保育士さんが転職先を選ぶとき、
確かにこういった形で職場を選ぶ人は多いでしょうね。
しかしこういった事だけを気にして転職を余儀なくされている保育士さんがいるのも事実。
ここでお伝えすることを頭に入れておくだけで園の見方が変わるはずです。
これを知らないということは結婚相手の素性を全く知らずに結婚するようなもの。
もっというならばメールのやり取りでしか連絡を取っていない状態で結婚を決意することと同じです。
20代30代の転職事情については記事終わりから
いよいよ自身の転職の決心がつき、求人情報をもとに自身に合った求人を積極的に探し出すことになりますが、転職先はどこでもいいというわけではありません。
保育士の転職選びのマイナス要因です。
安易な転職になってあとで後悔することのないように、また、
など、求人情報の意図するところをしっかりと読み取ることも重要です。
以下保育士の転職先を選びで気を付けるポイントを、体験談を織り交ぜながらご紹介します。
家族や友人、知り合いなどの紹介で、転職先を探しているあなたを見て「あの保育園で働いてみないか」と声をかけられることもありますね。
次にご紹介します体験談は、友人にすすめられて、転職をされた方です。
私はA保育園を1年で退職しました。A保育園に就職したきっかけは、保育士をしている友人の紹介でした。
が決め手でした。
といいますのも、保育士の転職として私が大切にしていたことが人間関係です。
いろいろな保育園情報を見て、退職や転職をされた方で人間関係が理由で辞められていると知ったからです。
私は子どもが大好きで保育士になったのですが、最初に勤務した保育園で先輩からの強烈ないじめに遭って退職したからです。
友人の紹介ということもあって、働きやすい職場だろうと思い応募し、結構早くに採用されました。
4月、5月と子どもたちや保護者と良好な関係を築きながら楽しく勤務していたのですが、ある時から先輩にいじめられ始めました。
というひどい状況になりました。
その先輩は園長先生と親密で、私が無能で辞めさせたほうがよいということを強く言っていたことが後にわかりました。
友人が勧めてくれた保育園ですから悪くは言えなかったのですが、最悪の状況の中で、なんとか年度末まで勤務して退職したのです。
これも後々に分かったのですが、このA保育園は、入れ代わりが非常に激しい保育園だそうでした。
友人の「A保育園は園長先生や職員がとてもいい雰囲気だよ。」という
言葉を安易に信じたばかりに、たいへんな目に遭いました。
この方のように、知っている方からの紹介は、仕事を探している人にとって断りにくく、一旦就職すると「こんなはずではない」と思いながらも辞めにくいことにもなります。
知人から紹介された場合の保育士転職でも、慎重に下調べをしましょう。
通勤時間がほとんどかからない・・・いいですね。
でも・・・
前の職場は通勤に1時間半もかかっていましたので、帰りがたいへん遅くなっていました。
毎朝起きるのが辛くなって、登園がしにくくなってきて退職を決意したのです。
次の職場を探しているときに、通勤時間で失敗したので、
自宅から近いところという条件で探しました。
地域の求人誌に掲載されていたA保育園に決めて(自宅から自転車で5分)面接、採用とスムーズにいきました。
はじめの間は慣れないこともあって、連日8時ごろまで残業しましたが、自宅が近いのでうきうき気分でした。
しかし、それが続くと、自宅に近い私に保育以外の業務まで分担されていることに気がつき、他の保育士さんが定時に帰っているのに、私ともう一人の方(自宅が近い)の二人が遅くまで残らざるを得なくなっていました。
やはり、この園でもだめでした。
自宅が近いからといって多くの仕事をさせられることに気付いてからは、やる気がなくなってしまい、年度末に退職することを決意したのです。
自宅からの距離というだけで保育士の転職先を選んでしまいますと、
などの頼まれごとが多くなることがあります。
慎重に転職先を探さなければなりませんね。
残業や持ち帰り仕事がどんなものなのかということを
転職前に見極めなければなりません。
最近では、社会でも注目されているからでしょうか、「残業ほとんどなし」と求人情報に書かれている場合があります。
「残業なし」「残業ほとんどなし」という求人には気を付けなければなりません。
求人情報に残業はないと書いてあったではないか、それだったら私はこの保育園を選ばなかったのに・・・
という思いになったとしても採用された以上、仕方のないことなのです。
それは、保育園では、必ずと言っていいほど「先輩や同僚から「もう少しいい?これだけやってしまわない?」と言う人がいるものです。
でもそのような保育士さんは一概に悪いとは言えません。
一生懸命働いているからこそ残業になるのです。
「休日は年間○日以上」という書き方ですね。
