【新人保育士必見】ミルクの飲ませ方のコツ。姿勢や角度など

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新人でまだ右も左も分からない上に、乳児と触れ合ったのも実習くらいだという人も少なくはないでしょう。

最近は感染症や衛生的な関係から、0歳児クラスの実習は行わない保育園もあるので、全く0歳児に触れずに保育士になった人も中にはいるかもしれません。

今回はそんな悩める保育士のミルクやりのコツやタイミング、気を付ける事を紹介していきます。

新人保育士さん必見です。

    • 新生児のミルクの飲ませ方のコツ。タイミングや量
    • 哺乳瓶で上手に飲ませる手順とポイント
    • ミルクを飲ませる時の注意点。姿勢・温度・哺乳瓶の扱い
    • 正しいミルクの作り方
    • ミルクを飲まない対処と原因
    • げっぷが出ない対処と原因
    • 哺乳瓶以外を嫌がる。何で飲ませる?

をご覧ください。

新生児のミルクの飲ませ方のコツ。タイミングや量まずは新生児のミルクの飲ませ方のコツですがー

以下の事が挙げられます。

視線を合わせる…

赤ちゃんにミルクをあげる時間、片手でスマホを弄る保護者や、保育士ですら他の子に視線を向けたりしている事があると思います。

0歳児のコミュニケーションはこのミルク飲みも大切なポイントです。

視線を合わせてミルクを飲ませる事で、子どもは安心感を持って、保育士との信頼関係を構築
します。

必ず視線を合わせて、ミルクを飲ませるようにしてください。

声を掛けながら飲ませる…

0歳児だからまだ言葉が理解できないと勝手に黙ってミルクを押し付ける保育士や保護者がいますが、それは大変危険です。

子どもも驚いてしまいます。

言葉の意味までは理解できなくとも、大人が何かを言う事、そしてその後に哺乳瓶が来る事でー

  • ミルクが来るんだ

ーと子どもは段々と知っていきます。

子どもの心構えをさせる為にも声掛けは必ず行います。

その後のタイミングでミルクをあげるようにしましょう。

タイミングと量は個人差…

一応の目安として、生後2か月までは大体の目安が決まっています。

それぞれの家庭で完全母乳かミルクで別れている事や、それぞれの子どもの飲む量も関係してくるので、

様子を見ながら回数を減らしたり量を調整
してあげてください。

新生児~2週間

大体80mlのミルクを、3時間程空けて7回与える。

2週間~1ヶ月


今度はそれぞれが飲める量を見ながら、80ml~120mlの量を同じく3時間おきに7回与える。

1ヶ月~2ヶ月

120ml~160mlの量を3時間おきに6回と量を増やして回数を減らします。この頃から段々と吸い付く力がつき、ミルクを飲むのが上達して来る子が増えます。

哺乳瓶で上手に飲ませる手順とポイント

哺乳瓶の先を子どもに押し付ければ勝手に飲んでくれる訳ではありません。

保育士は子どもがミルクを飲みやすい環境になるように働きかけなければなりません。

その手順とポイントについて紹介していきます。

① 子どもが自分で吸い上げられるように、ミルクが人肌程度に温くなっているか、そして、哺乳瓶の乳首からポタポタとミルクが出る程度に緩めておく。

あまり出し過ぎると誤飲の原因になるので気を付けてください。

② 抱き方は母親の体と平行になる様に意識しながら横抱きにしましょう。

そのまま利き腕を利用し子どもの背中全体を腕と掌で支え、頭を安定させる為に肘へ、お尻を膝へと位置させて胸元に引き寄せる体勢を作る。

※この時、ミルクの逆流を防ぐ為に脚よりも頭の方が少し高くなるように調整してください。

③ そして、声をかけてからしっかりと乳首にミルクを溜めた状態で子どもの唇に近付けて、自分から吸い付く様に唇へと軽く乳首を当てる。

子どもが口を開いたら、吸いやすいように乳首をなるべく奥に、舌に乳首を当ててあげる。

ミルクを飲ませる時の注意点。姿勢・温度・哺乳瓶の扱い

ミルクは子どもによって飲む量が違います。

