氷を使った設定保育や課業は子ども達にも大人気ですし、物の変化や感触、冷たさを知るには非常に有効な物です。
今回はそんな氷を使った人気の設定保育や、子ども達に喜んでもらえる氷を使った工夫を紹介していきます。
まずは定番な子ども達の喜ぶアイディアを3つ紹介していきます。
氷を使う目的は、保育士によって様々あるでしょうが、これから紹介する3つの鉄板ネタは、
を基本的なねらいにして紹介していこうと思います。
これは鉄板ですね。
お皿などに水を溜めて、薄く広い氷を用意して、それを踏んで音や感触、氷の脆さを知る遊びです。
一度氷だけを踏んでしっかりと氷の音を知った後に、音楽を一緒に流しながら音に合わせて氷を踏むと子ども達は飽きる事なく更に楽しめると思います。
参考元:香芝市
夏場の子ども達が大喜びする鉄板ネタがこれです。
わざとお湯を混ぜた温めのプールを用意し、子ども達がプールに入った後に牛乳パックやペットボトルの中で凍らせておいた大き目の柱状の氷をプールに入れて、その冷たさを体感するのです。
引用元:ぽけっとランド
氷と言えば鉄板であるかき氷。
まずは氷を鑑賞して、その透明さや綺麗さを十分に楽しんでから、子ども達の目の前で削るタイプのかき氷機でゴリゴリと削って形が変形する事、工夫をすれば食べられる事を知ってもらう機会にもなります。
氷を直接口に入れるのも良いですが、詰まる原因にもなります。
歯が折れる危険性もあるのでかき氷として食べるのが一番安全で美味しいと思います。
引用元:まごころ保育園ブログ
氷の器でおやつを食べるなんて素敵だと思いませんか?
氷の器は意外と簡単に作れます。
一番簡単な方法は、風船を使用する事です。
まずは風船に水を入れます。
量としては器の大きさによりますが、おやつに使う程度であればほんの少しで良いと思います。
そして、次に風船に息を吹き込みます。
必ず水よりも空気の比率の方が多くなるようにしてください。
イメージとしては1/3は水、2/3は空気といった感じです。
後は空気口を上に向けた状態で凍らせて、風船を破れば氷の器が現れます。
厚いのでそんなにすぐは溶けませんから、その氷を使っておやつは十分に食べる時間はあります。
引用元:なかぜ保育園のブログ
バケツに水を張って、一晩置いておくだけでも氷を作る事が出来るので、夏のように冷凍庫で大量生産する苦労もしなくて済みます。
更に、冬の寒さもあいまって余計に冷たさを感じるので、冬こそ氷遊びを取り入れたいですね。
絵の具を水に混ぜて凍らせ、綺麗な色とりどりの氷を作ります。
この氷を作る事で、氷に色を混ぜるとそれだけで綺麗な氷を作る事が出来ると子ども達に知ってもらえます。
そして、それを溶かす事で色水に変える事も出来ますし、更にはその氷でそのまま絵を描く事も出来ます。
絵の具が用意できない場合は、新聞紙に普通の氷で絵を描けば十分子ども達も楽しめると思います。
引用元:新宮社の宮コスモ学園
子ども達に見せて喜ぶのが、氷の中に子ども達と一緒に拾った木の実や花びらを入れて凍らせると非常に綺麗で子ども達も喜びます。
子ども達の人数だけ様々なアイディアがあるでしょうから、お互いの作品を見合って感性を磨き合うのも良いと思います。
中に入れるのは花びらなどだけではなく、自分達が折った折り紙や粘土などでも面白いと思います。
引用元:東広島市
氷釣は簡単で、冬でも室内で縁日の気分を味わえます。
ビニールプールの中に、キューブ状の氷の中に折り紙で折った魚を入れた氷を沢山散らし、氷の上に塩を掛けておくと、裁縫糸の先にくっついてきて釣りを楽しむ事が出来ます。
氷に塩をかけると糸が引っ付くという不思議な現象を知る事で、化学に興味を持つきっかけにもなると思います。
魚だけではなく、様々な折り紙や木の実、花びらなどを入れておくと見た目も綺麗で子ども達も欲しい物がばらけるので取り合いもないと思います。
色氷を利用して、裁縫糸と同じ色の氷を釣ろうなどルールを決めると更に子ども達は盛り上がると思います。
引用元:明幸幼稚園
Twitterであまりの綺麗さに大反響を呼んだこの風船氷、作り方は簡単で、風船に水を入れてそれを凍らせるだけです。
小さ目の水風船用の薄い風船で作ると、表面が薄い為中の氷に光が反射して非常にきらきらと綺麗に仕上がります。
この氷風船を使い、おやつのジュースを冷やして飲むなど他の用途にも使えます。
子ども達も、氷風船は鑑賞だけではなく物を冷やすなどにも使えるんだと視野が広がると思います。
引用元:おおわだ保育園
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。