保育士の悩みランキング。先輩から見た後輩から見た悩み

このコンテンツでは下記の方が対象です。

悩みのある全ての保育士さん

対象者の方は続きをお読みください。

保育士の今出川麗子です。

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  • 悩みのある全ての保育士さん

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保育士をしていると色んな悩みが出てきます。

  • 「私だけなのか」
  • 「どう乗り切ればよいんだろう」

そんな風に感じていませんか?

先輩保育士から見た悩み。私の解決法

先輩保育士悩みランキング1位 「常に受け身の姿勢の後輩の姿」

近年、 常に受け身姿勢の「指示待ち」をしている新人保育士・後輩保育士が増えてきています。

こちらの指示がないと、どのように動けば良いのか分からないのか、そのまま質問や指示を仰いだりすることなく、 ただただその場で待機をしている姿がよく見られます。

私の解決法

保育の現場というものは常に動いていてその時その時に合わせた臨機応変な対応が求められる職場です。

受け身の姿勢のままで保育士の仕事は務まりません。

そのため、そのような後輩保育士がいる場合はまずは「 指示待ちではいけない 」ということをしっかり伝えます。

その後、まずわからなければ指示を仰ぐようにするよう伝えましょう。

その後、指示を仰げば行動できるようになってきたら、次は

自分でどう動くべきかまずは考える 」ように指導をします。

まずは自分で「今何をすべきか」と考えて行動できるよう習慣づけることで、少しずつ自分で判断して行動できるようになっていきます。

そして、少しでも自分で考えて行動できるようになってきたらその都度褒めたり認めたりするように心がけてください。

そうすることで、後輩保育士も自信となり次も頑張ろうと思うことができます。

悩みランキング2位 「敬語の使い方を分かっていない後輩」

「○○っすか?」「これでいい?」 などと、先輩保育士に向けて正しい敬語を使えない

私の解決法

キャリアが上の先輩保育士に向けて友達同士の会話のように、タメ口で話をしたり「○○っす。」などと、中途半端な言葉遣いで会話をしている後輩がいる場合は、 きっちりとした指導が必要です。

いくら年齢が近くても社会人としても保育士としても目上の方にそのような言葉使いをするのは失礼であるということをしっかりと伝えます。

また、 保育士は保護者との会話も大変重要な業務 の1つです。

保護者に対してそのような失礼な言葉使いで話しかけることを防ぐためにも、きっちりと指導する必要があります。

中には、正しい敬語の使い方が分からない後輩もたくさんいるので、気になったらその都度「○○してもいい?じゃなくって○○してもいいですか?です。」などと、言い直すように声をかけましょう。

