【例文あり】保育士の研修報告書。書き方や書くときのルール
保育士の今出川麗子です。
このコンテンツでは下記の方が対象です。
- 保育士の研修報告書の書き方を知りたい方
対象者は続きをお読みください。
ここでは研修報告書の具体的なことを解説するね。具体的なことはあれば助かる保育士は多いでしょう。
- 研修報告書ってこんな構成
- 【例文】保育士の研修報告書
- 報告書作成のルール&マナー
- そもそも書式が園で用意されていないとき
保護者支援やソーシャルワークについては記事終わりから
保育士の研修報告書ってこんな構成
保育士の研修報告書を作成するように言われたけれど、何を書けばいいの?…
文章を書くのが苦手な人は、ちょっぴり構えてしまいますよね。
書式は色々ありますが、一般的に、書く内容というのは、だいたい決まっています。
- 氏名
- 参加日時
- 場所
- 研修名
- 講師名
- 研修内容
- 感想の項目
これに加えて、もらった資料などがあれば、それも送付しておくと分かりやすいです。
【例文】保育士の研修報告書
保育士が受ける研修は、園内で受ける研修と、園外に出かけて受ける研修があります。
一方園外での研修は、刻々と変わる保育業界に対応していけるように、園側が外部から新しい知識を取り入れることを目的としています。
園内研修の報告書
どちらかといえば、園が計画した研修に対して、どう感じたか、どう理解したかというフィードバックを求められます。
報告書というより、感想を求めたレポート、アンケート形式になることが多いです。
園外研修の報告書
例えば障害をもった子どもへの対応や、アレルギー児への対応、運動会に向けての新しいリズム遊び等の、新しい知識や技能を、園は外部の研修によって取り入れています。
研修を受けていない保育士たちに、報告書を通して分かりやすく伝えていく役目があります。
例えば、リズム遊びの講習を受けたとします。
そこであなたは、新しいリズム遊びや手遊びを覚えました。
園の保育士にどうすれば、分かりやすく伝えられるでしょうか。
講習で覚えたリズム遊びの名前、このリズム遊びが子どもたちにとってどう役立つのか等の説明、具体的なやり方等が必要になってきますね。
そしてこのリズム遊びの講習会に出て、あなたがどう感じたのか記入することも大事ですね。
読む保育士が、より分かりやすくなります。
報告書と一緒に、資料や具体的な説明書、 あればCDなども送付し、現場の保育士が実践で役立てるような工夫があるといいです。
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報告書作成のルール&マナー
報告書作成は面倒くさい、と事務的になりがちですが、報告書を作成する目的は、 報告書を通じて、読んでもらう相手に研修で得た事を伝える、 ということです。
園内で行う研修は、研修を受ける保育士のスキルが上がるように、園側は時間を割き、知恵を絞っています。
園外で行う研修は、限られた時間と予算の中、誰でも行けるわけではありません。
本当は研修を受けたいのに受けられないでいる保育士もいるかもしれません。
あなたは、代表者です。
代表者として、他の保育士に研修で得たことを報告する役目があります。
そのために、具体的には、
- 事実を正確に書く(情報があやふやだと、仕事に生かすことができません)
- 読みやすい文章を心がける
- 早めに提出する(提出が遅れると、園の保育士が知りたい情報の時期を逃してしまいます)
このようなことを心がけると、伝わりやすいですね。
報告書を読んでくれる人のことを想像しながら書いてみてください。
こう書いたら伝わるかな、自分の感じたこのことを知ってもらいたいな、と考えながら書くことで、自然と、読みやすい、伝わりやすい文章になっていくことでしょう。
そもそも書式が園で用意されていないとき
「研修報告書ってこんな構成」の所でも述べましたが、基本的に、報告書は、
- 氏名
- 参加日時
- 場所
- 研修名
- 講師名
- 研修内容
- 感想の項目
で成り立っています。
園で書式がないと戸惑いますが、この7つの項目を入れてまとめていけば、一般的な報告書が作成できると思います。
書式が園で用意されていなくても、過去の研修報告書がファイルに綴じられている場合がありますので、それを探してみて、過去の報告書がどのように書かれているか参考にしてみてください。
また、園の先輩保育士に、研修報告書を書いたことがあるか、どのように書いて提出したかを聞いておくと、スムーズに事が進む場合もあります。
文章を書くことが苦手な人にとっては、報告書の作成は苦痛かもしれません。しかし、書くことによって、自分自身の気づきもあります。丁寧に書くことで、職場での評価のUPにつながることもあります。どうか前向きに取り組んでみてください。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。