保育園の誕生日会。季節ごとの出し物、献立のアイデア
保育士の今出川麗子です。
このコンテンツでは下記の方が対象です。
- 保育園の誕生日会の季節ごとの出し物、献立のアイデアを知りたい保育士
対象者は続きをお読みください。
保育園や幼稚園では毎月行われる行事として『お誕生日会』があります。
そこで悩むのが ≪先生からの出し物≫ です。
パネルシアターやエプロンシアター、ペープサート、手品、劇、人形劇等…
保育士が毎月交換制で出し物を行う園もあれば、保育士みんなで1つの出し物をする園など様々です。
どちらにしても、保育後も忙しい保育士にとってこの練習時間はなるべく少ない時間で、子ども達が喜んでくれるものが良いですよね。
今回は、
- 1人で出来る出し物
- 保育士みんなで出来る出し物
園児が喜ぶ出し物10選を紹介したいと思います。
また、子ども達の偏食について悩まれる保育士の方も多いかと思います。
子ども達の中には家庭で母親が作ったものなら食べられるのに、園では中々食べてくれない、手を付けることさえしてくれないという子も多く、悩む保育士は少なくないです。
今は、お弁当では「なるべく子どもが完食できるような食材、量をお願いします」と保護者に説明する園が多いです。
そのせいか、お弁当の日は可愛い形のウインナーや甘い卵焼き、キャラクターや動物の形をしたおかずなど、子ども達は喜んで食べてくれます。
しかし、給食の日は見慣れない食べ物や家庭の味と異なるメニューに中々箸が進まず、保育者も少しでも食べられるようにと声掛けをしたり口まで持って行ってあげたりと苦戦することも多いですよね。
子ども達の食欲を左右する一因として“見た目”が挙げられます。
可愛い形をしたものや、盛り付けが綺麗な献立は子ども達の食欲もそそりますよね。
ここでは、季節ごとの園児が喜ぶ献立10選も合わせて紹介したいと思います。
【保育園の誕生日会の狙い】
毎月行われる『お誕生日会』ですが、子ども達にとっては1年に1度の特別な日です。
ホールに全学年が集まり、お誕生月のお友達をみんなで歌を歌ったり「おめでとう」と言ったりして祝福します。
お誕生月の子どもは、保育士が作ったメダルや王冠を身に付け、バースデーカードをもらったり緊張しながらも自己紹介をしたりします。
そして保育士からの出し物も子ども達の楽しみのひとつです。
園によっては、誕生月の保護者も参加出来るところもありますね。
年少の時は恥ずかしくてみんなの前で名前が言えなかった我が子が、年長になり堂々と自己紹介をする姿は保護者にとっても成長を感じることの出来る特別な日です。
お誕生会は <お誕生月のお友達をみんなで祝福し、歌ったり出し物を見たりして楽しむ> ことが狙いです。
【季節ごとの園児が喜ぶ出し物10選】
パネルシアター『ふしぎなポケット』
新年度の始まりは、まだ不安で泣いている子も多い4月のお誕生会。
ざわざわとした雰囲気の中のお誕生会では、保育士が一方的に話すパネルシアターなどよりも、みんなで歌いながら進められるものがお勧めです。
歌が始まった瞬間、ピタリと泣きやむ子も結構多いですよ。
手品『新聞紙から水が!?魔法の新聞紙』
パネルシアターなどを作る時間のない時は、身近なもので手品をするのも良いですね。不思議な手品に子ども達も釘付けです。
この手品のタネ明かしはこちらです。
ハンドショー『はなかっパラダイス』
こちらはNHKアニメ「はなかっぱ」の曲ですが、他の曲でも音楽に合わせて手を動かすだけでこんなに素敵になります。
黒い台や背景などのセットが大変なので、その後や次の日の保育内容で「お化け屋敷」などをすれば、黒いセットはそのまま使うことも出来ます。
絵本劇『くれよんのくろくん』
子ども達の大好きな絵本が劇になりました。
それぞれの色の軍手をつけてクレヨンで実際に絵を描くので、見ている子ども達も楽しめますね。
こちらは絵本の最後をアレンジしてお誕生日カードにしてあります。
カラフルなクレヨンの上から黒いクレヨンで塗りつぶし、鉛筆等先のとがったもので削るスクラッチの技法は他の制作でも使えます。
ペープサート『とんでいったバナナ』
こちらは子ども達が好きな歌をペープサートにしたものです。
お話になっている歌は、このようにペープサートなどにすると子ども達も歌詞を覚えやすいです。
そして、子ども達と歌いながら出来るのでみんながペープサートに集中してくれるのもいいですね。
パネルシアター『トリックオアトリート』
日本の幼稚園や保育園でもハロウィンパーティーをする園が増えてきましたが、ハロウィンのお話を知っている人は少ないのではないでしょうか。
お誕生会のパネルシアターでハロウィンのお話をすれば子ども達にも分かりやすく、楽しんで知ってもらえますね。
エプロンシアター『はらぺこあおむし』
人気の『はらぺこあおむし』が仕掛けたくさんのエプロンシアターになれば子ども達も嬉しいですね。
絵本のようにお話をするのも良いですが、このお話は歌にもなっているので歌いながら演じれば「セリフを忘れた!」ということもなくなります。
最後のちょうちょになるシーンは子ども達もきっと驚いてくれるでしょう。
また、同じお話でも紙皿シアターにするだけで面白さがぐんと変わりますね。
手袋シアター『おおきなかぶ』
『おおきなかぶ』のお話が片手で出来ます。
「うんとこしょ!どっこいしょ!」の掛け声を子ども達と言えばさらに盛り上がりますね。
手袋シアターはどこにでも持ち運びが出来て便利ですが、大勢の人の前で演じるには小さくて不向きです。
小規模保育園や、クラスでお誕生日を祝う時に使うと効果的です。
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パネルシアター『うさぎの郵便配達』
パネルシアターのパネル布を黒にすれば雪が分かりやすく、夜のイメージにぴったりです。
クリスマスの絵本はたくさんあるので、子ども達の興味のある絵本をパネルシアターにするととても喜んでくれますよ。
タンバリンパフォーマンス
子ども達にも馴染みのあるタンバリンを使った出し物です。
タンバリンのならし方を変えてみたり、身体の動きを加えたりするだけでとても楽しいものになります。
音楽を流すともっと賑やかで子ども達も喜びますね。
お誕生会の出し物を考える時に一番重要なのは、 場所・人数を十分に把握しておくことです。
せっかく子ども達の為に準備したものでも、小さかったり見えにくかったりすると楽しんでもらえません。
後ろにいる子が見えなくなり、子ども達の 「見えなーい!」 の声で終始ザワザワとしたまま終わってしまった…という事もあるので気を付けましょう。
- 「座って見ようね」
- 「お尻は床につけていてね。(膝立ちをしない)」
- 「見えなかったら見えるところに移動してね」
- 「一緒に歌ってね」
等を最初に言っておくと良いでしょう。
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