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保育士の悩み | 保育士が年度途中で退職。転職に影響は?そもそも退職出来る?

保育士が退職または転職する場合、年度末まで働いて辞めたほうが良いことは誰でも知っています。

でも、耐えられますか?

これからも保育士として働きたい場合に、年度途中で退職したときの転職への影響はどんなものでしょうか。

メリット、デメリットについてご紹介します。

  • 「あ~我慢の限界だ」
  • 「今にでも辞めたい。でも・・・」

年度末まで働いて辞めたほうが良いことは誰でも知っています。

園児や保護者、同僚などに迷惑がかかることは100も承知です。

でも、耐えられますか?

年度途中に辞めることは可能ですが大事なことは、転職への影響があるのかないのかを知っておくことです。

知らないと転職活動を行ったときに後悔することとなります。

保育士が年度途中で退職した時の転職への影響は?

これからも保育士として働きたい場合に、年度途中で退職したときの転職への影響はどんなものでしょうか。

メリット、デメリットについてご紹介します。

【メリット】

私は今健康的にもかなり回復し、日常生活を送っています。
実は、私は保育園で3年間働いていましたが、その園の園長先生をはじめ上司のやり方に耐えられず退職に至りました。
例えば私が年中行事の準備をしているときに「早くして」「こんなのじゃ保護者の方に見てもらえない」など、指導もなく困り果てたものです。
それが日常的に続き、耐え切れなくなって退職を決意したのです。
退職した今では、本当に解放された気分で、日常がこんなに楽しいものかと思えます。
園児と別れるのはつらかったですが、これからまた違う職場で頑張りたいと思っています。

同僚や上司と合わず、精神的にもかなりのダメージを受けたあなたは、精神的な部分では楽
になるでしょう。

精神的なプレッシャーは肉体的にもしんどいですから、開放されたら新たな気持ちで転職ができることになります。

【デメリット】

保育士を年度途中で退職した人が転職先の園長先生にどんな影響を与えるのでしょうか。

現実的な影響として考えられることが、何が理由かという疑いを持ってしまうということや着任してすぐに辞めてしまわないかという不安を持たれることです。

体調不良で前園を退職したという場合、一体どんな病気で退職をしたのかという疑いです。

この病歴は園長先生も慎重にならざるを得ません。

それに並んで着任後すぐの退職への不安です。

何といっても年度末にきちんと退職をしてから転職活動をした人は安心なものです。

保育園としても長く勤めて欲しいという思いは必ずあります。

保育士の年度途中での退職で一番疑いたくなるのが、人間関係全般が理由の場合です。

「この園でもそんな問題を起こすのではないか、他人の責任にするようなことはないか」ということです。

どんな園にも合わない人はいます。

そんな合わない人と出会ってもうまくやってくれなければ困るのです。

転職先の保育園の園長先生の心象を不安にさせないことが重要です。

保育園の転職の履歴書等や面接では、

  • 長く働いてくれそうだ
  • 性格的にも問題はない

ということをしっかりとアピールすることが大切になります。

保育士が年度途中で退職するのは本当に大丈夫?

責任のある仕事だからこそ、なんとか年度末まで続けたいという思いはありながらも、そこまで耐えられなく退職したいという保育士さんもおられることでしょう。

年度途中で退職しますと、保育園にどのような影響がでるのでしょうか。

最終的に決めるのはあなた自身です。

園そのものへの迷惑、園児や保護者に対しての迷惑など、いろいろと考えておかなければならないことがあります。

ここに、保育士さんが退職された後、園がどんな状態になるか、また、園児や保護者に対してどんな影響があるのか、体験談とそのポイントをご紹介します。

保育士さんが退職された後の保育園のその後のようすです。

私はA保育園で主任をしています。
4歳児が5クラスあるのですが、「いちご組」のB先生が、10月末という中途半端な時期に退職されました。
退職を聞かされたのは10月中旬…「B先生がやめるのであと、よろしく。」と園長から聞いてびっくりでした。
「あと2週間?」「次の方を早く決めてくださいね。」と強く言ってしまったものです。
しかし、11月から採用される保育士が決まらず、結局12月にようやく経験の浅い保育士さんが着任しました。
B先生は、10月末に運動会があり、それを最後に退職されたのですが、本園は、運動会が終わるとすぐに、生活発表会の準備をしなければなりませんのでたいへんでした。
経験の浅い副担任と、パートの方、そして私が対応にあたったのですが、