悩みランキング3位 「社会人として・保育士としての心構えが足りない後輩」

  • 出勤時間に遅刻をしてくる
  • 無断欠勤をする
  • 保育士らしくない派手なファッションなどで出勤する

など

私の解決法

特に新人保育士に多く見られる問題行動ですが、中には 数年の経験がある保育士でもいつまでたっても保育士・社会人としての自覚が足りない という人がいます。

しかし、保育士という仕事は子どもの大切な命を預かる責任の重たい仕事です。

自分の仕事内容に自信と誇りを持って働くことができるようにするためにも、 社会人として・保育士としての心構えをきちんと持つよう 声をかけましょう。

「自分が親の立場になった時、今のあなたのような保育士に自分の大切な子どもを預けたいと思うか?」ということを常に問い続けましょう。

また、遅刻や無断欠勤はどの職場でも許される行為ではありません。

やむを得ない場合を除き、その都度注意をし、遅刻や無断欠勤をしたことで周りにどれだけの迷惑がかかったかということをわかりやすく伝えましょう。

そして、少しずつでも変化が見られたら必ずしっかりと認める声かけをするようにしましょう。

そうすることで、「先輩に気付いてもらえた」と感じ、大きな自信とやりがいを感じることができます。

後輩保育士から見た悩み。私の解決法

悩みランキング1位 「先輩保育士とコミュニケーションが上手く取れない」

どうしても先輩を前にすると委縮してしまい、上手くコミュニケーションが取れない

私の解決法

まずは元気よく挨拶をしっかりとすることから始めましょう。

誰だって自分より年上の先輩に気を使ってしまうのは当然です。

でも、だからといって距離を取り続けていてはいつまでたってもコミュニケーションをとることはできません。

保育の仕事は保育士同士の連携が大変重要な仕事です。

そのため、まずは明るく元気よく挨拶をすることから始め、次に保育内容で困ったことや分からないことなどを相談するようにしましょう。

その際、 先輩保育士の尊敬している部分なども一緒に伝えることで、より一層先輩保育士との距離を縮める ことができます。

悩みランキング2位 「日々の保育内容について」

保育士としての経験が浅い分、 日々の保育のまんねり化や発展不足などで、自分の保育内容に悩み を持っている

私の解決法

保育には正しい正解というものはありません。

そのため、 その時々の子どもたちの姿に合ったものをいかに興味深く子どもたちに提示することができるかが大きなポイント になります。

まずは目の前にいる子ども一人ひとりのことをしっかりと把握することが大切です。

一人ひとりと丁寧に毎日関わっていく中で、どのような援助を必要としているのかが少しずつ見えてきます。

個人としてクラスとしてどのように成長していってもらいたいのかということに観点を置き、 今の目の前の子どもたちに何を伝えたいのかを試行錯誤しながらで構わないので探し出していってください。

そうすることで、必然的に内容の濃い充実した保育を行うことができるようになっていきます。

悩みランキング3位 「保護者との関わり方が難しい」

先輩保育士のように保護者との関係は深くなく、 どのように関係を構築して行けばよいのか分からない。

トラブルが起きないように常に気を使いながら保護者対応をしている。

私の解決法

保護者と良好な関係を築くためには、こまめな「報告・連絡・相談」に尽きます。

保護者は大切な我が子を保育士のことを信頼して預けています。

そのため、その信頼を決して裏切ることなくより一層深めていくことができるようにするためにも、毎日一言でも構わないのでできるだけ保護者の方とコミュニケーションを取りその日あった出来事などを伝えて下さい。

「昨日まではできなかったのに、今日こんなことができるようになりました」など、成長ポイントなどを具体的に伝えたりすると「うちの子どものこともしっかりと見てくれているんだ」と感じてもらうことができ信頼関係をより深めることができます。

そのため、些細なことでも構わないので、 「報告・連絡・相談」 は忘れず行うようにしてください。

保護者対応については 保育士の保護者対応での失敗!保護者との接し方はどうすれば? をご覧ください。

同僚保育士への悩み。私の解決法

悩みランキング1位 「子どもへの関わり方について」

子どもへの関わり方が厳しい・子どもへの注意の仕方が怖いなど

私の解決法

保育園で保育士として働いていると、様々な保育観を持った保育士と一緒に働くことになります。

そのため、保育士によって子どもへの関わり方も違ってきます。

保育理念などに「子どもへ優しく関わる」などと掲げられている場合は、理念に基づいた保育ができていないと注意をしたり声をかけたりしやすいです。

しかし、特にそのような理念が掲げられていない場合は、どうしても注意しにくいのが現実です。

そのため、そのような場合はまずはあなた自身が子どもに対して丁寧に優しく関わり、注意が必要なときも言い方を工夫し 「怖い言い方をしなくても子どもには伝わる」 ということを、同僚保育士に見てもらうようにして下さい。

あなたが穏やかに保育を行っていると、少しずつその同僚保育士にも穏やかな雰囲気が伝染するはずです。

一緒になってイライラしながら子どもと関わるのではなく、逆により一層丁寧に関わる姿をアピールするようにしましょう。

保育観については 【こう考えよう】保育観が合わない保育士と上手くやるポイント をご覧ください。

悩みランキング2位 「片付けなどができない・環境構成が苦手」

片付けや整理整頓が苦手で、保育室が常に散らかっていたり環境構成がいつも整っていないなど

私の解決法

人によって得意・不得意というものはあります。

そのため、もし同僚が片付けや整理整頓などが苦手なのであれば、 どのように片付ければ良いのかその都度ポイント だけでも伝えるようにしましょう。

まずは大まかに片付ける場所などを指示したり用意したりするだけで、その後の整理がしやすくなります。

場合によっては、写真付きや名称付きで箱を用意するだけで、片付けがしやすい保育室に変化していきます。

環境構成に関しても、どのような意図が合ってその机をその場所に置いているのかなどを1つずつ分かりやすく伝えることで、意図を少しずつでも理解することができ、今後の環境構成に役立てることができます。

