保育士の悩み解決します。
女職場の保育園では、とても頼りになる存在の男性保育士。
しかし近年、男性保育士への差別が問題視されています。
離職率増加の危険もあり、国や自治体も重要視している問題です。
保育士不足の時代に、男性保育士の活躍が必要な世の中なのに、まだまだ根強い偏見が邪魔をしているようです。
今回は、男性保育士の差別問題と、働き続けるために必要な5つのポイントを紹介します。
実際に保育現場では、男性保育士が女児の着替えや、おむつ替えの業務を外されることが多くあるようです。
このような問題を受け、千葉市長は2017年に「男性保育士促進プラン」を発表。
男性保育士も女性保育士と平等に業務にあたるように、と男性保育士への差別問題解消に乗り出しました。
そのほか、熊谷市長も男性保育士への差別問題に対し
「息子を女性保育士に着替えさせないでほしいという声はあまり聞かない。理由なしに性別で区別することは差別である」とTwitterで発言し、大きな波紋を呼びました。
ほとんどの保護者は、よっぽどのことがない限り、男性保育士をあからさまに差別するようなことはしません。
ただ、保育のスキルが低かったり、ミスが多かったりと、頼りない男性保育士には、不信感を抱いてしまうこともあります。
その不信感がきっかけで、「やっぱり男性に任せるのは怖いわ」と性差別的な思考にいきつくことも。
その現場で円滑に働き続けるためには、まず保護者から信頼を得ることが重要です。
日頃の保育スキルを磨き、子どもや保護者へのきめ細やかな配慮を心がければ、きっと「頼りになる先生」として認めてもらえるはずです。
さばさばした人が多い女性保育士とは違い、男性保育士はとにかく穏やかで、優しい人が多いです。
そのため、女性保育士からの頼みごとや、不当な扱いにも「NO」と言えず、不満や悩みを自分の中に押し込んでしまうケースがたくさんあります。
しかし、時には「NO」と主張することも大切です。
ずっと自己主張をしないままでいると、「あの人は何言っても断らないから、次も任せちゃおう」と、周りのあなたへの不当な扱いがエスカレートしてしまいます。
ストレスから自分の身を守るためにも、断る勇気を持ちましょう。
どうしても断りづらい場合は、信頼できる上司に相談してみてもいいですね。
大手の保育園の場合は、事業の相談窓口に問い合わせてみましょう
男性保育士を特に歓迎しているという夜間保育園。
女性保育士は、家事や子育てに追われているため、夜間に出勤することが難しいのです。
防犯面からみても、夜間に女性保育士だけでは危険ですよね。
そのため、時間に融通が利いて、女性よりも体力のある男性保育士は、夜間保育の現場で、採用されやすいのです。
ちなみに、給料は23~26万円。
普通の保育園よりも数万円高いですね!
体力的にきついこともありますが、その分、時間外手当や深夜手当はしっかりもらえます。
体力に自信のある男性保育士は、ぜひ検討してみてください。
事業の経理や総務、保育園の巡回や、研修の企画・運営、マニュアルの作成など、保育園を陰で支えるお仕事がメインです。
現場とはまた違った業務内容ですが、現場で働くよりも給料が高く、長く働き続けることができます。
男性保育士は、いるだけでも防犯対策にもなりますし、子どもたちのお兄さん・お父さん的存在として慕われるため、現場にとってはプラスになることばかりです。
そのため、男性保育士を歓迎する保育園が増えてきています。
転職サイトに登録すれば、男性保育士歓迎の保育園の求人を簡単に見つけることができます。
これを機に登録して、あなたにぴったりの職場を見つけてくださいね。
男性保育士が生き生きと働くためには、今後のキャリアプランを考えることが大切です。
もしも、今の職場では実現できないことなら、転職も視野に入れてみましょう。
今後も、男性保育士の活躍を応援しています!
男性歓迎の保育園を見つけたい人は、保育士プロを利用してみてくださいね。
参考元:厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査』
厚生労働省「保育士確保プラン」
平成29年度 千葉市 「千葉市立保育所男性保育士活躍推進プラン」