保育士の悩み解決します。
言葉も出るようになり、動くのが大好きな2歳児。
反面、言葉が不自由で手が出てしまったり、噛み付いたりしてしまう事故も起きやすい年齢です。
そんな2歳児とトラブル少なく楽しく遊ぶ方法を今回は紹介していきます。
2歳児は段々と言葉が出るようになるので、その言葉を鍛える為にも保育士は代弁するのをやめて、子どもが自分で言葉を発するのを待つ必要があります。
また、「ぶーぶー」など擬音で物を表現する事もあるので、その擬音を正しい「車」などに言い換えて、子ども達に伝えるようにするのもポイントです。
おしっこを溜める力が付いてくるので、トイレトレーニングを始める時期です。
まずはトイレを一定の時間に出せるように誘導し、決まった時間に出るようになったら今度はおむつからいきなりパンツに替えてトレーニングを続けます。
パンツが濡れてしまう不快感で、余計におむつが外れるのが早まるので、トレーニングパンツはなるべく使わないようにしましょう。
精神的な面では、段々と他人へ自分の気持ちを伝えられるようになります。
また、決まった友達と遊ぶようにもなるので、仲間外れが増えたり、話し合いが上手く行かずに手が出たりとトラブルが発生しやすい年齢でもあります。
保育士は子ども達の様子を気を付けて見ておく必要があります。
必要に応じて子ども達の間に入り、見守りながら必要最低限代弁を行い、子ども達の問題解決能力を高めましょう。
2歳児は年少になってお昼寝がなくなり、代わりに毎日の日課が始まる3歳児に近付く年齢です。
ですから、段々と遊びの中にも決まりを作ったり、遊びの中でも最後までやりきる大切さを身に付ける事が大切です。
おままごとやお医者さんごっこなど、自分の役割を知って動く遊びも取り入れていくといいと思います。
室内で遊べる2歳児の遊びを紹介していきます。
2歳児は1歳児より歩行が安定して、体力も付いてくるので、室内でも動き回れる遊びを取り入れるといいと思います。
2歳児は体を動かす事が楽しく、そしてストレス発散になるので音楽に合わせて動く事の出来るリトミックは最適だと思います。
保育士がお手本を見せると子ども達も楽しそうに真似をしますし、音を聞いて自由に体を動かす事も出来るのでオススメです。
何かを表現するにはまだ難しい年齢ですが、進級するにあたって本格的にリトミックを始める際の足掛けになると思います。
保育士が子どもの前でホワイトボードで絵を描いて、何を描いたか当てるゲームです。
その日の献立の絵を描いて当てっこをし、その料理の由来を話したりと子どもの知識も深められます。
子ども達が絵を描く間つまらなくない様に歌を口ずさみながら絵を描くと更に喜ばれます。
引用元紙の町図書館
まだまだ野菜嫌いが多い月齢ですが、ちょっとした工夫で食べられるようになる子もいます。
その工夫が野菜スタンプです。
レンコンやサツマイモ、ピーマンなど野菜に絵の具を付けてスタンプ遊びをするのです。
スタンプした部分を切り取ればその後食べる事が出来ます。
子どもは自分達がスタンプ遊びした野菜ならばぱくぱくと食べてくれるので、野菜嫌い克服も兼ねてオススメです。
白い紙に好きなだけシールを貼るのも子ども達には人気の遊びです。
2歳でも自分なりにテーマを決めてシールを貼ってくれるので、個性溢れる作品を見る事が出来ます。
子どもはシールを剥がして貼る動作が楽しいので、一見単純作業にも見えますが喜んでもらえます。
引用元アイン保育園
作って食べる事が出来る、子ども達が一番喜ぶと言っても過言ではないのがこのクッキングです。
2歳児であれば捏ねる、叩く動作が行えるクッキー、スイートポテト、フルーツかんてん作りがオススメです。
次は外遊びです。
2歳児は歩行が安定していますが、走るとフォームが安定しなかったり、足がついていかない為にやはり転倒は多いです。
転倒に気を付けて楽しい外遊びを行ってください。
子ども達が大好きなのがダンゴムシです。
丸くなったり、ちょこちょこ動く姿が魅力的なようです。
他にも、強そうなカマキリや飛び跳ねるバッタ、ふわふわと綺麗な蝶なども大人気なので、一緒に探し回って捕まえてあげましょう。
引用元名古屋文化教室
2歳ではまだまだ自分の役割を覚えて動く事はなかなか難しいです。
ですから、簡単に保育士が鬼となって子ども達を追い回す追いかけっこで体力作りを行いましょう。
走る事でストレスも発散できますし、お昼寝も寝つきが良くなります。
動物になりきって、季節の植物などに触れ合うのもオススメです。
例えば蝶の真似をしてひらひらと手を動かして花に寄っていき、花の蜜を吸う真似をするのです。
他人の気持ちに立つ事を教える第一歩にもなります。
2歳児の場合はだるまさんが転んだが最適な時期です。
だるまさんが転んだは鬼が振り返るタイミングで固まればいいので、ルールもシンプルで子ども達も遊びやすいと思います。
2歳になれば友達の名前もしっかり覚える事が出来ますし、手を繋いで回る事も出来るのでかごめかごめがオススメです。
2歳児になると、運動会や生活発表会で他の子どもと手を繋いで歩く事が求められますし、進級すると更にその機会は増えます。
手を繋いでおく練習にもなりますから取り入れて欲しいと思います。
引用元松山認定子供園
寒い時期、部屋の中でもストレスを発散させてあげられる遊びを取り入れたいですよね。
そこで、2歳児にオススメの室内遊びはトランポリンです。
トランポリンは足腰を鍛える練習にもなりますし、バランス力を鍛える効果もあります。
2歳児にとってトランポリンは楽しいですが、初めて飛ぶ時は恐怖も大きいので保育士が手を繋いで跳ねさせるようにしてあげて欲しいです。
2歳児は絵本の絵や内容に集中し始める時期なので、ちょっと変わり種の大型絵本を読むとかなり食いつきが良かったです。
大型絵本を読むコツとして、保育士が子どもの空想の邪魔にならない様に、読み手とめくり手二つに分かれてスムーズに進行するのがポイントです。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。