保育士の悩みを解決いたします。
設定保育は、勿論の事、雨が降って室内遊びでストレスを発散する為によく用いるのが音遊びです。
子ども達の創造性、音感、運動神経を育む大切な遊びですが、折角やるなら子ども達の能力をしっかりと伸ばす事が出来る様にしたいですよね。
初めて行うのであれば
こんな風に感じている人も多いでしょう。
そこで、今回は保育園での音遊びについての導入や展開の方法、音遊びをする事にどんなメリットがあるのかを紹介していきます。
また、最近よく保育園で取り入れられているリトミック運動についても、一緒に紹介していきます。
自分の保育の幅を広げる為にもぜひ読んでみてください。
音育とは、楽器や音楽を乳児期から子どもに聞かせる事で、脳に刺激を与えて脳を発達させるものです。
実際にその効果は立証されており、多くの保育園や自宅で保護者が実践しているのです。
子どもの音感が育つのは、乳児期~幼児期であり、この頃に多くの物に触れるとその分子どもの性格やその後の生き方に大きな影響を与えると言われています。
その為、最近は乳児期から英語などを聞かせる親が増えているのです。
音感も同じで、乳児期から触れ合っていると、自然と音感が育っていきます。
実際に行われたアメリカのバーモンド大学の研究で乳児期から楽器に触れ合う子どもの方が、楽器に触れ合わなかった子どもよりも、
人間の行動を調整する脳領域の皮質が厚くなっている=計画性に富み、危険予知能力も高くなると判明しています。
危険予知能力は人間にとってはなくてはならない能力です。
計画性も成長と共に必ず必要となる能力です。
幼い頃から楽器に触れ合い音育を行う事で上記の高い能力が得られるのであれば取り入れたいですね。
乳児期はとにかく様々な経験を積む事が大切です。
そこで、子ども達の興味の幅を広げる為にも音育は役に立ちます。
楽器や音楽に乳児期から触れて、好きな音や楽器を見つける事で、その子どもの将来に繋がる可能性もあります。
子どもが将来様々な選択肢を選べるように、積極的に様々な保育を取り入れていくといいと思います。
音育の導入方法や展開方法を紹介していきます。
同時にねらいも紹介していきますが、ねらいは年齢ごとに変わってきます。
乳児期の導入では、楽器を使う事を子どもにより深く意識させる為に、導入でピアノの音を鳴らしたり、子どもの前でトライアングルを叩いたりして実際に音を出してみるといいと思います。
子ども達の興味を集めて、そこから0歳児であれば保育士と一緒に、1歳・2歳児であれば自分の力で実際に楽器に触れて音を出してみる事が大切です。
ねらいとしては、
上記のような事で良いと思います。
乳児期はまず音を楽しむ事、そして楽器の存在を知る事から始まります。
引用元:おとのは保育園
幼児期は導入として、実際に子ども達の前で楽器を使い演奏を行ったりなど、音階を意識させるようにしたら良いと思います。
そして、今度は季節に合った子ども達の良く知る曲を選んで、その音に合わせて楽器を鳴らす練習を行ってみてください。
子ども達の音感も養われますし、自分の奏でる音が曲になる事の喜びを知る事が出来ます。
ねらいとしては、
子ども達の能力を高める事も大切ですが、楽しむ事も忘れないようにしましょう。
子ども達は楽しければどんどんやる気を起こして頑張るものです。
子ども達があまり楽しそうにしていない場合はもう一度自分の設定保育を見直して、子ども達の喜ぶような曲を取り入れたりと工夫をこらしましょう。
保育園で流行っている音遊びの遊び方、そして押さえておきたいポイントを紹介していきます。
乳児期から楽しむ事が出来るのが、このオノマトペです。
オノマトペとは、動物などの擬音や擬声、擬態を表現する事です。
動物の鳴き真似と擬態を行って保育室を歩き回ったりなど、外遊びが出来ない時の発散にも繋がります。
物を真似るという事は、相手の気持ちを繊細に理解しなければ出来ません。
子ども達はオノマトペを行う過程で、相手の気持ちに近付けよう・理解しようとする努力を無意識に行うのです。
子ども達は音が出る物が大好きです。
それは乳児も幼児も変わらず、ピアノ絵本はどの年齢でもかなりの人気を誇っています。
幼児クラスになったら、設定保育の中で楽譜の読み方もクイズ形式で行うと、楽しみながら自然と楽譜も読めるようになります。
ピアノ絵本にはかなりの確率で楽譜が付いています。
読めて弾けるようになると子どもは嬉しいですし達成感を得る事も出来ます。
引用元:世界文化社
音を聞き分ける能力は人間に必要です。
そこで人気かつ子どもの聞き分け能力を鍛えてくれるのが、この楽器当てゲームです。
マラカスやタンバリン、トライアングルなどの音を目をつむった状態の子どもに聞かせ、何の楽器か音を聞き分ける力を付けていきましょう。
運動が苦手でなかなか普段は活躍できない子どもも、音当てで正解すると自分に自信を得る事が出来ます。
リトミック運動も最近ではほとんどの保育園で取り入れられています。
リトミック運動とは、
上記のようなねらいを持って行う運動遊びです。
元々振り付けの決まっているダンスと違い、音を聞いて自分で
「この音(※擬態をしている場合は動物)は何を表しているのだろう」と自ら考えて、それを体の動きで表現するので、表現力や自主性が鍛えられます。
最近では、保育参観で子ども達の自主性を保護者に知ってもらう為に行う保育園も増えています。
リトミック運動は子どもの自主性や表現力を鍛えるには最適な遊びです。
音感も鍛えられるのでぜひとも保育に取り入れて欲しいと思います。
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※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。