保育士の悩み | 【経験者に聞きました】保育士を辞めたい辛い。どうするべき?

保育士の悩み解決します。
保育士の仕事がツラい、体力的に大変だ、人間関係がギスギスしていて、精神的に追い込まれているなど、悩みは尽きませんよね。
ここでは、保育士をしていた時の実体験談をご紹介したいと思います。
保育士の仕事に悩んでいる方の助けになればと思います。

給料が安い・・・体験談

保育士の私が、保育園を辞めたい理由はお給料のことです。

どんな仕事でもそうでしょうが、保育士の忙しさは人にはなかなか説明できないものです。

手取り15万円って信じられない金額なんです。園児のことを考えますと、もちろん迷いもあります。

でも仕送りをしている私にとってはこのお給料では生活ができないのです。

今社会(国)でようやく保育士の賃金アップのことが問題化され、一部実施の運びとなりましたが、今現に働いている保育士のことなんか、考えてもらっていないと思います。

※上記は例文です。

解説

賃金には地域差があることはお分かりいただけるでしょう。

しかし、大都会東京なら賃金が高いだろうと期待されている方も多いと思います。

ただ、物価や家賃のことを考えますと、地方で働いても、上京して都会で働いても大して変わらないのが現状です。

この方のように、上京して仕送りをされるのであれば、仕送りをせずに済む地元に残って働く方をおすすめします。

上京のことは【上京したい人必見】大阪、東京で保育士として働こう!!をご覧ください。


仕事量・・・体験談

「サービス残業」という言葉は保育園の世界にもたくさんあります。

残業だけではありません。持ち帰る仕事も山のようにあります。

よく通勤電車で大きなバッグを持っている人がいますが、保育園や学校関係の方が多いのではないかと思います。

私はシフト勤務で働いていたのですが、このシフトも若い間はなかなか思うようにはいきません。

どうしても先輩の言いなりになってしまうことがありました。

勤務時間が日々違うこともほんとうにたいへんなんですよ。続けて勤務したときには、朝7時に出勤して、途中3時間空いて深夜0時までということもありました。

保育士の仕事は確かにやりがいはありますが(園児との関わり)雑務や事務仕事が多いのも現実です。

※上記は例文です。

解説

シフトだから楽だ」という考えは持たない方がいいでしょう。

看護師さんの世界で、よく体を壊されて復帰そのものが難しくなっておられる方もおられます。

シフトの場合、夜中は楽だと考えられがちですが、決してそうではありません。

夜中の乳児の対応などは本当にたいへんなのです。


人間関係・・・体験談

私が保育士を辞めたのは、ずばり人間関係です。園児が帰ってやれやれと一息ついていたら、主任の先生が来て「○○、明日までにやっておいてくれる?」でした。

それが毎日のように続いたらどうなると思われますか。

私がすることについて文句を言う(本人は指導だと言う)、分からないことを聞いても「今忙しいから」、ひどかったのは重要な打ち合わせのことを言ってくれないなど、悪質といわざるを得ない言動があったのです。

保育園は、閉ざされた世界だとも言われますが、閉ざされた中で閉じ込められた私です。

園長先生に正直に退職理由を言って一ヶ月「うつ病」の診断で休ませていただき退職に至りました。

※上記は例文です。

解説

逃げ場のない世界…それが保育園ということですね。

狭い世界だからこそ、一旦人間関係で問題が起こると閉じこめられた気持ちになってしまうのです。

保育士だけでなく、先生と呼ばれる方は、どうしても狭い世界にいます。

メンタルクリニック通いの方が多い職業とも言えますね。

子どもが好きで保育士になって、園児のために懸命にがんばっているのに、それに加えて人間関係での悩みが増えると耐えられないですね。

この方の場合は、転職ですね。


保護者・・・体験談

保育士も人間」こんな言葉を言い残して保育園を辞めた一人です。

私の場合の直接の原因は保護者でした。園児の教育の前に保護者の教育もしなければならない…こんな思いで毎日を過ごしてきたのです。

園児のけがには注意しなければなりませんが、どうしようもないけがはありますよね。

こんなことがありました。

『「さあ、滑り台まで走ろう!」というかけ声で走り出しましたが、途中で、自分でこけて鼻を打った』その指導に疑問を感じた親が園長先生に言いつけに行く。

園児は「○○ちゃんに押された」とウソを言う。

その子がけがをして心配はしました。ですが、こんな保護者が数人もいることに耐えられなくなりました。

※上記は例文です。

解説

保育士は園児がけがをした時には、親身になって園児の対処をします。

それが保護者に伝わらない時、あるいは先生の責任だと言われたとき、耐えられなくなります。

そんな保護者からのクレーム(あえてこの言葉を使いますが)によって、保育士は精神的に参ってしまうのですね。

もちろん広い心で見ていただける保護者の方もたくさんいることだけは付け加えておきます。

辞める時のスケジュール

あなたが今の保育園を辞めたいと思われたときからのスケジュールについて考えてみましょう。

これまでみてきましたが、保育士の仕事というのは、一般企業とは、少し事情が違っていて「辞めたくても辞めにくい」のです。

でも決心した人たちは、しっかりとした自分の思いで辞めておられます。

どんなにきつくても、何とか3月までは・・・と少しでも思っておられる方は、できれば続けることをおすすめします。

園児がいやになったのなら仕方ありませんが、そうでなければ頑張ってあげて欲しいなあというのが私の思いです。

決して、無理をする必要はありませんが、信頼できる友人、家族、または人材紹介会社の転職担当者に相談するのも、一つの手ですよ。

スケジュールとしては、辞める以上は後任の方に仕事の引継ぎを必ず行わなければなりません。

ですから、円満退職することができるように、早めの準備が必要になります。

退職の意思表示はいつがいいか

時期としては、3月末の退職となると、秋の運動会や行事が終わって、ひと段落着いた、11月、12月に退職の意向を園長に伝えましょう。

慰留されると思いますが、ここで怯んではいけません。

園長などは、あの手この手で、あなたの慰留工作をしてきますが、一時的に事態がかわっても、そもそもの根本が解決しない限りは、何も変わりません。

また、少し時間が経てば、同じことの繰り返しになるのです。

転職活動の時期

11月、12月あたりに、退職の意思表示をするとなると、10月までには、次の園の内定を取っておく必要があります。

いまや、保育士は、超売り手市場ですので、普通に転職活動をすれば、すぐに次の園が決まると思います。

人材紹介会社に登録するのが、おすすめです。

園の紹介、給与、人間関係など、人材紹介会社の担当が、調べてくれます。

つらい時期もあるかと思いますが、なんとか乗り切ってください。

※この記事は、保育士が作成しています。

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