保育士の悩み解決します。
「もう耐えられない」、こんな保育園辞めてやる!
一回は、そう思ってことありませんか?
転職を繰り返し気づけば、4回、5回。
「私って転職回数多いのでは・・・」
事実、転職回数が多いことは、転職活動に良い影響は与えません。
しかし転職回数は、変えられない事実。
ここでは転職回数をカバーする方法をお伝えします。
これを知らないのは、雨が降っているのに傘をさしていないようなもの。
もっといえば、嵐の中で雨具を持たずに外に出るようなものです。
保育士の転職回数が多いことによる影響
転職活動に不利な理由
- 転職先に「やる気がない」「長続きしない人」「根性がない」などと思われやすい
- 保育士で転職回数が多いと、転職後も保護者や職員からの信頼を得るのにも時間がかかってしまいやすい
地元の園では、噂が広がりやすい
- 地元園の場合は特に横のつながりが強いため、履歴書に書いてある前園に問い合わせをして「どうして退職をしたのか」「どのような人望だったのか」など確認をする場合が多い
- 他園であっても研修などを通して職員同士交流がある場合が多いため、「あの人は○○園で長続きしなかったらしい」「この人は○○園をすぐに辞めて、園に迷惑をかけたらしい」など、悪い噂が広がりやすい
転職回数が多いと、給与が減りやすい
- 就労年数がどれほど長くても、転職を繰り返しているといつまで経っても昇級せず年数に見合った給与をもらうことができない
- 転職回数が多いと転職先で信頼を得るのにも時間がかかるため、給与がなかなか上がらない場合が多い
仕事力がいつまで経っても身に付かない
- 1つの園での経験年数が少ないため、就労年数と仕事力が比例していない場合が多い
- 同じ園で継続して働くことによって気付くことのできることにも保育士で転職回数が多いといつまで経っても気付くことができないため、新人のような立場でしか働くことができない
20代の転職については【転職しやすい年代?】20代後半の保育士が転職してみたをご覧ください。
人材紹介会社に相談してみる東京・神奈川・埼玉・千葉の保育士転職なら【マイナビ保育】
一般の社会人の転職回数と多いとされる回数
一般的に社会人の転職回数として多いとみなされる回数は、3~4回です。
この回数を多いと捉えるか少ないと捉えるかは人によって様々です。
転職回数は少ないに越したことはありません。
そのため、「まだ自分は2回目の転職だから、まだ転職しても良いんだ」などと思わず、あくまでもこの回数は目安として捉え、今後自分はどうするべきなのかを冷静に客観的に判断するようにしましょう。
転職回数をカバーする対策
転職理由については、前向きな理由を述べて答える
転職回数が多いと必ず「なぜ転職を繰り返しているのか?」と尋ねられます。
その際、できる限り前向きな理由を述べるようにしましょう。
「しんどかったから」などと言ったネガティブな理由ではなく、「もっとのびのびしたところで保育がしたかった」など少しでもポジティブな理由であれば、転職回数が多くてもあまりマイナスには捉われない場合が多いです。
前園への不平や不満などは述べない
実際、本当は嫌なことがあったりしても出来る限り前園の悪口になるようなことは面接時には言わないようにしましょう。
悪口や不満を聞いて気持良く感じる人はいません。
また、「他人のせい」など他人に責任をなすりつけるような言い方も良い印象を与えないので、控えるようにして下さい。
次は長く働きたいという旨を伝える
前園では短い期間しか働くことが出来なかったけど、次は長期で働きたいという意志をしっかりと伝えるようにしましょう。
自分なりの言葉で誠心誠意心を込めて話すことで、相手にも思いは伝わります。
今後どのようにしてその園で働き、園や子どもたちに貢献していきたいかを述べる
転職先で働くことができたときには、どのようなことを自分ができるのかということをしっかりとアピールしましょう。
転職回数が多くても、「そのようなことをしてくれるのならば、期待を込めて採用にしよう」と思ってもらえる場合があります。
自分にしかできないような、自分ならではの力をしっかりとアピールするようにしましょう。
とはいっても・・・
とはいっても、保育士として転職回数が多いことは綺麗ごとではなく不利には違いありません。
以下でもお伝えしていますが、面接や職務経歴書で対策を行うことはもちろん大事ですが、もっと重要なことはあなた自身が変わることです。
そこを園は見ています。
面接については【転職コンサル直伝】保育士の面接攻略法①質問、回答の具体例をご覧ください。
ここまでのまとめ
前半では
- 保育士の転職回数が多いことによる影響
- 一般の社会人の転職回数と多いとされる回数
- 転職回数をカバーする対策
- 面接
を伝えました。
転職回数をできるだけカバーすることを念頭においておきましょう。
後半では、職務経歴書にどう書くかを具体的にお伝えします。
転職支援会社に相談しよう東京・神奈川・埼玉・千葉の保育士転職なら【マイナビ保育】
職務経歴書の書き方について
職務経歴書には、全て正直に記入する
保育士で転職回数が多いと、中にはごまかしておきたい職務経歴もあるかもしれません。
しかし、ごまかしては経歴詐称になってしまいます。
そこでは絶対にごまかしたりせず正直に書くようにしましょう。
職務経歴書については保育士の自己PRこう書くと悪印象。企業はどこまで重視する?をご覧ください。
職歴欄の大きい履歴書を使う
一般的な履歴書には職歴が書ききれない場合などもあります。
そのため、比較的職歴欄の大きい履歴書を使って、仕上げるようにしましょう。
そのような履歴書を見つけることができない場合は、インターネット上に掲載されているため、それをダウンロードし使用することをおすすめします。
履歴書については保育士の履歴書。職歴や自己PR。書き方は上手く書くな!!をご覧ください。
転職回数をカバーできる程の自己PRを書く
転職回数が多いとどうしても転職先には悪印象を与えがちです。
そのため、それをカバーできるほどの自己PRを丁寧に具体的に書くようにしましょう。
転職後はどのように働きたいのかなど、やる気を感じ取ってもらうことができるような内容を、丁寧な文字で書くようにして下さい。
転職回数が多くても比較的採用されやすい園は?
