保育士の悩み解決します。
就学直前の月齢である5歳児は、最後の保育を楽しむ時期でもあり、 就学に備えなければいけない年でもあります。
楽しい保育の思い出作りも、小学校へ進級する際に必要となる学習も両方とも満遍なく通常保育にも設定保育にも取り入れていきたい所です。
5歳児は物事をはっきりと認識し、大人の嘘に敏感に反応する年齢でもあります。
保育士が、嘘や適当な事を言ってごまかしては、いけません。
きちんと物事の理由まで添えて説明をするようにするといいと思います。
また、小学校では静かに人の話を聞く際には目を見て聞く事が大切になるので、普段から人の目を見て話を聞く時は静かに聞く様にとしっかり指導しておくと子ども達の為にもなります。
5歳児は飛躍的に体力もついて、活発になります。
筋力も向上するので、小学校に進級した後の事も考えて、鉄棒や登り棒などを保育に取り入れるといいと思います。
また、持久走をする小学校が殆どだと思うので、持久走の練習の一環として、 ルールを学ぶ事も出来るケイドロや色鬼などで遊ぶと子ども達も喜びます。
友達同士で何かトラブルがあったとしても、自分達の力で解決しようとしたり、年下の面倒を見たがる時期です。
しかし、その反面で なかなか自分の気持ちを言葉に出来なかったり、意思の疎通が上手く行かずに手が出てしまう事も多々あります。
手が出てしまうとなかなか力も強いので、大怪我に発展してしまう可能性もあります。
トラブルはまだまだ保育士が見守りながら解決を図る様にした方がいいと思います。
5歳児は就学を意識した遊びを取り入れていく事がポイントです。
例えば小学校で絶対に体育の時間に行う鉄棒、跳び箱、ダンス、室内では塗り絵、テーマを決めて絵を描く、文字書きなどです。
学習色が濃くなってしまわないように、楽しむ要素を含む事が大切です。
また、厳密な事を言うと学習を行うのは幼稚園、保育園は保育に欠ける子どもの保育を補う存在ですのでーあくまで保育の範囲内で、子ども達が楽しめるように配慮する必要があります。
室内遊びでも、ストレスを溜めない事や、屋内体育を想定して体を動かす遊びを取り入れていきます。
子ども達が保育園を卒業し、小学校に進級した時にスムーズな1年生の生活へ移行できるかどうかも保育士にかかっていると言っても過言ではありません。
小学校に入るとマット運動が本格的に始まります。
その前に最低でも前転と後転だけは出来るようになっていると子ども達の為にもなると思います。
子ども達は体を動かす事を楽しみますし、前転と後転の恐怖心を乗り越える事もー
卒業記念にもなる壁画作りですが、どうせやるなら長く残る物を作りたいですよね。
そこで、ペンキや絵の具を使った壁に直接自分達の顔を描くなどの制作はどうでしょうか。
子ども達の絵の練習にもなりますし、何よりも壁に自分達の絵を描いたという特別な事がー
引用元:宗方保育園
レゴブロックに似た形の長方形の積み木を使い、テーマを決めて何カ月もかけて壮大な卒園制作を作るのはどうでしょうか?
子ども達は大きな物が出来上がると達成感を感じますし、友達と共に大きな作品を作り上げた事は頭にずっと残ると思います。
大きな作品を作るには計画性も必要になるので、計画性を養う練習にもなります。
引用元:岐阜市ひまわり共同保育所
塗り絵もキャラクター物の簡単な物などではなく、森などの背景が描かれた塗り絵や、塗る部分の多い物を用意して、 線を意識しはみ出さない様に塗る練習をさせる事が大切です。
線を意識する事は絵を描く上でも、色を塗る上でもこれから必要となる能力です。
小学校では歌を歌う機会が格段に増えます。
必ず集会があれば校歌を歌いますし、音楽の時間も出来ます。
リズム感覚や歌う事をしっかりと覚える必要があります。
では、そんな5歳児のオススメの外遊びを紹介してきます。
5歳児となると随分足腰もしっかりしてくるので、ダイナミックに動く遊びやルールのある遊びを楽しみたい所ですね。
これは練習を重ねれば運動会の発表にも使えます。
走る事で足腰を鍛えられますし、俊敏にしゃがんだり、バルーンの内部に移動したりしなければならないので自分でしっかりと順序を覚えて動く練習にもなります。
これは小学校に進学するにあたって絶対にしておかなければならない遊びでもあります。
飛べなくても最低跳び箱への恐怖心をなくす事が求められます。
この時期にやる色鬼にはもう一つの目的があります。
足腰を鍛え、瞬間的に物を判断する力を養うには最適な事に加えて、色盲かどうかも判断する材料になります。
なるべく早くに気付いてあげられるとその後のフォローも充実しますのでー
引用元:ホイクル
5歳になれば、中当てからドッチボールに遊び方を変更しても大丈夫です。
咄嗟な時でもルールを守る精神を養う為にどんどん遊びましょう。
瞬発力を鍛え、ボールを投げる事の練習にも繋がります。
引用元:あおきる野市
小学校に進級しては、社会科見学やフィールドワーク位でしか外を歩く機会もなくなってしまいます。
並んで歩く練習や、交通規則を守る事を目的として園外散歩に行くのも良いでしょう。
何より、目的もなく楽しく皆で歩ける機会は限られているのでー
小学生になると自分の気持ちや答えを大勢の前で発表するようになりますよね。
そこで、その前哨戦として、 自分の将来の夢を絵にして皆の前で発表するのは非常に盛り上がりますよ。
子ども達も自分の夢を明確にするきっかけになりますし、人へ発表する難しさを知る良い機会になると思います。
クッキーはジップロックに 材料を入れて子ども達に交互 に揉んでもらいました。
種が出来たらそれを好きな型でくりぬき、そしてそのクッキーの下地にチョコペンで自分の顔、先生の顔、弟や妹、親の顔を描く様に指示すると子ども達も大変喜んでいました。
クッキング保育の詳細は クッキング保育のねらいや衛生管理。人気のメニューはコレ! をご覧ください。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。