副担任の先生が頼りなく困ったものです。
パートの方がよく動いてくださったので助かりましたがが、生活発表会の練習漬けになった11月でした。
その間、園児に強く当たったこともありました。園児が副担任の言うことを聞かないので、私が鬼役をしたということです。
12月に入り、なんとか生活発表会を終えることができましたが、細かい指導が行き届かず私自身は最低の出来だったと思っています。
12月にようやく経験の浅いC保育士が着任しました。
園児の名前を覚えるのに四苦八苦し、トイレや給食指導も十分にできない保育士さんでしたので、私が付きっ切りになっていました。
安全という意味で、C先生には任せておけないような状態だったのです。
私は本来、4歳児の5クラス全体をみる役割でしたが、3月に園児が5歳児になるまで「いちご組」の副担任のような役割になってしまい、他のクラスには関わりが少なくなっていました。
職員会議で、大声で実態を訴えたり、園長に直接組織替えを申し出たりもしました。
私の意見はある程度受け入れられましたが、私が「辞めたい!」と思う期間だったのです。

年度途中での退職は、このように、保育園に与える影響はかなり大きくなります。

辞めた本人は、もういませんので、そのたいへんさは見えませんが、今年度途中での退職を考えておられる方は以下のポイントについてあらためて考えていただければといいでしょう。

「私が辞めても次の採用をすればいい」は、簡単なことではない保育士不足が社会で大きく取り上げられている現在です。

保育士さん一人一人がそれぞれの保育士さんにとって重要な人材なのです。

そんな中で、保育園は保育士さんが年度途中で退職しますと、補充のために求人を行います。

年度途中では「資格を持った保育士さん」を探すことで精一杯で、しっかりとした保育士さんに来てもらうことなどは難しいという現実があります。

交代した保育士はたいへん!

4月に新しいクラスを担任されてお分かりでしょうが,園児や保護者のことがある程度分かるまでには2週間から1ヶ月ほどはかかるものですね。

また、4月は園児のことを知るための月ですが、年度途中で担任交代となりますと、

園児のことを知っていることが前提となってのスタートになるということです。

交代して着任した保育士は、園児のことを理解していきながら、保育を進めなければならないのです。

園児や保護者への影響

園児のことを一番知っている担任が突然の退職となりますと、園児や保護者にも大きな影響がでます。

この主任さんの場合には、生活発表会という、園児や保護者がたいへん楽しみにしている年中行事への取組みはほんとうにたいへんだったことでしょう。

引継ぎはしていたとしても園児の性格や行動を十分把握できていない中での年中行事だったのですから。

また、保育士さんが退職された後、園児や保護者はどうでしょうか。

私は、前任の保育士さんのあと(5歳児)を任されました。
前任の保育士さんが辞められたのが6月でした。
「一身上の都合」ということだけを聞かされていたのですが、園児や保護者の方の不満に対しての対応に、かなり悩まされました。
まず、保護者会で「○○先生が、一身上の都合で、5月末で辞められることになりました。」と、園長から説明があり私がその後任に紹介されました。

保護者の方からは「なぜ?」という質問が多く、「せっかく子どもが先生に慣れていたのに、
もう交代ですか?」という意見が出て、園長もたいへん困っていました。
私が初めて園児の前に立ったのが6月28日、忘れもしない一日になってしまいました。
園児の二人が、泣いたまま一日を過ごしたのです。
「○○先生に会いたい!」「○○先生ところに行くの。」と言いながら泣きじゃくるのです。
結局その日は、保護者の方に早めにお迎えに来ていただき、帰園しました。
そして、一人は次の日から長期に休むことになってしまったのです。

