保育実習の服装と持ち物。これはアウトの服装だ。学生らしい服装例
保育士の今出川麗子です。
このコンテンツでは下記の方が対象です。
- 保育実習の服装と持ち物を知りたい保育士
対象者は続きをお読みください。
初めての保育実習、右も左も分からずに非常に緊張しますよね。
設定保育の準備もしっかりして、先輩の 実習レポート も読んでこれでもう怖いものなし!
ですが、準備しなければならないのは設定保育の準備だけではない筈です。
そう、服装を気にしなければなりません。
今回は保育実習に行っても目立たず、 「この実習生分かってるな。」と保育士を納得させる実習の好まれる服装例を紹介していきます。
冗談でも何でもなく、服装を間違えるとそれだけで実習先に悪い印象を与えて、 「この実習生は実習を舐めてる!」と思われかねません。
服装の乱れは心の乱れ、肝に銘じて実習の服装を選びましょう。
保育実習生らしい服装とは?
では、実際に保育実習生らしい服装とはどんな服装を指すのでしょうか。
驚くべき事に、 ほとんどの保育実習生がその時々で服装を替えて実習に挑んでいるのです。
通勤時は基本的にスーツ
保育士は通勤の際にジャージやラフな服装であるというイメージがありますが、あくまでそれは保育士免許を持った保育士だけだと思ってください。
実習生はそんな通勤など絶対に許されません。
稀に「私服通勤可」と事前の実習説明会で実習園側から言われる場合がありますが、そういった場合以外は 基本的にリクルートスーツで通勤するようにしましょう。
勿論靴はパンプスではなく運動靴で大丈夫です。
また、スーツで通勤するとなると更衣が必要になるので、実習園側に対して、 「スーツで通勤させて頂きたいのですが、更衣させて頂くのは可能でしょうか?」と一言尋ねましょう。
実習中の服装(上半身)
実習中の上半身の服は、以下の点を守るようにしましょう。
【OK】
- ポロシャツ
- 灰色やカーキなどの地味な色の服
- Tシャツの場合首元がしっかりと締まっているもの
- しゃがんだ時に腰が見えない長さの服
【NG】
- 屈んだ時に首元から下着が見えるTシャツ
- 尾てい骨を超える程長い服
- ストーンやボタンなどの装飾がごてごてと施されている
- 赤などの派手な原色
- 黒の服(※子どもに威圧感を与えてしまう為)
実習中の服装(下半身)
下半身だって見られている事をしっかりと意識しておきましょう。
【OK】
- 黒または紺色のジャージ
- 黒またはカーキ色など地味な色のストレッチパンツ
- 足首までの裾の長さ
- 必ず靴下を履く(靴下は白や灰色や黒、キャラ物は避けましょう)
【NG】
- ピンクや赤などの派手な色のラインや柄が入ったジャージ
- スカーチョやガウチョパンツのようなファッション性重視のパンツ
- 下着のラインが浮き出る程に密着性のあるジャージ
保育実習生らしい季節ごとの服装例とその理由
実習生らしい服装例を詳しく書いていきます。
四季関係なしに下半身の服装はジャージまたはストレッチパンツにしておきましょう。
【春】
薄い長袖又は七分丈のTシャツ
保育士は外遊びや設定保育、普段の保育でもとにかく動き回ります。
カーディガンなどの服を羽織っていると、引っ掛かったり子どもに引っ張られたりする事があるので、なるべく上着を必要としない服装にしましょう。
ほとんどの保育園・施設では、 事故防止の為に保育・子ども同時にパーカー付きの服を禁止している所が多いそうです。
一枚だけで暖か、腕まくりをすれば体温調節の出来る長袖又は七分丈のTシャツを着用する事をオススメします。
【夏】
Tシャツ一枚
下着の透けないTシャツを一枚着る、又は半袖のポロシャツが理想的です。
どうしても長袖を着なければいけない事情がある場合には、先に実習園へと相談という形で言っておいた方が無難 だと思います。
【秋】
秋は肌寒さを感じる時もあるでしょうから、上着を着用する事もあるでしょう。
上着を着る時はパーカーがついた物は事故防止の為にやめておきましょう。
上着もなるべく上までしっかり締める事が出来る、ボタン付きのカーディガン などにしておくと好印象を与えられると思います。
前を開いていると、活動の度にひらひらとする為に、子どもも保育士もどうしてもそこが気になってしまいます。
細かい所ですが、そういう所も見ているのです。
【冬】
冬はトレーナー一枚が理想的です。
寒ければ大きめのトレーナーを買って、下に重ね着をしましょう。
また、子どもの中にはぜんそくなどを持っている子がいるので、 セーターなど気管に毛が入る危険性がある物は避けましょう。
保育実習でNGの服装
保育実習ではとにかく派手な服装は嫌われます。
保育士だけどオシャレしたいと思っている人はいるかもしれませんが、それは自分が正式な保育士になった上で、そういう恰好がOKの保育園に行ってするようにしてください。
実習中はとにかく地味に、そして目立たず子ども達と思いきり駆け回れる服装を心がけてください。
黒は子どもに威圧感を与えますし、原色系の服は子どもへの刺激になりますし、実習にはふさわしくないと考えられているようです。
保育士の中にスカートを履いている人もいますが、実習生は絶対にNGです。
スカートでは実習への意欲が感じられないと大きなマイナス評価を下される可能性もあります。
また、通勤バッグにしてもそうです。
キャラ物の大き目の鞄を持っていると、目をつけられてしまう事もあるので、 無地のトートバックなどがオススメです。