保育士の研修。研修内容の種類。適した服装。参加するメリットなど
保育士の今出川麗子です。
このコンテンツでは下記の方が対象です。
- 保育士の研修について知りたい人
対象者は続きをお読みください。
スキルを上げるために随時参加したほうが良い研修。
まあ、それも仕事をしながらだと参加が難しい場合がありますね。
しかし
- リトミック研修
- 絵本の読み聞かせ研修
などがあり、非常に保育士としてのスキルはあがります。
もし時間がない方はこちら 【役立ちます!】保育士がスキルアップする為の資格や講座 をご覧ください。
保育士の研修会とは~必要性や意義~
保育士の外部研修は、基本的に自分の園では触れる事のない考え方・保育方針を扱う場に参加させられる事が多いです。
園内では、自分達の保育が目指す保育方針の元となっている、横峯式や樋口式などの勉強会はよく行われます。
しかし、外部の研修では、保育の現場で必ず必要となる能力を養う、又は取り入れる為にも参加させられる事が多いです。
例えば、子どもが虐待を受けている場合はどんな対処を取るのが正解なのか、児童相談所の方から児童相談所の現状と共に教えて頂いたりします。
子どもの命に関わる事ですから、絶対に外せない項目ですし、その手のプロである児童相談所の職員から話を聞く為に勉強になる事が沢山あります。
他にも、 発達障害を持った子どもとの接し方、言語障害の子どもとの接し方など、障害を持った子どもの症状を少しでも緩和させる事が出来るようにと、一日の大半を共にする保育士に現在は知識を求められる研修もあります。
保育士自身のストレスを緩和する為の研修などもあります。
いかに保育士がストレスを溜めずに保育に取り組んで子どもに安心感を与えられるかなど、保育士の精神面に働きかける研修も増えています。
とにかく保育士の研修は
自分達の仕事で必ずプラスになります。
参加するべきです。
保育士の研修はいつ実施されるの?
実施される時期はまちまちですが、 大体毎月2~3回程園から選ばれた保育士が研修に派遣されています。
実施の時間もバラバラで土日であれば昼~夕方にかけて研修を行う所が殆どです。
平日に行われる研修は保育園が大体終わった後から始まるので、18:00開始という時間帯が多いでしょう。
研修会の主催者は?
研修会の主催者は、 各地域ブロックの保育連盟、施設長、保育園長、〇〇式を確立した先生、精神科医、障害児施設の職員など、それぞれの研修内容に合った人が主催 します。
地元のショッピングモールに併設されているホールを貸し切ったり、それぞれの保育園を貸し切って研修を行います。
保育士の研修内容の種類
保育士の研修の種類は沢山あります。
- 設定保育の強化を目的としたワークショップ
- 気になる子との接し方や保育の場面での適切な援助の方法を教えてくれる講義
- 言語障害が疑われる子どもの判断の仕方
- そうだった場合どうやって保育を行うべきか
最近は発達障害や言語障害の子どもが増え、保育士も対応に困る事が多くなった為研修が増えています。
人気のある研修内容は?
特に人気がある研修は、
- リトミック研修
- 絵本の読み聞かせ研修
- 発達障害の子どもとの接し方の研修
- ワークショップ研修
など、保育現場に直結して役に立つものに人気があります。
特に最近はダンスが中学での必須科目になってきた事で、 保護者からもダンスを取り入れて欲しいという意見が高まっており、リトミックは必須になりつつあります。
リトミックは先生のテーマの取り方、ピアノの技量、子ども達に何を表現し何を思って欲しいのかというはっきりした目標を持って欲しい事もあってかなり難しい分野なので少しでも腕を上げたいと保育士が殺到しています。
読み聞かせについては 子供が【集中】する保育士の絵本の読み聞かせのポイント をご覧ください。
保育士はどんな服装が適している?
それも、サロペットやスカーチョ、ガウチョなどのひらひらした物は動く研修には不向きです。
動く可能性のある研修は、なるべくスキニージーンズなど動きやすい身軽な恰好で臨む様にしましょう。
座学の場合は基本的にどんな格好でも良いですが、夏はなるべく肌を露出せずに床でコツコツ言わない様にヒールは避けましょう。
冬は室内でコートや羽織をしていると失礼になりますから、室内でも一枚で温かいセーターなどを着ておきましょう。
勿論地味な柄・色のものにしましょう。
プライベートでも行くべき?
プライベート参加となると参加費用が発生したり、それこそ保育園の勤務時間でも都合は付けてもらえないので、仕事を休んだり休みの日に参加する事になります。
研修報告も園にはする必要がないので、自分の興味ある分野を選んで自由に気楽に参加できます。
興味ある事にはどんどん参加して視野を広げていきましょう。
研修報告書の書き方については【例文あり】保育士の研修報告書。書き方や書くときのルールをご覧ください。
研修会に参加させない園ってある?
仕事の時間を割いて研修に参加させ、研修の参加費用・交通費も全て保育園持ちなのです。
経営が辛い保育園からしてみたら、研修に保育士を参加させる余裕は殆どありません。
研修会に仕事としては参加させて貰えない保育園は確かに存在します。
主に職員人数が少なく、一人でも研修で抜けられると困る所や、経営がぎりぎりである所が挙げられます。
研修会に参加するメリット
研修会にはその道のプロフェッショナルが参加して話をしてくれます。
保育園内では、どうしても経験やその人の考え方に左右された意見になりがちになってしまい、成長がありません。
園に新しい考え方を導入する為にも、いつまでも古い考えに囚われない為にも、研修に参加して現在はどんな考えが主流になっているのかを知る事が大切です。
また、なかなか自分ではどのわらべ歌を歌えばいいのかや、どんな絵本を選べばいいのか、どんな読み方をすればいいのかと悩む事も多々あるでしょう。
研修に行けば、
- 何を基準にわらべ歌や絵本を選ぶのか
- 歌う際・読む際の注意点や抑えておきたい所
絶対子どもに喜ばれるわらべ歌・絵本を紹介してくれるのでとても助かります。
研修に参加すると、研修費用も上乗せで貰えるので、勉強できる上に手当まで貰えてお得です。
更に、自分の保育観と全く違う保育を学ぶ事が出来るのも研修ならでは。
例えば横峯式を取り入れている人がモンテッソーリ教育を取り入れた園へと転職する際に、全く知らないよりも研修で勉強していた方が面接時も好印象を園側に与える事が出来ます。
転職を少しでも意識している方は、なるべく様々な研修に参加して知識を蓄え、どんな保育方針の園に入っても大丈夫なように準備しましょう。
保育観については 【こう考えよう】保育観が合わない保育士と上手くやるポイント をご覧ください。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。