保育士の方で0歳児の遊びを探している方へ
ここでは
これらを解説します。
まだまだ、座位も安定しない3ヶ月から子どもを預かる保育園がほとんどなので、子どもとコミュニケーションを取るのも一苦労な0歳児。
コツを抑えれば十分に懐いて信頼関係を築く事が出来るのです。
今回はそんな0歳児の保育について考えていこうと思います。
0歳児の遊びの目的は、月齢ごとに違います。
ここではその月齢別の遊びとその意味について紹介していきます。
共通して言えるのは、座位が安定しないので、転倒に気を付けたり背後にクッションなどを敷いて転倒しても大丈夫な環境を作りましょう。
まだまだ座位も寝返りも安定しない時期です。
無理に動かしたり座位を取らせずに、ベッドの傍で声を掛けたり、目の上につるすタイプの風で揺れる玩具を飾るなどして視界で楽しめる物を用意するといいでしょう。
まだ首も据わらずに座位も取れないので、引き続きベッドや寝転んだ状態での遊びが続きます。
でもその中でも、信頼関係を作る為、目を見ながら軽くハイタッチをしたり、にこにこした顔を見せてあげると子どもも安心します。
マッサージも非常に気持ち良いと笑ってくれたり、手足をばたばたさせて反応してくれます。
遊具をそろそろ投入です。
まだ首が据わらないので、寝たままの状態でも、遊べる遊具を子どもの前に垂らしてあげると興味津々で遊んでくれます。
物を認識し、触れる事で感触を知る月齢です。
掴み立ちの時期にやって来ました。
掴み立ちは歩行する為にはなくてはならない大切な前段階です。
遊びでも、母親が少し離れた位置に座ってぬいぐるみを持ったりして、歌いながら掴み立ちと掴み歩行を行っていくと楽しみながら遊べると思います。
寝返りを自分で打てるようになる為にも、寝返りをテーマにした遊びを取り入れるといいと思います。
母親が膝の上で抱っこし、「くるーん」と声をかけながら子どもの体を寝返りの要領で転がすのです。
子どもに玩具を手渡す際には「どうぞ」と一言添えるようにしましょう。
そうする事で、子どももその内真似をして他の人に玩具を差し出す事を覚えます。
そして腹ばいの前段階に入り、這う姿勢を取れるようになるのでそれにも注目です。
7か月は、随分と体もしっかりし、座位も安定して来るので高い高いをしたり、抱っこをして走り回ったりと、ダイナミックな遊びが出来るようになります。
また、音の出る物に反応する時期でもあるので、ボールの中に鈴を入れて転がすと子ども達は喜んでそれを追いかけて投げたがります。
子どもを膝に向かい合わせに座らせ、バスの運転手のつもりで「山道です」と言いながら体を揺らしたり、「スピードを出します」と宣言して子どもの体を倒して遊ぶのもオススメです。
子どもは大人との密着で安心を覚えるので、密着する遊びも日々の保育にいくつか取り入れていく必要があります。
この時期は動く物、形を変える物に強い興味を示します。
ですが、まだ何だとは認識をしていないので、油断をすると口に玩具や虫をぱくっと入れてしまう危険性もあるので気を付けてください。
子どもは触る事で、これが何かという事を学んでいくのです。
保育士が監視のもとで虫を触らせたり、動物とのふれあいは非常に子ども達に有効だと思います。
はいはいと何かを押しながら歩く事が可能になります。
そこで、手足の力を付ける為にもはいはいしている子どもを追いかけたり、はいはいで競争したりと、とにかく使えるようになった体を駆使して遊びましょう。
もうすぐ1歳になって1歳児クラスに進級です。
1歳児クラスでは毎日お外遊びをする為、外を歩く練習が必要となります。
親子で手を繋いでお外のお散歩を楽しみ、外の空気に慣れておく必要があります。
一番遊びやすいのは座位で遊べる砂場だと思います。
祝一歳児です。
12ヶ月になると、まだまだ不安定ながら自力歩行で自分の行きたい所へ歩いて行くようになりますし、遊具にも興味を持つようになります。
しっかりと保育士が様子を見ながら、滑り台などの遊具へと子どもを連れて行くようにしましょう。
一生懸命遊びに誘ったり、子どもの興味のありそうなおもちゃを用意しているのになかなかついて来てくれない、懐いてくれないと悩む保育士も少なくないと思います。
0歳児は、一番コミュニケーションに気を付けなければならない年齢です。
では、どんな事をすると子どもに懐いて貰えるのでしょうか?
あまりついてきてくれない原因は、信頼関係を築けていないからです。
信頼関係を築けていないと、子どもはついてきてくれない上に遊びに誘っても反応しようとしません。
0歳からしっかりと信頼できる人、できない人を決めているのです。
子どもは、目を合わせて見つめ合うだけで安心感を得るのです。
0歳児だからと片手間で世話をするのではなく、なるべく目と目を合わせて沢山アイコンタクトを取りましょう。
最近では、保護者でも携帯を弄りながら、食事やミルクを与えたりするので、保護者にも、なかなかついていかない子どもも増えています。
目と目を合わせるのは大切な事ですから、ぜひ心がけていてくださいね。
私が一番手ごたえを感じたのが、歌いながら子ども達の手に触れて揺らしてあげる体操です。
やり方は簡単で、子どもを寝かせて一対一で見守る態勢になってから、手を優しく握ってわらべ歌を口ずさみ、一緒にリズムや語感を楽しむというものです。
0歳児は大人に対して安心を求めており、目を見つめる事で「あなたの事を見ているよ。」というサインになり、子どもも安心します。
そして、自分の為に歌ってくれる事に喜ぶのです。
信頼関係を築くには是非試して欲しい遊びです。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。