こどもたちは日々の生活の中で、見るもの、聞くもの、触れるものから様々なことを吸収しながら成長しています。
特に成長が分かりやすく現れるのが、言葉の発達。
伝える力を育て、自分の気持ちを表現したり、考えを発信したりすることができるようになるためにも、言葉の力はこどもたちが将来生きていく上でとても大切な力のひとつです。
- 言葉の力を伸ばす食育あそび
① お野菜クイズ
② たべものしりとり
③ おままごと
- 親子で楽しみながら言葉の力を身に付けよう!
言葉の力を伸ばす食育あそび
「食べること」「料理をすること」 だけではなく、実は無限の学びの可能性を秘めた食育。取り組み方を工夫すれば、言葉の力を伸ばすことも可能です。
こどもたちが楽しみながら遊び感覚で取り組めて、言葉の力を養う食育あそびを3つご紹介します。
① お野菜クイズ
ゲーム感覚で楽しめる、お野菜クイズ。
「赤色で、丸くて、中に種がいっぱい入ってる夏が旬のお野菜な~んだ?」
「トマト!」
「外は紫色、中は黄色。甘くて焼くとホクホクして、秋に獲れる、土の中で育つお野菜な~んだ?」
「さつま芋!」
なぞなぞのように説明を聞いて、野菜の名前を当てるクイズです。
もちろんお題を果物や料理に応用してもOK。
問題の中に色、形状、味、食感、特徴、生育環境、旬の季節、主な生産地など、いろいろな要素を取り入れることで、多様な言葉に触れる機会を作れます。
本や図鑑、料理で学んだ知識のアウトプットにも最適な取り組み。慣れてきたら出題役をこどもたちに代われば、語彙力だけではなく表現力も伸ばせます。
② たべものしりとり
食べ物の名前だけ、というルールでしりとりをしてみましょう。
野菜、果物、魚介類、肉類、調味料、加工食品、料理名・・・
食べられるものなら何でもOK!
実は大人でもかなり頭を使うのがこの遊び。こどもたちも言葉を探して脳をフル回転させます。言葉を探しながら頭の中でいろいろな食べ物をイメージするので、語彙力と同時に想像力も養われます。
こどもたちの興味を引き出し、「もっといろんな言葉を知りたい!」という知識欲にもつながるので、自然とこどもたちが自発的に新しい言葉を学ぼうとするようになります。
また、しりとりは始めと終わりの音を意識することで自然と言葉の成り立ちを理解できるので、読み書きの練習を始める前の取り組みとしても最適です。
③ おままごと
いつものおままごとをちょっとレベルアップ!
ボウル、おたま、泡だて器、お鍋、フライパン、ざるなど、本物の調理器具とおもちゃの食材を使って料理を作るまねっこをします。
(注:刃物では遊ばない、使った後は洗うなど、ルールを決めて遊びましょう)
切る、茹でる、蒸す、揚げる、混ぜる、皮を剥く、粉をまぶす、生地をのばすなど、調理工程に出てくる言葉を意識して使い、こどもたち自身の言葉でも表現しながら遊ぶことで、語彙力が伸ばせます。
小さなこどもたちは大人と一緒に、少し大きくなったらレシピを見ながらこどもたちだけで遊んでみると、料理のイメージトレーニングや読解力を伸ばす取り組みにもなります。実際にキッチンに立たなくても、調理器具の名前、使い方や調理法などを、目で見て、手で触れて、体験を通して学べるのも嬉しいメリットです。
楽しみながら言葉の力を身に付けよう!
遊びの中にも学びの要素を取り入れることで、楽しくコミュニケーションを交えながらこどもたちの能力を伸ばせます。言葉を交わして一緒に遊ぶ時間は、心のつながりを生む大切なふれあいにも。
特別なものは必要ありません。ちょっとした時間で手軽に取り組めて、効果的にこどもたちの言葉の力を伸ばせる食育あそび。
ぜひお試しください!
【 ライタープロフィール 】
株式会社LWL 取締役副社長
食育×幼児教育アドバイザー 藤井 菜月
生きる力・考える力・伝える力を育むおうち食育×幼児教育を全国のママやパパにオンラインで指導。ふたりの娘を育てながら、女性とこどもの支援につながる共育とヘルスケア事業を展開。
上級幼児食アドバイザー/パーソナルヘルス解析士®/ベビーマッサージインストラクター/ベビーヨガインストラクター
株式会社LWLでは、大人とこどもの腸活をサポートするプログラムをご提供しています。
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