保育士になって最初の年、保育士1年目にして理想と現実のギャップに悩む、そんなことよくありますよね。
世間的に言えば1年もたっていないうちに転職することは正直あまりよくありません。
が・・・
必ずマイナスになるかといえばそうではないですね。
このラインを知るだけであなたが今の保育園を転職すべきかどうかがわかります。
この基準を知らないということは彼女の喜ぶものを知らないのにプレゼントを渡すようなものです。
もっというならば彼女が嫌いな食べ物を好きだと決めつけて食事に行くようなものです。
保育士として1年目で転職する場合の大半は今後の転職活動において影響があります。
転職活動において、履歴書はどの園においても提出必要書類の1つです。
履歴書には、これまでの経歴を書く欄があるため1年目に他園を退職し転職しているということは、一目瞭然です。
転職希望先の職員がその欄を見てまず思うのが「どうして1年目で退職をしてしまったのだろうか?」ということです。
中にはやむを得ない事情がある場合ももちろんありますが、
と思われてしまう恐れもあるのが現実です。
また、
などと思われてしまう恐れもあります。
「保育士1年目ですぐに転職をしてしまうということは本人に何かしらの原因があるはず」と感じるのが一般的です。
実際、転職希望者が来た際にこれまでの経歴欄を見て「この人は転職を繰り返しているから、うちに来てもらっても長続きしないかもしれない」と判断し不採用になったという場合もあります。
採用する側の立場になると、どうしてもこれからも長く働いてくれる信頼のおける人を採用したいと思うのが本音です。
ただし、現在は全国的に保育士不足なのも事実です。
そのため、過去に転職経験があるからと言って最初から不採用にするのではなく、本人のやる気や意欲次第では、1年目に転職を仮にしていても影響がない場合もあります。
「仕事が嫌で転職をした」のではなく、
などと前向きにやる気を持って転職を行っていきましょう。
好印象を持たれやすいです。
しかし、「まだ保育士歴1年目なのに、一体何が分かるのか?」と思う転職先もあるかもしれません。
たとえ1年目であっても保育環境が整っていない(例えば、おもちゃなどの備品がきちんと揃っていない、保育士の人数配置が十分ではないなど)ということに気付くことができる場合はもちろんたくさんあります。
そのような気付きの上の意見であれば、特に生意気だなと感じられることなどはなく、逆に【
一年目なのに熱心だな】と受け取ってもらえる場合があるでしょう。
また、【しんどかったので今すぐ辞めたかった】などと正直に退職理由などを面接時などに言ってしまうとほぼ間違いなく不採用になってしまいます。
転職を考えている人が全員
などという比較的正当な理由ばかりではなく、本当は続けたいけど、我慢する必要があることはわかっているけどもう限界という人もいるでしょう。
そのような方は特に上記でお伝えしたような前向きに理由を伝えるようにしましょう。
前半では
を詳細にお伝えしてきました。
読んでいいただいて分かるように園からの信用は理由によって異なってきます。
1年目はどのような仕事であってもどのような人であっても心身ともに疲労困憊し、疲れてしまいます。
しかし、それを乗り越えた後にある「充実感」や「達成感」は仕事を頑張って続けた人にしか味わえない感情です。
保育士は大変やりがいのある充実感のある仕事です。
しかし、1年目で転職をしてしまうと保育士ならではのやりがいや達成感を味わうことがないままで、日々の仕事に対していつまで経ってもやる気や意欲を見出しにくくなってしまいます。
1年目で転職をしてしまうとそもそも保育士の仕事がどのようなものなのかということをわからないままになってしまう恐れがあります。
保育士の仕事についてきちんと理解することができていないまま転職を行うと、転職先の職場でもいつまでも実習生のような気持ちで保育士の仕事にすぐ就くことができず、なかなか業務に慣れることができません。
1年目で転職をしてしまうと、社会人としてのマナーや礼儀などについても十分に学ぶ機会を失ってしまうため転職後も困ったり分からなかったりすることもたくさんあります。
