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保育園で行うごっこ遊びの効果。子供たちが学べること
ごっこ遊びは、何もない所から○○がある仮定で遊びが繰り広げられていきます。
その為、発想力や想像力が豊かになります。
少しのスペースがお城になったり、動物園になったり、砂で作ったおだんごだって、子ども達の頭の中では、ご馳走に変身したりします。
そして、お母さんに赤ちゃん、お医者さんやヒーローにだってなれちゃうのです。
ママごとでは、普段家庭で繰り広げられている会話を真似したり、お友達同士で会話を繰り広げていく事により語彙も豊かになります。
ごっこ遊びで大事なのは、イメージを共有して遊ぶという事。
互いにイメージを共有して遊ぶ事で強調性も培われていきます。
また、ごっこ遊びは、何かの真似をする”模倣遊び”でもあり、真似が上手になります。
保育士がごっこ遊びにかかわるポイント
ごっこ遊びは、お友達同士でイメージを共有して遊ぶので、スムーズに遊ぶのは少々難しい所があります。
スムーズに遊べるようになるのは高学年になってからの場合がほとんどです。
そんな時は、保育士のサポートや遊びを助長してあげられる様な言葉掛けが、必要になる場合もあります。
また、環境や遊びに使う道具を揃えてあげるだけで、リアルな体験ができるようになり、想像するのが苦手な子でも、スムーズに遊ぶ事が出来るようになります。
例えママごとで、ママがいなくて赤ちゃんと犬しかいない設定でもそれで良いのです。
子ども達の想像する世界を否定してはいけません。
季節別のごっこ遊び。準備と遊び方
4月・・・ピクニックごっこ
陽気が暖かくなり外で遊ぶのに最適な季節です。
レジャーシートを広げて座るだけで、ピクニック気分を味わう事ができます。
砂場玩具に、コップやお皿がある園では一緒に出してあげるといいでしょう。
5月・・・電車ごっこ
園庭に、じょうろなどで線路を書き、駅に三角コーンなどの目印を立てます。
段ボールで電車を作り、子ども達が自由に電車の運転士さんや、お客さんになって遊びます。
運転士さんの帽子なども作ってあげると喜んでくれます。
電車は取り合いにならない様に、なるべく沢山用意した方がよいでしょう。
5月といえば【子供の日】保育園のこいのぼり。年齢別制作アイディア使える壁面をご覧ください。
引用元:新屋幼稚園
6月・・・お家ごっこ
雨が多い季節ですので、室内でも飽きないように、少し違った遊びを提供します。
大きな段ボール(薬局などでもらえます)または大型のブロックを用意します。
大きな段ボールの中に入るだけで、そこがお家空間になります。
マジックで窓や玄関を描いてあげると雰囲気は増します。
引用元:たかとり幼稚園
7月、8月・・・海中世界
ブルーシートとすずらんテープ(水色)で海の世界を表現します。
床にブルーシートをしき、教室の四方にすずらんテープで作ったすだれを垂らします。
CDを流してあげたり、子ども達に魚の絵を描いてもらい、切り抜いて貼ってあげるとよいでしょう。
水風船や風船をを膨らまし転がしたり、シャボン玉を吹いたりします。浮き輪に寝転んだり、
泳ぐ真似をしたり遊び方は様々ですが、いつもと違う環境にとても喜んでくれました。
夏といえばこれ【体験談】新米保育士が知りたい保育園のプール遊びのことをご覧ください。
引用元:YMCAオベリン保育園
9月・・・お店屋さんごっこ
屋台を用意します。
机にテーブルクロスをかけ、看板を貼るだけでも雰囲気は出ます。
色を塗った新聞紙で野菜や果物を作ります。
段ボールを形に切り抜いてクッキーやチョコレートにしたり、カラーセロファンや包装紙でキャンディーなどのお菓子を作ります。
ドーナッツなども新聞紙で簡単に作れるので、廃材を利用して沢山品物を用意してあげて下さい。
子どもはお店屋さんとお客さんを交代で遊びます。お店屋さんをする子にはエプロン、三角巾をつけてあげると役にメリハリが出ます。
引用元:社会福祉法人 本荘双葉会
10月・・・芋掘りごっこ
収穫の秋にぴったりなごっこ遊びです。
あらかじめ、紫色の絵の具で塗った新聞紙にすずらんテープ(緑色)を貼った物を用意します。
子ども達に自由に丸めてもらい、サツマイモに見立てます。
作ったサツマイモを砂場に埋め、すずらんテープの部分を引っ張って、芋掘りの真似をして遊びます。
10月といえば【これは鉄板】保育園のハロウィンを盛り上げる人気の出し物をご覧ください。
引用元:たま保育園
11月・・・落ち葉で変身
園庭に落ちている落ち葉を使ってコスチュームを作ります。
1人一枚身体の大きさ程のビニール袋や新聞紙で作ったベルトを用意します。ビニールや新聞紙に自由に落ち葉を貼り付けて身に付けます。
ドレスや戦隊服に早変わり、なりきりごっこ遊びのスタートです。
ベルトは頭につければ冠になるのでバリエーションも増えます。
12月・・・雪遊び
新聞紙をちぎって雪に見立てます。もちろんちぎるのも子ども達。
新聞紙を上から降らせたり、大きなビニール袋の中にちぎった新聞紙を入れて雪だるまを作ったり、段ボールハウスと組み合わせて”かまくら”を作ります。
私が作ったのは牛乳パックで骨組みを作り、周りをスーパーの袋で覆い被せましたが、作るのに時間がかかりました。
12月といえば保育の体験談。クリスマスならコレ!シアターの題材アイデアをご覧ください。
引用元:塩沢金城わかば児童館
1月・・・餅つきごっこ
小麦粉粘土を作ります。
大きなボールに小麦粉粘土を入れて、子ども達にペッタンペッタンと付いてもらいます。
全員に付いてもらったら、小麦粉粘土をくばり、お団子など自由に作ってもらいます。
最後に和紙を敷いた三方に子どもの作品を飾ってあげるとお正月の鏡餅風の作品が出来上がります。
三方は牛乳パックの筒の部分、切り開いた物を組み合わせて作ります。
1月といえば【ネタに困った方】保育園のお正月遊び。園児に人気の遊び5選をご覧ください。
引用元:あらまき幼稚園
2月・・・豆まきごっこ
新聞紙をちぎり、丸めて豆を作ります。豆を入れる箱も新聞紙で作れます。
後は、豆まきの真似をして新聞紙豆を投げるだけです。
先生が鬼になったり、鬼のパネルを作るなどすれば楽しめます。
2月といえば保育士はこれだけは押さえよう!楽しめる節分の遊び!をご覧ください。
引用元:みさと幼稚園
3月・・・お店屋さんごっこ(パート2)
年長児の子ども達に折り紙や紙粘土などで作品を作ってもらったり、絵を描いてもらいます。
作った作品をクラス別にお店を出し、低学年の子にお客さんになってもらい自由に買い物をしてもらいます。
お別れ会の一環にしたり、最後に年長児さんと関わるきっかけにもなります。
遊びを通して季節感を感じられる様に、それぞれの季節や行事を元にした遊びの構成にしてみました。
あくまで保育士は環境設定のみで、遊びは子ども達に自由に繰り広げてもらうのが理想です。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。