まずは、面接に持っていくべきものをチェックしましょう。
面接で必要なものは大きくわけて6つあります。
- 履歴書、職務履歴書
- 保育士資格証のコピー(取得者は幼稚園教諭免許も)
- クリアファイル
- 筆記用具やメモ帳
- スリッパ
- 女性はストッキングの替え
面接時は、パンフレットや保育園に関する書類を渡されるかもしれないので、クリアファイルを用意しておくと便利です。
保育園の概要や給与、休日数など、面接内容をより細かく把握するためには、メモは欠かせません。
筆記用具やメモ帳も忘れずに用意してください。
ストッキングは絶対に必要なものではありませんが、もしも破けたときの備えとして用意しておけば安心です。
スリッパですが、小さな保育園や廊下と保育室の境がない保育園の場合は、必要はありません。
大きい保育園の場合は、あちらからスリッパを用意してくれることもありますが、自分で持っていた方が好印象でしょう。
保育士が転職の面接で気を付けるべき身だしなみのポイント
面接で好印象を与えるためには、身だしなみの細部にも気を付ける必要があります。
- シャツはきちんとアイロンがけをする
- 髪色は7トーンより暗め
- 長い髪の人はゴムで結わえる
- 爪は短く切っておく
- メイクは控えめに
- ネイルはしないこと
転職時の服装は、スーツが一般的です。
スーツを着用した際は、ほこりがついていないか、また、ほつれがないかどうかを面接直前にチェックしましょう。
シャツのしわがあるのとないのでは、印象も大きく異なるので、シャツのアイロンがけも忘れずに。
髪色は暗めで、メイクは薄い方が真面目な印象になります。
また、保育士は、常に子どもと触れ合う職業のため、爪は短く切っておきましょう。
面接官は細かいところまで見ているので、「これくらい大丈夫」と思わずに、清潔感のある身だしなみを心がけてください。
保育士が転職の面接で気を付けるべきマナー
① 誰かとすれ違ったときは挨拶する
保育士の面接は、応募先の保育園で行うことがほとんどです。
パート職員や保護者、そのほか正社員保育士とすれ違うときには、必ず挨拶をしましょう。
どの職業でも、挨拶は基本です。
この基本ができていないと、周りからの印象は下がってしまいます。
面接官だけど、採用関係者ではありません。
園の全職員が、面接官だと思って気を抜かないでくださいね。
採用後の好感度にもつながる重要な部分なので、向こうから挨拶をされる前にこちらから元気よく挨拶をしてくださいね。
② 姿勢正しく、大きな声で、はきはきと話す
緊張していると、どうしても声が小さくなりがちですよね。自信がないと姿勢も悪くなってしまいますし…。
自信なさげにしていると、「暗い人なのかな?」と採用側を不安にしてしまいます。
緊張しても、姿勢を正すことと、はきはきと話すことは最低限心がけましょう。
加えて、「本日はお忙しい中ありがとうございます」と一言、相手を思いやる言葉を添えると、「礼儀正しいい人だな」と好印象を持ってもえらます。
③ 「何か質問ありますか?」と聞かれたら2~3個は質問する
「特にありません」は絶対NG!必ず質問しましょう。
また、残業や休日についてばかり質問するのもNG!
面接の最後で、必ず聞かれる「何か質問ありますか?」という言葉は、単にあなたを気遣っている言葉ではありません。
保育園に対する興味や熱意を聞き出すためです。
面接で知りえなかった情報や、疑問に思ったことを2~3個は質問しましょう。
ポジティブな質問を心掛けましょうね。
- 異動はあるのでしょうか?
- 一番力を入れているイベントは何ですか?
- 1日の流れをお聞きしてもよろしいでしょうか?
- 職員の方はどんな雰囲気の方が多いですか?
- 社内制度について詳しくお聞きしてもよろしいでしょうか?
どんな小さなことでもいいので、不明な点があれば聞いてみてください。
その際、給料面や残業の有無を聞くのは失礼になってしまうので、避けましょう。
あらかじめ園見学で聞いておけば安心ですね。
保育士が転職の面接で成功するには「礼儀正しさ」と「熱意」が大きなカギ
最低限のマナーを守り、「この保育園で働きたい」という素直な思いを伝えれば、好印象を与えることができます。
まずは、
- 身だしなみを整える
- しっかりと挨拶をする
- はきはきと話す
以上、3点をおさえておけば、無難なスタートラインが切れるでしょう。
ただ、それに加え、相手を気遣う感謝の言葉や、保育に対する熱意を伝えれば、より好印象を持ってもらえるはずです。
転職の面接が不安な人は、転職エージェントを利用して、面接のノウハウやベストな回答例を聞いてみましょう。