保育士をたとえ1年目で転職をしても、転職理由によってはそれ程影響がない場合もいくつかあります。
やむを得ない事情だと転職先の職員に判断してもらえた場合は、比較的スムーズに転職活動を行うことができるでしょう。
意地悪な職員がいて集中的な嫌がらせやいじめを受けていた場合や、日頃より上司から罵声を浴びせられていたなど明らかに自分に非がない場合の人間関係のこじれなどは、園も考慮してくれることが多いです。
急な引っ越しで片道2時間通勤に必要になってしまったり、電車やバスなどのダイヤが変わって公共交通機関で早出出勤に間に合わないなどの理由で転職をする場合は、やむを得ない事情と判断してもらえる場合が大半です。
求人募集には、「隔週土曜出勤」「残業代あり」などと記載されていても、実際は求人募集通りではない園もたくさんあります。
「残業代は出ないのに毎日残業ばかり」「持ち帰りの仕事が多すぎて休日であっても全く自分の時間が作れない」など明らかに前の職場が労働条件違反をしていたり不十分すぎる待遇の場合は、園も考慮してくれる場合が多いです。
前の職場の保育理念や保育観が、自分が思っていたのとは全く異なっていたなどと言う場合は、転職先にも理解してもらえることがあります。
「子どもたちにはできるだけ愛情を持って丁寧に関わりたい」と感じて保育士になったのに、いつも叱ってばっかりだったり子どもに対して冷たい声かけしかしなかったりなど、自分と異なる保育観の園にいることは苦痛でしかありません。
転職先の職員も同じ保育士であれば、その気持ちは十分理解してくれるはずです。
これらの他にも、保育士と言う仕事は、実に心身ともにハードな仕事です。
そのため、保育士1年目で退職をし転職を考えたくなる気持ちは多くの先輩保育士でも理解することができます。
そのため、転職希望先の園が1年目で保育士を退職し転職したことに対して深く追求したり責めたりすることなく、今後の頑張りに期待を抱きながらスムーズに転職活動を受け入れてくれる場合もあります。
参考文献
「出来るなら来年度も頑張って今の職場で働きたいけど、今のままだと心身ともに持つかが分からない」などと言って、転職を迷っている人もたくさんいます。
そのような方は、まずは今自分がどのような悩みや考えを抱えているのかなどを整理し確認する必要があります。
などを、まずはゆっくりと順番に整理していく必要があります。
そうすることで、転職を今自分がするべきなのかどうかが少しずつ明確化していきます。
転職活動というものは、心身ともに労力の必要なものです。
そのため、「その労力を使ってでも今の職場ではなく新しい職場で働きたいのか」ということを考えると、大きなヒントになるはずです。
<転職をするために必要な労力>と、<今の職場でこれからも働き続けるために必要な労力>とでどちらが自分にとって価値のあるものなのかということを見極めることが大切です。
これらをきちんと整理をし見極めることができれば、悔いの残らない決断を下すことができるでしょう。
上記でお伝えしたように理由によっては1年目で転職しても影響はありません。
大事なことは次の園では同じような原因がない転職をすることです。
転職先でも同じようなことが起こればあなたの保育士として今後が難しくなってきます。
やはり1年間の間に2回以上転職を繰り返すことはお勧めできません。
そこで大事になってくるのがリサーチです。
どんな園かがある程度分かっていれば失敗の確立を下げることが出来ます。
もちろん人間関係は働いてみないと実際はわかりません。
しかしそれ以外の要因をできる限り知っておくことは非常に重要です。
保育士求人プロでは転職先との関係ができているのである程度はどんな園なのかがあなた1人で探すよりわかるメリットがあります。
保育士1年目の転職を失敗に終わらせたくない人は保育士求人プロにご登録ください。
後半では
をお伝えしました。
そもそも転職すべきかどうかは考えるべき課題ですね。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。