乳幼児は、お母さん第一ですね。

お腹がすいたら「お母さん」、眠くなったら「ママ!」です。

一日の半分をお母さん代わりに過ごすのですから保育士の役割もお母さんに似たところが大いにあります。

そんな保育士が年度途中で代わるのですから、園児に与える影響はかなり大きいといえます。

この園児のように「大好きな○○先生が突然いなくなる」ことは、心的にも影響を与えたのでしょう。

この問題は保育園そのものにも影響します。

悪いうわさということです。

保護者は、4月に決まった先生が、我が子をその1年みてくれるという期待を持ちます。

そんな中での交代ですから、園不信を持たれても仕方がないということですね。

ご紹介しましたように、年度途中の退職はできることならばしないほうがよいといえますね。

いろいろな方に対して(園児も含めて)与える影響は大きいことがお分かりいただけたのではないでしょうか。

ただ、あなた自身のことを考えますと、出産など仕方ない理由や、人間関係や仕事過多のために体の調子を崩してしまったなどの理由の場合には仕方がないでしょう。

そこで大切なことは辞める時期ということになります。

保育園や園児、保護者の方に迷惑をかけない最大限の努力をして退職することが、ルールであって、今後のあなた自身の人生にも生かされるものですよ。

保育士を年度途中で退職する理由

保育士さんが年度途中で退職するのはどうしてでしょうか。

辞めたくなるではなくて、辞めることに追い込まれた時に退職を選択するということではないでしょうか。

保育士になったときに、計画結婚や出産を心したり、両親の介護などがある場合にも、保育園に迷惑をかけないように考えたりしていますね。

退職するに至る理由を考えてみましょう。

人間関係

これは大きな退職理由です。

人間関係というものは、合う、合わないという次元の問題だけではありません。

また、一般企業と違って保育士は、協力というもので成り立っていますから人間関係がうまくいかないと園児への保育にも影響が出てしまいます。

ところが、現実的に人間関係が理由で辞めざるを得なくなった方が多くおられます。

人間関係については、あなたがこれを知らないと保育士の人間関係は悪くなるばかりをご覧ください。

主任さんでも

主任さんも楽ではないのですよ。

保育士経験も長いベテランの主任保育士さんが次のような体験をされています。

私は15年間A保育園で保育士をしています。
結婚もしていませんので、園の方針に従って懸命に働いてきたつもりです。
そんな中で去年主任に任命されました。
園長先生が今までの私の経験を認めてくださり、後輩指導でがんばって欲しいということでした。
主任になり、さっそく若手保育士への指導をはじめたのですが、園児への対応など、私のアドバイスを全く聞かないという状況になってしまいました。
ある日の職員会議で「○○先生(私)のおっしゃることは、今の保育には古すぎます。ネットで調べても、今の保護者は「・・・」と言うのです。
個人的に言うのならわかるのですが、職員会議という全体の場で言うとは思いませんでしたので、私はかなりショックを受けました。
園長先生も「もっと若い人の考えも大切にしないとね。」とおっしゃったのです。
その時の私は、どう若い人と接すればいいかが全く分からなくなり、15年もがんばってきた保育士の仕事を辞める決意したのです。これが私の退職理由です。