ですから無理に規定量を飲ませる必要もありません。

大体10分前後で子どもは飲み終わるか、飲まなくなると思うので、飲まなくなったらそのまま終わって大丈夫です。

衛生面から、ミルクは雑菌が繁殖しやすいので、使い回しはしないようにしましょう。

必ず一回飲ませ終わったら中身を捨て、消毒を行います。

姿勢は上記に書いたように、逆流などを防ぐ為に脚よりも頭を高い位置に、そして寝かせてミルクをあげるのは避けてください。

横にしたまま飲ませてしまうと、子どもはミルクを吐いてしまった際にそれが耳に入って中耳炎を起こす事があります。

危険なので、必ず抱き上げてミルクを与えるようにしてください。

正しいミルクの作り方

ミルクの作り方にも決まりがあります。

全体を通して気を付けたいのは、お湯にミルクを溶かす際に気泡をなるべく作らない事
です。

気泡を作らないように、優しく哺乳瓶を揺らす事を意識しましょう。

① お湯を沸かして、50~60℃まで冷ましてから、出来あがりの2/3の量のお湯を注ぐ。

② ミルクの粉を決められた分量入れて、水平に円を描く様に回してミルクを溶かします。

この時焦ってぶん回したり、上下に振るとミルクが泡立つので気を付けるようにする。

③ しっかり溶けたら、規定量の残りのお湯を入れます。

そして、もしもこの時気泡が出来ている際には、気泡はその内消えてしまうので、気泡の泡の下が線に合うようにお湯を注ぐようにする。

後は再び左右、水平に回してミルクをしっかり溶かす。

④ 最後の温度チェックです。

温い程度が丁度良いので、腕に垂らして温度を確認し、暑すぎる場合は水を張ったボウルで哺乳瓶を冷やす。

※この時、絶対に乳首に水が当たらないように気を付ける ※雑菌対策。

ミルクを飲まない対処と原因

子どもはミルクを飲まない事が多々あります。

元から食が細い子は段々とミルクの量が増えるようにしていけばいいのですが、普段は食欲旺盛なのに何故かミルクを飲まないとなると不安になりますよね。そういう場合は以下の事が考えられます。

  • 温度
  • ミルクの濃さ
  • 母親が落ち着かない
  • 環境が突然変わった
  • 運動不足
  • 便秘

赤ちゃんはデリケートな存在で、意外と環境要因がミルクを飲まない大きな理由になっている事も少なくはないのです。

元気そうで食欲がたまたまなかっただけの時はそこまで神経質にミルクを飲まないと悩む必要はありません。

それが継続的な事であったり、明らかに普段と違いぐったりしたり泣き止まないなどがあった場合はすぐに病院へと行きましょう。

げっぷが出ない対処と原因

げっぷが出ないとミルクを吐き出してしまう事もあります。

消化吸収を助ける為に、げっぷをしているのです。

出ないと焦ってしまう気持ちも分かりますが、子どもにもタイミングというものがあります。

保護者がとんとんしている場所が悪いという事も考えられます。

そこで、以下の事を試してみてください。

  • とんとんする場所を変える
  • 焦らずに様子をじっと見てみる
  • 強く背中をたたき過ぎない

強くたたくと出るわけではありません。

子どもの様子を見ながら、あまり長くとんとんするのも良くないので、時間を置きながらとんとんの角度や体勢を変えてげっぷを促す事が大切です。

哺乳瓶以外を嫌がる。何で飲ませる?

哺乳瓶以外を嫌がる場合は、哺乳瓶で飲ませていても問題はないでしょう。

逆に哺乳瓶を嫌がる場合は、5カ月からはスパウト

に切り替えて気分を変えてみると良いと思います。

また、乳首や哺乳瓶を変えると意外とすんなり飲めるようになる事もあるので、様々なメーカーの物を探してみてください。

他にも、哺乳瓶の乳首を温めると飲みやすくなります。

小さな工夫を繰り返し、子どもが哺乳瓶からミルクを飲みやすい環境を作りましょう。

※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。

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