節分といえば、豆まき。鬼の面を用意して、豆をまく、というイメージは誰でも簡単に浮かびます。
けれど、そもそもどうして、豆をまくの? 節分も行事って何?
由来や意味について、答えがパっと思い浮かばない人も多いのではないでしょうか。
また、他の園では、どんな風に行事を盛り上げているのかも、気になるところです。
そこで、節分の由来や、行事の進め方について取り上げてみます。
節分とは、暦の上で、冬から春に変わる、節目の日のことを指します。
この冬から春の季節の変わり目に、悪いものを追い出して、気持ちよく新しい季節を迎えましょう、という意味があるようです。
悪いものの象徴として、鬼が使われています。
また豆まきは、室町時代に「豆を投げて鬼を追う」という風習が明から伝わったとされています。
数え年の数だけ豆を食べると、病気にならず健康でいられる、という言い伝えは有名ですね!
鬼が登場する絵本を読んで、鬼についてイメージを膨らませたり、節分の意味について伝えたりしておきましょう。
比較的年齢の低い子どもも、集中して読める1冊です。
おなかに中に様々なオニが住んでいる、というお話です。
自分のおなかの中にはどんなオニが住んでいるのかな?と自然にオニに興味をもち、豆まきに興味を向けることができます。
参考:ないた赤おに
節分とは直接関係ありませんが、オニを通じて友情について考えさせられる名作です。
いもとようこさんの優しく温かい絵がじんわりと心に響きます。
怖くて乱暴者、というオニのイメージをぶち壊し、オニについての想像を膨らませてくれる、深い1冊です。
子どもたちと一緒に、豆入れやお面を作ると、期待をもって当日の行事に参加できます。ここでは、乳児と幼児、それぞれにおすすめの本を紹介します。
参考:3,4,5歳児の行事&季節の製作アイデア 10月~3月 PriPriプリプリBooks
オニのお面の他にも、オニのパンツの作り方や、恵方巻製作など、面白い製作が載っています!
参考:0.1.2歳児のかんたん製作あそび12か月(ナツメ社保育シリーズ)
5種類のお面、3種類の豆入れの作り方が紹介されています。「貼る」「まるめる」「ちぎる」など活動ごとに分類されていて、分かりやすいです。
なんといっても、保育士が鬼に変装し、子どもたちの前に登場するパターンは定番です。
特に男性保育士が変装すると、大変迫力があります。
中には、半べそをかきながら逃げ回る子どもも出てきます。
しかし、豆まきは子どもを怖がらせるために行うものではありません。
子どもたちの心の中に住んでいる悪い鬼(悪い心)を追い出して、よい鬼(よい心)を育てるために行っている、
という本来の主旨を大事にして行事を進めていきたいものですね。
0,1歳の小さい子どもたちは、豆が口に入ると危険なこともありますし、節分の意味が分からず、鬼に対して恐怖だけが残る場合もあります。
そんな時におすすめなのが、カラーボールを使った豆まきです。
豆のかわりにカラーボールを使って、鬼の的や、保育士めがけてポイポイ投げると、盛り上がります。
幼児クラスが鬼と格闘する姿を見学し、様子を見ながら参加しても楽しいですね!
引用元:にじいろ保育園
ちょっと志向を変えて、こんな遊びも楽しいですよ。