保育園におられなくなったベテラン保育士さんの退職理由です。

こうなりますと、辞めざるを得ない状態だということです。


「ここでやめなければ自分がだめになる」と追い込まれてしまったら、それが中途退職であっても辞めたほうがいいでしょう。

新任1年目の保育士さんが次のような退職理由で辞められています。

保育士の資質

私は保育に疲れたという理由で中途退職しました。
私は1年にも満たない保育士です。
実は、私の思いと現実のギャップに悩んだ末に、退職を決意したのです。
3歳児担当ということでスタートしましたが、入園式の準備から始まり、入園式、クラス開きや保護者参観など、私の技量では無理だ!と悲鳴を上げてしまったのです。
5月のGW明けから私が登園拒否になり、園長先生との面談の結果、退職に至りました。
力不足そのもので、多くの方にご迷惑をおかけしたと思っています。
保育士の仕事は資格を取ったらできるというものではありません。
ただ、私のような保育士もいることだけは知っておいてください。
保育という仕事は特殊です。
その資質として、子どもが好き、コミュニケーション能力がある、細かい作業ができる、掲示などのセンスがあるなど、一般企業に就職するのとは違います。

この方のように、大学を出て資格を所持しているにもかかわらず、就職をしても早期に潜在保育士になってしまう人も多くおられます。

円満退社はできないと理解する

円満退社・・・定年退職や結婚退職など、働いた以上はこういう退職の仕方がしたいものですが、いろいろな退職理由をみますとそういうわけにもいきません。

特に保育園の場合には、年度途中にあなたが辞めることによって保育園側に対してかなりの迷惑がかかります。

人員不足、場合によっては定数不足(児童福祉法に定められている)で人が足りなくなる場合、新たに採用者を探さなければならないからです。

また、次の体験談をみてください。

私は、保育園に勤務して1年目です。
5クラスある3歳児の補助ということで勤務を始めましたが、その5クラスすべての担任保育士からいじめに合いました。
例えば5クラスで一斉に作品を作る取組みの場合に、その下準備をすべてさせられることがありました。
何がいじめかと言いますと、担任5人は仲が良く、定時を少し過ぎた頃に揃って退勤するのです。
私はというと、まだ1時間以上はかかる作業が残っていて、つらい思いをしました。
このようなことが、たった4ヶ月の間に10回ほどあり、園長先生にお話をして退職を告げました。
園長先生は、「今辞められると困る」ということしかおっしゃらず、私の気持ちなんか二の次だったのです。
「耐えられません!」と言い切って了解していただきましたが「主任や他の先生にはあなたから言いなさい。」でした。
それから1週間、いろいろな人に退職を告げて言ったのですが、一人一人からどれだけ怒られ、皮肉を言われたことかわかりません。