そのため、片付けが苦手だからと言って諦めるのではなく手立てや手段などを簡単に伝えることをおすすめします。

環境構成については 【体験談】保育室の環境構成で実際にやったビフォーアフター をご覧ください。

悩みランキング3位 「プライベートでの付き合い方」

職場でもプライベートでも仲良くするべきなのか・一定の距離を保つべきなのか

私の解決法

年齢が近かったりすると、保育についてだけではなくプライベートの話でも気の合う同僚保育士もいるかもしれません。

もちろん、せっかく気の合う同僚保育士がいるのであれば、困った時などは支え合うことができますし、お互い気兼ねなく頼り合うこともできます。

そのため、そのような相手がいる場合はぜひ大切にすべきなのですが、くれぐれも 「友達」ではなく「仕事仲間である」 ということを念頭に置きながら付き合いを深めるようにして下さい。

プライベートで仲良くなりすぎると、日々の保育中に私語が多くなってしまったりお互い甘えた関係になってしまいかねません。

そのため、同僚とはあくまでも「仕事仲間である」ということを忘れず、関係を構築するようにしましょう。

新人保育士から見た悩み。私の解決法

悩みランキング1位 「子どもと上手く関われない」

先輩保育士の言うことはしっかりと聞くのに、自分の言うことは聞いてくれない・子ども同士の喧嘩の仲裁に入れない

私の解決法

新人保育士のときに必ず誰もがぶち当たる壁というのが「子どもとの関係」です。

子どもは素直で純粋です。

そのため、どうしても新人保育士に対しては 「何をしても怒らない、優しい自分たちと遊んでくれる先生」 と認識しがちです。

そのため、先輩保育士に対する対応とは違った対応を多くの子どもたちはします。

だからと言って、「どう関われば良いのか分からない」と落ち込む必要は決してありません。

まず保育士となった最初の頃は、クラスをまとめようとすることよりも 子ども一人ひとりとコミュニケーションをとることを最優先に考えて下さい。

子どもたちとたくさん一緒に遊んでたくさん関わって信頼関係を構築していってください。

そうすることで、少しずつ子どもたちにも「この先生の話、面白そうだから一度一生懸命聞いてみよう」という気持ちが芽生え始めます。

上手く関わろうとするのではなく、じっくりゆっくり関わることを念頭に置きながら子どもと一緒にまずは楽しく過ごすようにしましょう。

子供との信頼関係については 【子供・保護者】保育士の信頼関係の築き方。私だけ築けない・・・ をご覧ください。

悩みランキング2位 「思っているような保育ができない」

指導案や週案などに記載した通りの保育が行えない・思っていたような保育に展開できないなど

私の解決法

新人保育士のときは、 どうしても子どもの姿をしっかりと予想しきることは難しいです。

そのため、思っていたように保育が展開していかなかったり、予想していたようなリアクションを得られなかったりします。

しかし、それは新人保育士であれば当たり前のことで、誰もが経験してきた道です。

むしろ、 予想外の方向に保育が進んでいった時にどのように対応するかが、保育士としてとても大切なポイント です。

そのため、保育計画を練る際はもちろん予想される子どもの姿を想像しながら考案しなければなりませんが、万が一予想外の方向に進んでいった場合はどのように対応しようかということまで考えておくことをおすすめします。

事前にいくつものパターンを考え用意しておくことで、いざというときにドタバタすることなく対応することができます。

悩みランキング3位 「敬語の使い方がわからない」

先輩保育士・保護者などとの会話の際、どのような敬語が正しいのかわからない

私の解決法

学生時代と違って、社会人として働く際「敬語」という言葉遣いは大変重要になってきます。

言葉遣い一つで相手に与える印象は大きく異なります。

そのため、できる限り相手に失礼のないように正しい敬語で会話をするように心がける必要があります。

ただし、言葉遣いというものはどうしても習慣です。

そのため、日頃より言葉遣いには十分注意しながら会話をし、「させていただく」「構いません」など、使い方に迷った場合はその日の内に必ず辞書などで調べて確認をするようにしてください。

その日の内に確認をして正しい使い方を知ることができたら翌日より積極的にその言葉遣いをして、自分の言葉として習得するようにしていきましょう。

そういった積み重ねをすることで、知らず知らずの内に少しずつ正しい敬語の知識を身につけることができます。

※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。