保育士の悩み解決します。
保育士さんが、現場で、思うことがあると思うのですが、「魚釣り遊び」のことで
こんな風に感じていませんか?
普段の保育の中で、設定保育の中で、園のお祭りなどの中で、大活躍してくれるのがこの魚釣り遊びです。
今回は年齢に合わせて出来る魚釣り遊びを紹介していきます。
0歳だから出来ないなど思わず、保育士の工夫で子ども達の遊びの幅を広げてあげてください。
遊びの中でも子ども達に学んでほしい事、気付いて欲しい事を持つのは大切な事です。
そこで、魚釣り遊びを通してそれぞれの年齢でどんなねらいを持てば良いのかを紹介していきます。
引用元:山口芸術短期大学
乳児クラスはまず魚釣りという物を体験する事で新しい遊びに触れる事がねらいです。
まだまだ魚を釣るという概念は持ちにくいので、保育士が一緒に釣り上げる事で、糸で揺れる魚を楽しむのも良いと思います。
1歳、2歳になると、自分の力で魚を釣り上げる事で達成感を得る事をねらいにすると良いでしょう。
乳児でも、月齢を重ねるごとにねらいを変えて、子ども達の能力を高める事を考える事も大切だと思います。
幼児クラスではルールを守る大切さを学ぶ事をねらいにします。
また、自分達で作った魚を釣るなど準備まで自分達でする事で達成感や物を作る技術も得る事が出来ます。
一つの遊びの中に、沢山の学びと気付きがある事を知っておきましょう。
また、グループ対抗で釣り勝負などをすると子ども達の闘争心を掻き立てる事も出来るので是非とも試してみて欲しいです。
魚釣り遊びの準備と作り方について紹介していきます。
月齢によって遊び方を変える事で、子ども達が楽しめる遊びになります。
自分の受け持つ子ども達が出来そうな難易度の魚釣りを行いましょう。
まずは必要な物を準備する所から始めましょう。
魚釣りに使う材料として、全年齢に共通なのは折り紙です。
折り紙で魚を作る事で子ども達も折り紙で魚が作れる事を知り自分達も作りたいという気持ちをかき立てるのも大切な事だと思います。
なので、全年齢共通で必要なのが折り紙です。
的が大きく、しっかりとした力で釣り上げる事が出来ると子ども達も楽しめます。
釣り針には磁石を利用すると釣りやすいと思います。
幼児クラスになったら少し難しくする為に
釣り針はクリップを変形させます。
魚についている方を輪っか状に釣り糸の先に付ける方を鉤状にした物にすると
難易度も上がり子ども達も楽しめると思います。
つり竿については本物の木の棒を使うのも子ども達にとってはよりリアルに魚釣りを体感するきっかけになりますが、やはり硬い為に事故や怪我が心配されます。
そこで新聞紙を丸めて細くしたものを利用すると良いと思います。
新聞紙だけでは味気ないので色紙を巻き付けておくようにしましょう。
また、先端には丸めた粘土をくっ付けておくなどして、怪我の防止を行っておきましょう。
リアルを追及するのであれば釣り堀はなるべく新聞紙を丸めて色紙で包んだ石で本格的な石垣を作るのも良いでしょう。
引用元:学校法人駒澤学園
子ども達も室内での池の登場に大喜びすると思います。
また、ビニールプールでも十分に遊ぶ事は出来ます。
ビニールプールを使う際にも、石垣を作る場合にも、水の代わりに水色のビニールテープを割いた物を入れておくと水のように見えてより本格的になります。
また、ちょっと変わり種としては、水を入れて凍らせた青や水色の風船を水の代わりに入れておくと、電光に反射して非常に綺麗に見えて子ども達も喜びます。
乳児でも0、1歳児の場合最初から保育士が全て用意して後は遊ぶだけにしておいた方がいいと思います。
まだまだ集中力も長く持ちませんし、手先もそこまで発達していないので、出来て魚に絵柄を付ける位ではないでしょうか。
どうせなら釣りを楽しむ事に重点を置いて、準備はさせなくてもいいと思います。
2歳児に月齢が上がると、魚の絵柄を付けてその自分の魚を釣るというのも面白いと思います。
土台の魚は保育士がおり紙などで作っておき、その魚にシールを貼ったり絵柄を付けたりすると盛り上がります。
3歳児以上になったら、折り紙や色紙で自分で魚から準備するようにしましょう。
色合いを意識させる為にもうろこに見立てた色とりどりのシールを用意し、自分で魚の体を彩らせるのがオススメです。
また、4、5歳になったら自分で釣り竿を作る為に新聞紙を丸め、好きな色紙を貼り付けて作らせるのも良いと思います。
針金に関して子ども達は一生懸命作業をする中で、つい周りの存在を忘れてしまい人に当ててしまう事もあります。
保育士が前もって準備しておいた方が安全です。
魚釣り遊びに使える絵本や手遊びで子ども達の魚釣りへの期待を高め遊びたいという意欲を刺激する事も大切です。
そこで、魚釣り遊びの前に使える手遊びや絵本を紹介していきます。
魚遊びの工夫として取り入れて欲しいのは、乳児クラスでは競争させるよりもじっくりと遊びを楽しむ事、
自分の力で魚を釣り上げる努力をする姿勢を大切にする事です。
乳児は競争になると気持ちがいってしまい、遊びを楽しむ事が出来なくなってしまいます。
競争は幼児クラス(3歳児以上)から、グループ対決にすると良いと思います。
その方がお互い助け合う事を覚え、チームワークを学ぶ事も出来ます。
私は園の夏祭りの出店で、折り紙で折った魚をビニールプールで釣る遊びをしました。
非常に好評でしたし、何度も釣り竿も使い回せるので多くの子ども達に喜んでもらえました。
水も使わないので、準備も片づけも簡単で済みます。
大量の魚を準備しなければいけないのは大変ですが、子ども達の設定保育の中や、通常保育で作って貰うとすぐに沢山の魚を用意する事は出来ます。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。