保育士の悩み解決します。
認可、認可外問わず、園長というのは、人の上にたつポジションであるので、苦労、悩みが絶えないものです。
やりがいも十分ありますが、ストレスも当然にあります。
園長先生は、そのような苦しみも園児の笑顔、保護者の笑顔、保育士の笑顔で救われます。
すごくよいポジションだと思います。
園長ってすごい年配の方がされているイメージですが、実際は、どうでしょうか。
都市圏に限って言えば、昨今の保育士不足もあり、若い園長先生も増えています、
と言うより、園長を担える人材がかなり不足しているため、若年でも園長をやりたいというマネジメント志向の先生であれば、引く手あまたであり、ニーズはかなりあります。
東京であれば、毎年200件以上のペースで、認可保育所が新設されていますので、毎年、200人以上の園長先生が、必要とされており、新規で採用していくか、園内の組織で内部昇進をさせていくことになります。
ただ、認可園の場合は、自治体により、保育士資格取得後の実務経験の年数を問われるため、誰でも園長先生になれる、というわけではないのです。
そのため、保育経験、当人の志向性、そもそもの母数の問題もあり、とても人材が枯渇しています。
園長の重責を担えず、新規開園の保育所でトラブルなどが多発して、クレームに耐え切れず、途中退職する園長先生もいます。
それだけ大変な職務でありますが、園長先生がいないと、園が始まらないのです。
ここにとても採用する保育業者さんは、ジレンマを抱えています。
人材紹介会社も園長スキルの人材はのどから手が出るほど欲しいようです。
公立園の園長の話は置いておき、転職してスキルアップを実際に狙える私立園の園長のケースで話をしますと、大体、最低500万円くらいが平均のようです。
公務員並みの年収レンジに入ると思います。
スキルアップすることで、もっと上の収入を狙えると言えるでしょう。
そういう意味で、ジョブホッピングではない、スキルアップの転職を目指してみては、どうでしょうか。
転職歴が少し多くても、スキルアップしている説明ができれば、決してネガティブに受け取られることはないと言えます。
役所との書類のやりとりなども含めて、幅広い視点と実行力、判断力が求められます。
園長は、現場管理、シフトに穴が開いたら、現場に入るという園もあるかと思います。
朝の迎え入れ、夕方の送り出しと、勤務時間を考えたら、朝と夕方のどちらかになると思いますが、保護者との対話もとても重要に園長タスクです。
また、近接の認可園の園長先生との会合や地域交流をしている場合などもあり、対外折衝も必要になってきます。
対人スキルも必要になってきますね。
遠方への引っ越し、病気をしてしまった場合、対人トラブルで退職せざるを得ない場合、年収を上げたいなど、様々かと思います。
本人の努力では、どうにもならない場合は、転職というのも、一つの手段です。
園長という立場上、年度の途中での転職というのは、気まずいという気持ちを持つときもあると思いますが、そうは言っても、始まりません。
前を向いて、次の職場を探してみる気持ちも大切だと思います。
園長先生をずっとやっていく方もいれば、園長を経験して、エリアマネージャーなどの複数園の管理をするキャリアを積める職場を探していく方もいるかと思います。
マネジメントスキルを身に着け、対外交渉のスキルを身に着ければ、マネージャー層にも、上がっていけると思います。
ぜひ、目指してほしいと思います。
そして、マネジメント人材が増えれば、労働環境であったり、スキルアップの環境、雰囲気の良い職場であったりと、よりよい保育園が増えていくものと考えております。
当サイトでは、そういうマネジメント人材が増えて、いい保育園、労働環境のよい職場が増えていけばと思っています。
マネージャーのポジションになると、経営陣の経営方針の理解も重要です。
経営者の考えをよく理解して、それを部下にわかりやすく伝達するのが、マネージャーの重要な職務です。
現場のわかるマネージャーがいま、求められています。
まだまだ男性が、生涯保育士をやっていくキャリアビジョンを描きづらいのが、現状だと思います。
勤務年数を伸ばして、主任、園長と、キャリアを伸ばしていかないと、結婚して家族を持ったときに、家族を養える収入を確保できません。
新卒の時のやる気や希望に溢れた時期から、結婚などのライフイベントで現実を突きつけられたとき、初心をまげて、保育士をあきらめるのは、現実問題として、仕方ないのかも知れません。
保育士の収入アップの公的施策も多く打ち出されていますが、スキルアップをして、ポジションを上げていくのが、まずは基本にあると思います。
それがあっての公的補助だと思いますので、国が補助金をずっと出してくれるというのは、まずあてにせず、スキルを上げるのに、全力を尽くすべきと言えます。
ポジションが上がれば、年収もそれなりに得られます。
どうか、男性保育士の増加とマネジメント層への成長を願います。