保育士の悩み解決します。
保育士の就職先の探し方をお伝えしたいと思います。
地元で就職したり、都市部で就職したり、Uターン就職、Iターン就職など、就職は、人生の転機ですね。
できれば、慎重にしっかり選びたいですよね。
学校の就職斡旋、ハローワーク、求人サイト、人の紹介、人材紹介(派遣)会社など、さまざまです。
それぞれの探し方のメリットデメリットについてもお伝えしていきますので、最後までお付き合いください。
学校の就職斡旋
メリット
学校から後押ししてくれるので、応募から採用に結びつきやすいメリットがあります。
そのため、大体生徒の7~8割は、学校から紹介された就職先に就職していました。
デメリット!!
ただ、学校に求人を出す企業は、学校と関係の有る、地元で昔からやっている規模の大きな園が多く、新しい規模の小さな園は少ないので、他の探し方よりも選択肢が狭まるというデメリットがあります。
また、学校によっては、学校周辺地域からの求人ばかりになる事もあるので、学校周辺地域以外での就職を希望する場合では、役に立たない事もあります。
ハローワークの求人に応募する方法
メリット
圧倒的な求人件数なので、希望に沿った求人を簡単に見つけることができるメリットと、
応募斡旋や面接指導といった、ハローワークからのサポートが、受けられるメリットがあります。
デメリット
1件1件の求人情報量は少なく、応募先にホームページが無い場合には、面接に行くまで、本当に何も分からないということもあります。
個別の求人の情報量が少ないのが、デメリットと言えます。
求人サイトの求人に応募する
メリット
豊富な情報量が最大のメリットです。
豊富な写真や文面から園の方針や働きやすさを感じ取ることができます。じっくり選ぶことができます。
デメリット
ただ、求人の掲載元の園などによるとは思いますが、実際に行ってみると、求人サイトで掲載されていた内容とは、少し違うことがある、というデメリットがあります。
求人サイトだけで情報を収集するのではなく、園のホームページや地域の情報サイトなど、複数の視点から、求人の園の情報を収集することが大切です。
知人、友人の紹介先に応募する方法
メリット
知り合いの紹介であれば、応募すれば、高い確率で採用が決まるのが紹介のメリットです。
面接等で何か、とんでもないことが起きなければ、まず、内定でしょう。
デメリット
しかし、紹介してくれた方の手前、もし辞めたいと思っても、なかなか辞めることができないというデメリットがあります。
人材派遣会社、人材紹介会社
メリット
最初に条件を登録すれば、就業先の選定、面接の手続きなどの面倒な手間を代行して行ってくれます。
また、採用が決まった後も就業サポートをしてくれるメリットがあります。
デメリット
ただ、いい加減な派遣会社や担当者にあたると、本来メリットであるはずの手続きや就業サポートが、上手く行われないというデメリットがあります。
私の周りの保育士は、求人サイトと派遣会社を利用して就職先を探す人が多いです。
求人サイトは、情報が豊富なので、大きく失敗することが少ないですし、見学や面接への応募がインターネット経由で簡単にできるのも、便利で助かります。
ただし、求人サイトを利用すると、就業まで1ヶ月ほどは、時間が掛かります。
直ぐに明日、明後日から働きたい!
という保育士の友達たちは、派遣会社に登録して就業先を探していました。
派遣会社は、直ぐに就業先を紹介してくれますし、嫌なら簡単に辞められるので、便利に利用している保育士が多いです。
保育士 就職の選び方のおススメはこれ!