このような求人をしている保育園にも注意が必要です。
「有給休暇あり」という書き方の園もありますが、現実的には以下の理由で、保育士は休みにくいのです。
年中行事や園の特徴的な取組みなどは、転職先を選ぶきにあなたの趣味や特技を生かすことができますので、目に止まるものです。
主な年中行事として「お泊り保育」「秋の親子遠足」など園児にとっては不安と期待の入り混じる年中行事ですね。
求人情報に、このような大きな行事を書いているということは、それに園が力を入れている
ということです。
あなた自身が保育士の転職先を選ぶポイントとなる重要なことです。
いかがでしょうか。
安易に就職先を決めてしまって失敗・・・ということになりますと、人生において、その期間(時間)がたいへん無駄になってしまうことになります。次こそは長く働きたいと望む転職ですから、時間をかけて慎重に保育士としての転職選びを行ってくださいね。
前半では
1点に絞って具体的にお伝えしました。
まさにこういった仕事探しや選び方は失敗する可能性があることを頭に入れておきましょう。
保育士の転職先を選ぶとき、何を基準にして選べばいいのでしょうか。
失敗しない保育園選びについてご紹介します。
上述しましたように、最近では、ネットで「保育士専門のサイト」などもあります。
また、地域の情報誌にも求人情報があり、自治体の保育担当課への問い合わせやハローワークで選び方法もあります。
実際に歩いて探してみるのも一方法ですね。
自身でいろいろな条件について、問い合わせてみたり、実際に園見学をさせていただいたりしながら情報の収集を図ることです。
働きながらできる転職活動は保育士求人転職プロまで
なかなかOKの出ない園もありますが、日を設定して見学が可能な園も多いです。
その際には、必ず、園児がいる保育室の中まで入らせてもらいます。
子どもたちの表情がどうか、生き生きとしているかは見れば分かりますよ。
さらに保育士の園児への接し方や様子を見て、保育士さんも生き生きとされているかを見極め
ます。
園見学や面接で聞きたいポイントは
を聞いてみましょう。
園見学については保育士が転職の際に園見学から分かること。私が気づいたことをご覧ください。
清潔かということが一番大切ですし、転職先を決める上でも重視していただきたいポイントです。
あなた自身もそうですが、園児が怖いウイルス感染などがないような環境が必要です。
また、環境整備によってこのように清潔に保たれている保育園は、転職先を選ぶポイントにもなります。
0~3歳児さんなどは静かに眠れる環境が必要です。
保育士にとってもそれは重要なポイントで、静かな場所がなければ寝かすのに労力を使ってしまうからです。
また、園児が走り回ったり動き回ったりできる広い園庭やプレイルームなどがあるかも大切です。
自然災害や防犯上の対策が整っている
かも、転職先を見極めるポイントになります。
災害の時の避難経路の明示、ロッカーや棚などの転倒を防ぐ配慮、頭の打撲防止のためのコーナーガードや園庭のクッションなどの工夫もポイントです。
保育士の転職で、転職経験者と未経験者の選び方の違いについてみていきます。
保育園の選び方については、上述しましたが、転職経験者ならではの選び方があります。
それをご紹介しますので、未経験者の方は参考にしてください。
保育士としての就職や転職を考える時には、当然ある程度の期間勤めたいという思いがあるものです。
転職選びでは、経験者はかなりその部分が慎重になる要素です。
一度失敗(失敗でない場合もありますが)して退職したのですから、次はそういうことにならないようにしたいからです。
経験者は、職員組織や待遇面などの中で働いている自分をシミュレーションするなども行います。
納得のいく就職・転職活動には、求人情報を見るだけでなく、実際に足を運んで職場がどんな環境なのかを調べています。
見学を申し込んだり、保育士さんの話を聞いたりして事前情報を収集した方が長く働くことができますよ。
給与や勤務地までかかる時間、残業や有休、園の雰囲気などで、これは譲れない、あるいはこれが決め手になるということをきちんと決めて就職活動をします。
基準があると検討しやすいのです。
求人情報と自身の基準から納得できる転職をしましょう。
転職の際に、まず目にする求人票ですが、そこには重要なデータがあります。
以下その観点をあげます。
経験者の方は、この求人票を見抜いて転職先を探されています。
「残業手当あり」「年次休暇○日完全取得」などの待遇面での記述があります。
中でも給与については、基本的には額面通りに受け取ってもかまいませんが、保険料等がある場合には、例えば20万円の場合、その20%程度は健康保険料や雇用保険料などが差し引かれます。
手取りは16万円ほどということになります。
