保育士の悩み | 保育園での安全で人気のおもちゃの選び方を紹介!

おもちゃ,1歳,0歳
保育士の悩み解決します。
 
保育園で使うおもちゃですが、どういうものがいいのでしょうか。
 
プラレール、人形、おしゃぶりなどのガラガラ、絵本など、一言でおもちゃと言っても、かなりの種類がありますよね。
 
材質もプラスチック、塩ビ製や木製など、様々です。
 
子ごとが噛んだり、なめたりするものですから、口に入れても安全、というものを選びたいですね。
 
今回は、ヨーロッパ、とくにドイツの木のおもちゃに注目してみました。  
 
どこが見たことがある方もいるかも知れません。
 
Spiel gutは、ドイツのおもちゃ評価機関とでもいいましょうか。おもちゃ評価の第三者機関的な団体です。
 
1950年代、戦後復興期のドイツでは、おもちゃも工業化が盛んになり、その多くは、自動で動くもの、決められた動きしか出来ないものであったりしたため、子どもたちへの影響が懸念されていました。
 
そんな時代に、おもちゃに一定の評価をして選別していこうと作られたのが、「子供の遊びと玩具」審議会です。
 
審議会は、およそ40名の各分野の専門家で構成され、業界との利害関係が無い専門家のみが、参加資格を与えられ、メンバーとなっています。
 
実際の運営にかかる費用は、審議会が発行する本・カタログ・印刷物、展示会の貸し出しなどで賄われていて、国からの補助金はほとんどなく、ボランティアなどによって運営されています。

木のぬくもりと教育理念

ヨーロッパの木のおもちゃは、とても暖かみがあり、教育理念に基づいて作られたものが多いです。

特にドイツの木のおもちゃは、人気が高いです。
 
もちろん、国産の木のおもちゃがいいという方もいるかと思います。
 
皇室ご愛用の木のおもちゃ、というのもありますね。
 
木のおもちゃを選ぶ基準としては、素材や安全基準で選ぶ方法があります。
 
TUVやCEマークの付いたものであれば、安全基準に基づいて作られているとわかります。
 
無害な塗料、接着剤を使っていて、ドイツやヨーロッパの安全基準を満たしているものであれば、噛んだり、なめたりしても安心ですよね。
 
また、手作業で作っている、暖かみのあるおもちゃが多いのも特徴です。
 
おもちゃは、遊び道具ですが、子どもに対する、遊びが持つ教育的な意義が詰まっています。
 
歴史もありますし、他のおもちゃに比べて、木のおもちゃは、少々値段が張りますが、大切に使えば、何世代にも渡って使えるものです。
 
園でおもちゃを新調する場合は、木のおもちゃはどうでしょうか。
 
きっと暖かい空間になると思います。  

0歳児~ おすすめのおもちゃ

この年月齢であれば、おしゃぶりです。乳児の口に入れるので、安心の素材を選びたいですね。
 
この月齢であれば、五感を多く刺激させる遊び体験が、チャレンジ精神を育む基礎となります。
 
月齢が3ヶ月を過ぎたころから、見る、聞く、握るという動作が、少し上手になってきます。
 
柔らかいおもちゃで顔などに当たっても危なくないおもちゃが良いですね。
 
おもちゃを使った遊び方としては、ただおもちゃを与えるだけでなく、少し離れたところから「とってみて」などと、赤ちゃんにチャレンジ精神を促す、赤ちゃんに退屈させない遊びの工夫が、とても重要となります。
  具体的には、メリー、ラトル、ガラガラやゆったり動くモビールなどのおもちゃです。

1歳児~ おすすめのおもちゃ

そして、視野も興味も行動範囲も広くなってきます。
 
気を付けないと、ヨチヨチ歩きで転んでしまい、ケガをしてしまいますね。
 
気を付けたいお年頃です。
 
また、指の動きが細かくなり、つまんだり、積み木を積むなどの動作もできるようになります。
 
手は、ものを感じる高性能センサーであり、脳細胞と直結していることから、手は第二の脳といわれています
 
手、指を動かす遊びは、とても重要です。
 
特に、親指、人差し指、中指は、生活していくうえでも、重要ですので、おもちゃ選びは、これらの指を使うものを選んでは、どうでしょうか。
具体的には、積み木、プル/プッシュトイ、ハンマー遊び、楽器などがいいと思います。

2歳児~ おすすめのおもちゃ

真似をする遊びが盛んになる年齢ですね。
 
また、自我が芽生える時期といわれていますので、おもちゃや場所の取り合いなど、他の子どもと、物を借りたり、貸したりという経験を通じて、他の子どもとの関係性や感情を感じ取り、学んでいく大切な時期です。
 
思い通りにいかないで、イライラすることも増えます。親や保育士は、暖かい気持ちで包み込んであげたいですね。
おもちゃ選びも大切です。
 
具体的には、汽車、ごっこ遊び、ハンマー遊び、ペグ差し遊びなどです。

3歳児~ おすすめのおもちゃ

言葉の発達、指先の発達、イメージして物や絵をかいてみるという表現力なども格段に向上する年齢です。
 
手を使った遊びや創造性のある遊びやおもちゃがいいですね。
 
折り紙、積み木、お絵かきなど創造性を養える遊びやごっこ遊びなどで、自分の世界を作り、言葉に出して遊ぶのもいいですね。
 
この年齢の子どもには、自由さのあるおもちゃがいいです。
 
楽しく、自由に遊んで、意欲や好奇心を育んでいくのが良いと思います。
 
おもちゃによっては、音感も鍛えられます。
具体的には、おままごとセット、積み木やブロック、ミニ楽器(ドラム、シロフォンなど)などです。
 
いかがでしょうか。
 
保育をしているとなかなかおもちゃまで気が回らないかも知れませんが、乳幼児にとってとても重要なものです。
 
木のおもちゃやモンテッソーリ、フレーベル、シュタイナーなど特色を出している幼稚園、保育園もありますので、転職の際は、そういう視点で園探しをされてみては、どうでしょうか。
 
※この記事は、保育士が作成しています。
 
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