保育士の悩み解決します。
保育士が、保育園で役に立つ遊びを紹介したいと思います。
保育園の室内でも遊べるものと言えば、ボール遊びです。
保育園の盛り上がったボール遊び6選!
先生が園児のそばからコロコロとボールを転がし、(1m前ぐらい)ハイハイやズリバイで取りに行く遊びです。
ボールをつかんだらなめるでしょう。
それがゴールとなり、「すごいねえ」という声掛けをしてあげます。
0歳児でもハイハイやズリバイができるようになってから行うようにしてください。
0歳児は、生まれて間もない赤ちゃんから、寝返りやハイハイを経験している乳児までかなりの差があり、また、個人差も大きいので、ボール遊びをするにしても様々な配慮がいります。
生まれて間もない赤ちゃんならボールの感触を味わい、握ったり離したりするような遊びがいいでしょう。
ここでは、「ハイハイでボールを追いかける」というねらいを持った遊びをご紹介します。
ハイハイができたての乳児は、まだまだ不安定です。
でも面白くて仕方がありません。
広い場所に連れて行ってあげると、どんどんハイハイで移動します。
そこで、園児が大好きな「色」のついたボールを用意します。
色だけでなく大きさも自由で原色で7色ぐらいあればいいでしょう。
園児の人数にもよりますが、一人一つはあたるようにします。
とにかく何回も繰り返して遊びますから先生は大変です。
「コロコロー、キャッチ」や「ゴロンゴロン追いかけろー」などの声掛けが必要で、園児は大変喜んで夢中になります。
隣の園児と勝手にハイハイ競争を始めることもあり喜んでする遊びです。
ボールの色の種類を多くしたり、ボールの大きさを変えたりすることで、園児はかなりハイテンションになって楽しむことができます。
ボールの大きさは、カラーボールからビニールのサッカーボールのようなものまでいろいろな大きさのものを与えましょう。
ただ、次の2点については、十分に配慮して行うようにしてください。
まずは、ボールの大きさです。
いろいろな大きさのボールを用意しますが、園児の口に入ってしまうような大きさのボールは、絶対に行けません。
のどに詰めるなどの事態になってしまうと大変です。
また、もう一つは、なめても大丈夫なボールにしてください。
遊ぶ前に濡れティッシュなどで清潔にしたり、他の園児がなめたら、また綺麗に拭いたりする配慮は必ずいります。
引用元:中野リトミック教室
ここでも大小いろいろなボールを使いましょう。
先生と園児が向かい合わせになってボールのやりとりを楽しむゲームです。
ここでのかけ声は「コロコロ―、キャッチ!」です。
先生が園児の正面に「コロコロ―」と言ってボールをころがします。
ボールというものに興味を持ち始めた1歳児です。
また、立ち上がって勢いよく走ることができるようになる1歳です。
1歳児は、ボールを投げることはわかっていますが、まだまだ離れたところから「ちょうだい」と言っても思うように投げてはくれません。
逆に「あのボール取ってきて」と言うと、ニコニコと走って行って取ってきてくれます。
先生とボールのやりとりをして楽しむということがねらいになります。
導入はあくまでも「コロコロ―、キャッチ!」です。
はじめは先生が「コロコロ―」としても、園児はポイと投げてしまうかもしれませんが、それはそれで構いません。
だんだんと慣れてくれば「コロコロ―」に対して「コロコロ―」と返してくれるようになります。
まだまだ言葉も十分でない園児ですが、繰り返し話してあげることで、先生の言っていることを理解します。
少し時間はかかりますが、気長に対応してあげるといいでしょう。
先生が園児に向かってボールを転がすときに、右左にそらして転がします。
園児は「キャーキャー!」とそのボールの方に向かいます。
途中からは、前後左右いろいろな方向に転がします。
そのボールを追いかける様子はたまりません。
とっても楽しい時間になります。
ボールを転がすことに飽きたころ、バウンドさせてみました。
「ヤー」というかけ声で大きくも小さくもバウンドさせると、ボールが園児の頭にあたったり、遠くに行ってしまったりします。
これが園児にとっては面白いのです。
だんだん慣れてくると園児も「ヤー!」と言って投げるようになります。
お遊戯会で使ったライオンさんの置物を置いてみました。
先生が「コロコロ―」というかけ声でライオンさんを狙います。
そうすると、園児も同じようにします。
また、先生がライオンさんを持って動きますと、園児はそれに向かってボールを投げるようになります。(はじめはライオンさんを追いかけますが)
このように、先生と園児が「ボールを転がす」「ボールを投げる」というやりとりを通して、盛り上がる工夫のできる遊びです。
ほかの遊びについては
もご覧ください。
一人遊びが大好きな年齢です。
教室中に、いろいろな大きさや色のボールを置いてあげると、園児たちは、自分の力に応じて本当に様々な遊びを見せてくれます。
そんな中で、両手で持てるスポンジボールなどを用意して、先生のまねっこをして遊ぶようにします。
先生は前へポーン、上にポーン、ボールを転がして追いかけろー、バウンドさせてキャッチ!てんてんてんまり…など、ボールをいろいろな方法でやってみせます。
2歳になると、ボールを投げたり転がしたりして楽しむようになります。
一人遊びの中でも、先生や園児が相手でも楽しみます。
「投げて、つかんで、打って、蹴って」などの動きができるようになります。
この年齢では、「投げる」なら投げる、「つかむ」ならつかむなどというように、同じ動作を続けて遊ぶといいでしょう。
ここでは、ボールに親しむということをねらいにします。
先生はボールを前にしたり横にしたり上に持って行ったりします。
また、ボールの上にお尻を乗せてもいいでしょう。
「先生の真似っこ、上手なのは誰かな?」という導入でスタートしましょう。