退職を告げるのは園長先生だけでいい、と思っていたら、そうではなくすべての人に中途退職について報告をさせられたという方です。

このような場合には、他園の保育士仲間でのうわさにもなり、転職する際にも近隣の保育園や系列の保育園には行けなくなりますね。

また、保育園の仕事は園児を保護者からあずかるという仕事です。

その責任が非常に大きいこともおわかりでしょう。

担任の場合など、年度途中で先生がいなくなるということが、園児にどれだけ大きなショックを与えるか計り知れません。

園児によっては、先生がいないからという理由で登園しなくなるという場合もあるのです。

こんな場合、すぐに転職をしたらどうなりますか。

あなたの資質が疑われ、あなた自身も傷がつくことも間違いありませんね。

このように、年度途中での退職はリスクが大きいといえます。

早急でなければ、退職スケジュールというものを立てて、退職を告げてから退職までの辛い時期をがまんできるのならば早めに決断するといいでしょう。

繊細なあなたはこう考えよう

スケジュールとは言っても、例えば3ヶ月後に退職日を決めたとして、その時期に生活発表会があるという場合もあります。

保育園の年中行事は次々とやってきます。

そのことを考えますと、年度途中で辞めると少なからず迷惑をかけるという現実があり、退職の決心がつかなくなってしまいます。

そこでこんな考え方はどうでしょう。

あなた自身も辛い思いをして、精一杯のがまんをした、耐えたということを前面に出してみてはどうでしょう。

こんな強い思いで保育士になった私がここまで耐えて決心した。
もし私が弱ければ病気になって、これから先働くことさえできなかったかもしれない。

今はつらいけど、転職をして出直そうという考え方の切り替えです。

また、迷惑をかけるなどいろいろと考えて、なかなか退職に踏み切れない、という方は、「迷惑をかけることと、あなた自身がつぶれてしまうことを秤にかける」ことでしょう。

耐えられる精神力があるのなら年度末までがんばることです。

精神的にまいってしまっている方は、今すぐに退職することです。

神経内科に行って診断書を取るという方法もあります。

休職後3月に退職すればいいのですよ。

退職を決めてから行うこと

退職に踏み切るためには、退職日から逆算しましょう。

「辞めたい!」と思い、「辞める!」という決心をしてから3か月後が退職日です。

この3ヵ月後というのが重要で、もし「今月末で」と突然あらたまって伝えようとしますと、

退職させて欲しいという言葉が非常に言いにくいからです。

園長先生や採用担当者の方には、あなたの「退職」に対する心構えの期間は与えてあげましょう。

先輩に話す

仕事中ではなく、世間話の中で先輩(特に主任級の方)にあなたの退職を伝えましょう。

私、いろいろと悩んだんだけど、この保育園を辞めようと思っています。

先月から仕事がきつくて夜も眠れない日もあってもう限界かなと思うんです。大規模園は私には向いてないのかなあって思ってます。

これが退職を決心したときの第一歩と考えてください。

そうすることで、園長先生の耳にも入っていくのです。

園長先生は、(A先生からそろそろ退職の話があるかな。)という思いになられます。

このような下準備をしておいて、年中行事が終わった時点など、保育園が一段落したなあと思ったころに園長先生に話すようにします。

園長先生に話す

私この○月(3ヵ月後)に退職する決心をしました。

年度途中ということで、園児のことや私の後任のことでのご迷惑を考えますと心残りもあったのですが、どうにも体や心がついていきません。

先日も神経内科を受診して「軽いうつ」と診断されました。たいへん申し訳ございませんが、ご理解いただきたいと思います。

あと3ヶ月は、この園でお世話になった恩返しの意味でも一生懸命がんばらせていただきたいと思います。

ある程度園長先生が感じておられますので、お答え(引止めなど)も用意されていることでしょう。

ここでは、あなたの決心が固いことを話すことです。

そうすることで「わかりました。○月いっぱい(1ヶ月後かも知れません。退職が早くできるかもしれないということです。)までがんばって。後任のことはそれまでに何とかするから。」とおっしゃっていただけるかも知れません。

下準備(園長先生に伝わるようにしておくこと)はかなり重要です。

3ヵ月後を考えているのなら、それまでに後任の採用をしておかなければならないということで、募集をかけたり、知り合いをあたったりできるからです。

また、園長先生自身が、あなたからの申し出に対する答えを用意できるという点でも下準備は必要です。

退職日まで精一杯働きながら転職先を探す

園長先生があなたの申し出を受け入れて下さったら、今の園への思い入れの気持ちを精一杯表現しましょう。

そして、保育士転職サイトなどであなたに合った転職先を探すようにします。

小規模園が希望ならば、次の転職で失敗しないように、時間を作って園見学を積極的に行うようにします。

年度途中だがまだましな退職時期

年度途中の退職で円満退職をされた方の体験談です。

私は、年度途中に退職をしましたが、円満に退職できたと思っています。
私が決めた退職日は、園との相談の結果、11月末でした。
8月に申し出ましたので、私も納得し、保育園のほうも次の方を決めるのに3ヶ月もあってありがたいということでした。
実は11月末に作品展がありました。
作品展は平常の保育で積み重ねたものになりますから保育園としましても作品展が終わるまではいてほしいという思いがあったからです。

