保育士の悩み解決します。
保育の4歳児といえば、学年で言うと年中となる月齢です。
小学校も間近に近付いているので、段々と4歳児では、遊びと共に学習やルールを守る社会性を育んでいきたいですね。
今回はそんな4歳児に喜ばれる遊びや、接し方のポイントを紹介していこうと思います。
4歳児は段々と頭も回るようになるので、仲間外れや保育士が見ていない所で意地悪をする可能性も否めません。
ですからしっかりと子ども同士の関係性を見ておく必要があります。
また、この年齢からはトラブルが起きても自分の気持ちをきちんと自分の言葉で相手に伝えられるようになる必要があります。
身体的な特徴はかなり体力がついてとにかく動き回る事が楽しい年齢ですが、走るフォームが安定せずに転びやすい年齢でもあります。
走り方を設定保育に取り入れるなどして、正しいフォームを覚えて転倒を防げるようにした方がいいと思います。
精神的な特徴として異年齢保育を取り入れると、保育士が言わなくても自分よりも月齢が低く弱い存在である月齢の低い子どもの世話をしようとしてくれます。
是非異年齢保育を取り入れて、自分より年下の存在に優しくする事を覚えて欲しいですね。
4歳は前述したように、段々と就学への準備も兼ねた遊びを取り入れる必要があります。
ポイントとしては、ルールを守る事を覚えて欲しいので、ルールのある遊びを取り入れるようにするといいと思います。
4歳児にオススメの室内遊びを紹介していきます。
設定保育や通常の保育に取り入れて、子ども達を楽しませてあげてください。
これは子ども達に根強い人気を誇る遊びです。
準備する物は紙コップと絵の具、そして紙幣を真似た物を用意してください。
店員とお客の二つに子どもを分けて、店員は注文を聞いて水に絵の具を溶かし、お客の欲しがるジュースを作り提供します。
お客はお金の払い方、物の買い方を楽しみながら学ぶ事が出来ます。
4歳になると多少複雑な作業も自分達で出来るようになります。
恵方巻を自分達で巻いてみたり、ケーキのクリームデコレーションを任せ、その上にフルーツを自分達で好きな様に載せるなども出来ます。
恵方巻やケーキは季節行事でもありますから、季節を感じる事も出来て良いと思います。
クッキングの詳細は、クッキング保育のねらいや衛生管理。人気のメニューはコレ!をご覧ください。
体力もついて歩行も安定はしていますし、自分の役割を理解する事も出来るので部屋の中で楽しめるフルーツバスケットはオススメです。
分かりやすいように馴染みのあるフルーツや、動物を割り振ると分かりやすいと思います。
しかし、4歳になると椅子の取り合いも起きてしまいますので、保育士が注意して様子を見ている必要があります。
4歳児は記憶力も良くなってきて、自分の気持ちを相手に伝える事も出来る程に喋るので、ちょっと長めの文章をお題に選ぶと良いと思います。
子ども達は保育士やクラスの子どもの名前が出ると喜ぶので、「〇先生はお昼ご飯のお魚が好き」などの文章がオススメです。
引用元:椥辻保育園
4歳児からは、段々と想像力を大切にする為絵のない絵本を取り入れるのも良いと思います。
自分の空想世界で絵本の内容を想像し楽しむので、想像力を鍛える事にも繋がります。
あまりに長いと集中力が持たないので長さには気を付けてください。
読み聞かせの詳細は、子供が【集中】する保育士の絵本の読み聞かせのポイントをご覧ください。
今度は外遊びです。
4歳児は体力が有り余っているので、普段の部屋遊びでの抑圧を発散する為にもどんどん体を動かす遊びを取り入れていきましょう。
だるまさんが転んだから派生したこの遊びは、日常生活の動作から様々な動きを指示できる遊びです。
「だるまさんが野球した!」や、「だるまさんがうんちした!」など、子ども達は面白がってかなり盛り上がります。
しかしー子ども同士の争いも起きやすいので、必ず保育士が見守りながらゲームを進めた方がいいと思います。
ドッジボールよりも簡単なルールなので、4歳児でも十分に楽しむ事が出来ます。
ルールとして顔面は当ててはダメなど、危険行為は行わないように保育士がしっかり指導する工夫も必要です。
これも当たった当たってないで喧嘩になりやすいので、保育士がしっかりと見ておく事が大切です。
ボール遊びの詳細は、【室内でも遊べる】盛り上がった保育園のボール遊び6選!をご覧ください。
引用元:本町田わかくさ保育園
ルールと役割を学ぶ事の出来る上に、沢山走り回れるので子ども達は大喜びするゲームです。
保育士も混じって走ると子ども達も大喜びするので、混ざりながらゲームを進めていきましょう。
また、ルールとして一人を狙い撃ちするのはダメなど先に決めておく事が必要です。
引用元:法寿幼稚園
シンプルですが子ども達は大喜びしてくれます。
果物の缶詰などの多きめな缶詰に紐を通してそれで歩く遊びです。
バランス力を鍛える練習にもなりますし、製作費も抑える事が出来ます。
4歳児になると保育士の指示をしっかり聞く事も出来ますし、子ども同士で手を繋ぐ状態を維持する事も出来ます。
就学すると社会見学など外に出る機会も増えるので、その前に、並んで歩くという事を学ぶ為にも取り入れておくといいと思います。
寒い時期は室内でテーマを決めて積み木で大きな作品を作り上げるのがオススメです。
ジェンガ型の積み木で何日もかけて大きな恐竜や動物を作る事で、子ども達は地道に努力する大切さを知り、仲間との協力する大切さを知ります。
完成した時に達成感を得る事が出来るので、オススメの遊びです。
前もって日数分の四角を書いた紙を用意し、その中に子ども達と一緒にお手本を見せながら数字を書き込んで、最後に余白に好きな絵(※私は自画像を指示しました)を描くというものです。
そうすると、子ども達は数字を覚える事に繋がりますし、絵を描く楽しさも知る事が出来ると思います。
引用元:真備児童館