い範囲でコマとコマを戦わせる「喧嘩ゴマ」で盛り上がりましょう。
お菓子の入っていた20cm×30cmぐらいの缶箱の上のふたを使うのがいいでしょう。
二人で、三人で勝負です。先に止まってしまった方が負けとなります。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。