保育園の年中行事は、保育士にとってはかなりたいへんな仕事になります。

一年を通して多くの年中行事がある保育園もあります。

一つ終わればすぐに次の行事ということになるのです。

保育園にもよりますが、年度途中の退職の場合には、大きな行事の節目を選ぶのが一方法です。

夏と冬の賞与が出る保育園に勤務されている場合もありますね。

避けたい退職時期を考えてみますと以下の場合があります。(12月10日に支給される場合)

12月10日に支給の場合ですと11月1日に勤務することが基準になることが多いです。(11月1日に勤務していれば12月10日にボーナスが出るということ)

中途退職を考えていますと、支払うほうも貰う方も思惑が生じます。

何と言っても額が大きいですからね。

賞与はできるだけ多く貰いたいなら11月1日に退職をすることですね。

しかし、あなたが中途退職によって保育園に迷惑をかけるということを考えますと、

露骨にそんな日に退職はできないでしょう。

では、どのタイミングがいいのか。

6月1日、11月1日が基準になる場合、おすすめは3月ごろ、8月ごろということになります。

これなら園側に「あなたがお金のことだけ考えているのではない」と思ってもらうことができますね。

ただの転職であれば問題は解決しない 自身を整理する

ここまでの転職の影響や準備を見ていただいて、あらためて転職を失敗しないために自分自身を整理してみてください。

転職理由を整理してみましょう。

めんどうだ…

日案や月案、明日の準備と、保育士には限りない仕事があります。

しんどい…

子どもの保育でしんどいと思うこともあるでしょう。

しかし、子どもが好きで、なりたくてなった保育士だということを忘れて、自分自身の勝手な理由で辞めるということはやめましょう。

人間関係で苦しんでいる、保護者対応で失敗した、あるいはモンスターペアレンツに悩まされているなど、辞めても仕方のない理由の場合には、転職を考えて、自分の力をしっかりと発揮できる職場探しをしましょう。

保護者対応については、保育士の保護者対応での失敗!保護者との接し方はどうすれば?をご覧ください。

また、中途退職を考えているあなたに考えていただきたいことがあります。

どうしても中途退職が必要ですか、ということです。

もちろん年度途中でも問題なく退職することは可能なのですね。

でも今退職を考えておられるあなたは、園児や保護者、園にできるだけ迷惑をかけずに円満退職したいという思いはお持ちでしょう。

退職が年度末なら、担当する園児を次年度に向けて悔いなく送り出すことができますし、園側にも迷惑はかかりません。

また、引継ぎや手続きもスムーズにいくことでしょう。

退職はいつでもできます。

それはどんな職業でも同じです。

しかし、保育士が問題となるのは、園児を含めて関係者に迷惑をかけることなど自分自身にかかる負担が、中途退職の場合には、非常に大きくなります。

そのためにもスケジュールをきちんと立てる必要性がお分かりいただけるでしょう。

中途退職は、このような退職、転職となりますから、単に転職したいからするという問題ではないことをご理解ください。

周囲に迷惑をかける分、あなた自身の大きな負担になるのですね。

このような整理はなぜ必要なのでしょうか。

その一つが、社会人としてのルール、マナーをしっかりと守ることが大切だからです。

上述しましたが、中途退職ではなかなか円満退職にはなりません。

誤った退職の仕方をすれば、保育士つながりで、他の保育園にまで飛び火してしまうからです。

噂は怖いですからね。

また、保育園だからこその整理が必要だということです。

保育士という仕事は、すべてのまとめ(整理)が3月ですね。

たとえ、結婚や出産というおめでたい退職でも、周りの園児や保護者、園の職員はいい顔はしないものだからです。

円満退職を考えるなら年度途中の退職はあきらめたほうがいいかもしれませんね。

いよいよ退職、転職です。

大規模園で失敗したのなら、小規模園や企業内保育所なども探して見ましょう。

転職理由がどうであれ、あなた自身の○年間の保育経験は、強みとなって次の保育園で必ず生かされます。決心をするなら今です。

どうしても転職を考えている人は保育士求人転職プロをご覧ください。

※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。

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