経験者はきちんと計算していますよ。
残業手当についても、経験者は「残業手当あり」の中身を知ろうとします。
固定残業の場合には、
一律10,000円というざっくりとした保育園もあります。
また、みなし残業の時間数が何時間に設定されているかなどのチェックも必要だということです。
経験者は、このようなチェックをしっかりとします。
転職に失敗しないためには必要なことなのですね。
転職先を選びのも「より慎重に」を目指していますと、なかなか決まらないで困るという方も出てきますね。
そんな方は、あなた自身やお子さんの出身保育園、あるいは、資格取得の際にお世話になった
実習先を訪ねてみることも一方法です。
特に実習先の保育園では、あなたの勤務態度や保育技術などを十分に把握していますから、うまく空きがあれば採用してもらえるケースもあります。
などという転職希望者がおられます。
その中には、転職がなかなか決められなくて長期化している人や反対にすぐに決める人がいます。
それぞれその要因と理由についてご紹介します。
保育士として転職がなかなか決められない、長期化している理由は、転職先選びを慎重にしているからです。
長く勤めるためにいろいろな求人情報を吟味しているのです。
慎重なのはいいことなのですよ。
自分自身のこだわりや待遇の良い職場探しのためには時間をかけることも必要ですね。
しかし、転職活動をしている間はもちろん無給だということは忘れないでください。
転職未経験の方に多いのですが、履歴書や職務経歴書作成ができていないという場合にも転職は長期化します。
採用者は、とりあえずは面接まではという思いで、「いついつ面接に来てください」という連絡が入ります。
これはあくまでも形だけという場合も結構あります。
履歴書や職務経歴書である程度採用者を絞っているということです。
転職理由をしっかりと書いて面接に臨むことが転職を長期化させないポイントになることも知っておいてください。
転職理由については保育士中途採用の面接と志望動機の対策。圧迫面接って当たり前?をご覧ください。
せっかく履歴書や職務経歴書にいいことを書いても、
どこかからコピーをしたような(自分のことではないようなことを書くこと)ことを書きますと、面接で質問を受けてもはっきりと答えられないということになります。
マナー(礼儀や身だしなみ)も重要です。
自分が若いからといって気楽に臨んだり、ラフな格好で受けたりするなども採用されず、長期化する要因です。
転職を長期化している理由の一つが、給与条件の折り合いです。
転職前の職場での給料と比べてしまうことがあります。
やっぱり少しでも多い方がいいですからね。
保育士の転職では、経験はもちろん考慮されますが、年齢によっては、前園より給与は下がると思っておいてもいいでしょう。
勤務条件についても前職と同じような条件を求めてしまうと、転職が長期化してしまいます。
勤務条件の中でもよくこだわるのが、残業や休日の扱いです。
これについては、年齢がいくほどこだわるものです。
逆に保育園側は、勤務条件にはある程度は従ってほしいものなのです。
新人さんは勤務条件に異論はないものですからね。
詳細は保育士の転職を失敗、後悔、長期化する人がやってしまう事をご覧ください。
すぐに転職を決めている人の特徴は、在職しながら転職活動をして、退職すると同時に次の職場に勤務できるようにされています。
保育士として働きながらの転職活動はかなりハードです。
仕事そのものが精神的にも体力的にもしんどいですので、それに加えて転職活動となりますと、ほんとうにたいへんです。
しかし、次のような方法で早くに転職をされている方が多いです。
それは「スケジュールをきちんと立てている」という共通の特徴があります。
いつ退職をするのかということをまず決めています。
転職を決心した日から逆算して転職先探しをしているのです。
保育士ですから、園児や保護者、保育園に迷惑をかけないようにするためにはどうスケジュールを立てればいいのかをきちんと決めています。
保育士の仕事はいつ突然の対応が入るか分かりませんので、ゆとりを持って転職のスケジュールを立てておくことが必要です。
などを働きながら自分の心の中で作成することです。
時間がかかるように思われますが、そうではありません。
しっかりと目標を立ててスケジュールを立てて転職活動を行うことで、早く転職先を決めることができるのですよ。
スケジュールについては保育士の転職。良いスケジュールを立てないと良い転職は出来ないをご覧ください。
選び方を失敗しないための保育士求人プロをご覧ください。
後半では
をお伝えしました。
やはり長期化している人には妥協との戦いがあるかもしれないですね。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。