保育士で転職回数が多いと、どうしても採用されにくいという印象を抱きがちです。
中には、転職回数が多くても比較的採用されやすい園もたくさんあります。
そのため、転職回数が多くて「どうせ次も採用されないのだろう」と半ば諦めているような人は、そのような園を集中的に選んで転職活動を行うと良いでしょう。
新設園や規模拡大園
単純に、たくさんの職員数が必要です。
保育士不足の現在、なかなか人員が集まらず困っている園もたくさんあります。
そのため、新設園や規模拡大園は比較的転職回数が多くても、やる気がある保育士であれば
採用してもらいやすいです。
退職者がたくさんあった園
結婚や出産など、様々な理由で同じ年に退職者がたくさん出た園は、比較的転職回数が多い保育士でも採用してもらいやすいです。
経験者が退職した穴を埋めるのは新卒の1年目保育士ではなく、経験者の保育士の方が園にとっては助かります。
そのため、退職者がたくさん出た園は比較的狙い目です。
大規模園
子どもの数も職員の数も多い大規模マンモス園の場合、色々な経験や経歴を持った職員をたくさん揃えたいと考えていることがあります。
そのため、他園で様々な経験を積み重ねてきた転職回数の多い保育士に対しても積極的に採用を行っている場合があります。
また、園によっては年度の途中であっても採用募集などが頻繁に出る場合もあるため、保育士で転職回数が多くて悩んでいる人にとって大変お勧めです。
私の意見。私の正直な感想
私自身、もし自分が園長であれば転職回数が2回程なのであれば前向きに採用を検討するかと思います。
もちろん、
- 「しんどいから辞めた」
- 「思っていたのと違ったから辞めた」
- 「やる気がなかったから」
など、マイナスな理由が原因で転職を繰り返しているような人では、不採用にするでしょう。
しかし、保育士の仕事と言うのは、実際に保育園の中に入って実際に保育士として数ヶ月~数年働いてみて初めて分かることもあれば初めて見えてくることもたくさんあります。
そのため、実際に働いてみて
- 「やっぱり違う園に転職したい」
- 「転職してもっと自分にしかできないことを一生懸命発揮したい」
などと前向きに感じやる気を持っていることが分かるような方なのであれば、転職回数が2回でも私は前向きに採用を検討するかと思います。
もちろん、転職回数は少ないに越したことはありません。
しかし、中にはやむを得ない事情の場合の方もたくさんいます。
大事なのはこれまでの転職を後悔したり悔んだりするのではなく、
- 「これから先自分がどうして行きたいのか」
- 「これから自分は新しい職場でどんな風に頑張っていくつもりなのか」
などということをしっかりと考え、前向きに転職活動を行うことです。
「次の職場では長続きできるかな…」とまだ始まってもいないことを不安に感じ消極的にネガティブに感じるのではなく、
- 「次の転職先が最後の職場であり、次は何が何でも長続きさせる」
という強い意志を持って、最後の転職活動に前向きに積極的に挑むようにしましょう。
ここまでのまとめ
後半では
- 転職回数をカバーする対策
- 職務経歴書
- 転職回数が多くても比較的採用されやすい園は?
- 私の意見。私の正直な感想
をお伝えしました。
上記でもお伝えしましたが、まずは自身を変えること。
そのうえで対策や転職活動を行いましょう。
転職回数が多い自分でも採用の可能性が高い園を探したい方は保育士求人プロをご覧ください。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。