変わったことをすると声を上げて喜んで真似をしだしますよ。
「ありゃ」と言って頭の上に置いてみるのもいいですね。
ドリブルでもOKです。
園児は先生の真似をすることがたまらないのです。
盛り上げるための工夫は、園児が先生になることです。
ボールを使って自由に遊ばせている中で、「A君またの下からこんなんしてたよー」と先生がA君の真似をしてやります。
真似をされたA君は大喜びです。
また、周りのB君やCさんも喜んでします。盛り上がること、間違いなしです。
引用元:ジョイキッズ
さて、ここでは「当てて当てて!」をご紹介します。
ボールは手でつかめるぐらいの大きさのスポンジボールがいいでしょう。
園児が先生を狙って遊ぶゲームです。
先生は、当たったときには「ボヨヨーン!」などの声を出してやります。
2歳児ですが、油断はできません。
個人差はありますが「投げる力」もついてきて、柔らかいボールでないと誰かに
当たったら痛いと言って泣き出す子も出てきますので注意が必要です。
ボールを何か目的に向かって投げたり蹴ったりすることができるようになることをねらいにします。
3歳の園児は投げたり蹴ったりして何かに当てることを好みます。
ですから大きい的になるものを用意してあげると多い喜びでいつまでも飽きずにするでしょう。
大きめの小道具のようなものがあるといいでしょう。
まずは止まっているものにボールを当てて遊びます。
先生も木になってください。
「うえっ」や「あいてて」などの声を出してやると園児はどんどん楽しんで投げてきます。
ドッジボールや的当てゲームの基礎にもなる遊びです。
3歳児だからといってもなかなかしっかりとしたボールを投げる園児もいます。
一人遊びの好きな3 歳児ですが、先生とのかかわりに大喜びです。
盛り上げるための工夫は、
先生が動物や怪獣のお面を付けて逃げるという場面を作ったことです。
「わー捕まるー」と言って逃げまくります。
園児はどんどんと追いかけてきて当てようと必死になりますよ。
また、先生の体中を太めの両面テープで覆いました。
ボールがくっつくようにしたのです。
これにも園児は大喜びで夢中になって狙ってきました。
引用元:FCビオーラ
4歳児になると、ボールを扱うことにも慣れてきますので、3歳児の「当てて当てて」をゲーム化して、ダンボールを使って作る大型の怪獣を的に、ボールで倒すようなこともできます。
また、模倣というものを非常に楽しむ4歳児でもありますので、ここでは「ボールになろう!」という、園児がボールになって楽しむ遊びをご紹介します。
先生が「ころころー」とボールを転がすと、園児も床を転がります。
「あれ?まだ転がっているよ!」と言ってボールが止まるまで動くようにします。「ぽーん」と言って上に投げると園児はジャンプします。
ボールを使って模倣遊びを楽しむというねらいで行います。
「ボールが止まるまでは動く」というような簡単な約束を決めて行うこともねらいになります。
先生は、園児を集めてボールを持ちます。(はずむボールがいいでしょう)
持ったままでボールを右に移動させます。
「ボールはどっちに行ったかな?」と言うと園児は右に傾きます。
上に軽く投げますと、座ったままでジャンプをしようとします。
このように、簡単なことから始めましょう。
先生がボールをドリブルしたとき、児童は思い思いにジャンプをしますが、「ポンポン、パッ」と言ってドリブルをしてつかむとたいへん喜びます。
この擬音というものが園児たちを楽しませる工夫だといえます。
ちょっと難しいのですが、二人組でやらせてみました。
前の子の動かす、投げるボールのまねっこです。
思い切りボールを投げる子、「わーっ」と言ってそのボールの方向へ飛びながら走る子という二人組の様子です。
たいへん盛り上がるのですが、園児同士の衝突という危険があります。順番にさせてあげるといいでしょう。
引用元:こみち幼稚園
テニスやバレーボールのネットを用意します。
教室や体育館の真ん中に、そのネットを床から1 mぐらいの高さに張って(両側はスタンドなどで可です。)園児が左右に分かれます。
ボールはできるだけ多く用意をし、ネットの向こう側に(相手側に)ボールを投げ入れ、3分経ったときにどちらにたくさんボールを入れたかで勝敗を競います。
ボールを使って簡単なゲームをすることができるようになる年齢で転がしドッジボールなどができるようになります。
ただ、ドッジボールでも、まだまだ自己中心的ですから当たっても当たってない!と言い張る子も多いので、ルールはごく簡単なものでゲームを楽しむというねらいで遊びます。
ドンピーボールのねらいは、ボールを思い切り投げて勝敗を競うというものです。
ネットの片側の園児だけが、まずボールをすべて相手の陣地に投げ入れます。
続いてもう片側の園児が投げ返します。
これだけでも盛り上がりますが、
これを繰り返すことで、園児はルールというものがわかってきます。
3分は短いようで長いです。
3分間投げ続けると、どの子も(先生も)冬でも汗をかきます。
それぐらい集中して楽しむことができるのが「ドンピーボール」のいいところです。
3分経って数を数えるのも勉強になります。
「相手の陣地に多く入れたほうが勝ち」ということを理解させるのに少し時間はかかります。
これさえ理解できれば園児はたいへん楽しく取り組みます。
園児みんなで、新聞紙を丸めて周りを白の半透明の養生テープで止めてあげるボールを作って「ドンピーボール」をしました。
大きさもほぼ同じものになりますので園児も投げやすいです。
白の半透明の養生テープに、マジックなどで絵を描くこともできますのでそれも楽しいですよ。
「わー僕のボールや!」と言って思い切り相手の陣地に投げる園児もいます。とっても盛り上がります。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。