- 長く勤める就業先を探すなら求人サイト
- 短期で働く就業先を探すなら派遣会社です。
もし、急遽働く必要があるのなら派遣会社で、とりあえず就業先を紹介してもらって働きながら、求人サイトで長く勤める就業先を探すのがベストだと思います。
地元で就職する場合
専門学校や大学を卒業して、地元で保育士として就職先を探そうとしている人も多数います。
最寄りのハローワークに地元で就職したい!という希望を伝えて相談すれば、最寄りハローワークが地元のハローワークと連携して地元の就職先を斡旋してくれます。
また、求人サイトで地元の地域を選んで就職先を探すのも良い方法です。
そして、地元に保育士として働いている知り合いがいるのなら就職先を紹介して貰うのも良い方法です。
また、もし就業形態が派遣でも良いなら、地元の保育士の求人を扱う派遣会社に登録して就職先を探して貰うのも良い方法です。
上京して就職する場合
保育士の数よりも求人数の方が、かなり多いのです。
ハローワーク、求人サイト、派遣会社など、どの方法を利用しても就職先を簡単に見つけることができます。
規模の大きな園、小さな園と様々です。
小さな園が、必ずしも悪いとは言いませんが、保育士の労働環境は、園の大きさと比例する場合が多いです。
規模の大きな園は、人員が多いことで余裕がありますが、小さな園は自分が休むことさえままならないこともあります。
保育士は、一度、就職すると子どもに愛着も湧くので、辞めづらいです。
そのため、とりあえず就職するのではなく、初めの段階で規模の大きな園を狙って就職活動をした方が良いでしょう。
良い園、悪い園を見分ける選び方
実際に勤務されている方の体験談をみますと、良い園と悪い園があるようです。
言うまでもありませんが、悪い園の場合には、退職や転職が多いのですね。
次にご紹介する体験談は、保育士さんの退職や転職のきっかけとなる
「職場の人間関係」についてです。
職場の人間関係の体験談
通勤にも便利で、設立されて、まだ5年という新しいところで、見学をさせてもらって、好印象で、心機一転、新鮮な気持ちになって「よし、がんばるぞ!」という思いになったものです。
園長先生や採用担当の先生と面接でお会いしました。
感じのいいお二人で、「明日にでも来てもらいたい」という言葉まで言っていただきました。
が、着任して3ヶ月で、園の内部実態が見えてきてしまったのです。
ある日、B先生のすごい言葉を聞いてしまったときのことです。
- 「やったらだめだって言ったやろう!」
と一人の園児を叱っているのです。
そこで目にしたのは、園児の襟首を持ったり、腕を引っ張ったりしている場面です。
- 「体罰だ!」と思いましたが、その時には止めることができませんでした。
その時、そばにベテランの先生など、3人の先生もおられたのですが、B先生のことを見て見ぬフリでした。
他の先生は、止めようともされなかったのです。
そんなことが辞めるまでに数回ありました。
変な上下関係ができていることに気付き、うわべだけのお付き合いしかできない職場に魅力を感じなくなりました。
「退職」を決めたのは12月・・・
私がC園児に注意をしていると、そのB先生が「ちょっと、その言い方は厳しすぎるんじゃない?」と言われたのです。
そして「Cちゃんは悪くないからね。」と言うんですよ。
- 「贔屓だ!」と思いましたが、口には出せませんでした。
たまらず園長先生に相談に行きました。
でも意外にも優しい園長先生が「あなたは指導してもらったのよ。有り難く思いましょう。」と言われたのです。
このとき「退職、決定!」でした。
通勤に便利、新しい保育園、感じのいい園長先生・・・最高の条件だと思って私が、この園を選んだのに、悔しいけれども、1年で退職しました。
人間関係についてはあなたがこれを知らないと保育士の人間関係は悪くなるばかり
をご覧ください。
保育園を選ぶといっても、なかなか良い園なのか、悪い園なのかを見分けることはむずかしいものです。
保育士による園児への体罰のような行為が、頻繁に行われている職場、また、保育士の力関係がはっきりとしていて、逆らえなくなっている職場など、採用前に分かっていたら苦労はしないですね。
就活中に良い保育園を選ぶには、どうすればよいのでしょうか。
それは、以下にご紹介するような順序で、就職活動を行うことです。
一日でも早く働きたいという気持ちは分かります。
- 転職を繰り返してでも働きたいのか
- 同じ職場で長く働き続けたいのか
慎重に就職活動を行っていかなければなりません。
「どのような保育士を目指したいのか」をしっかりと持つ
まず、あなたがどんな保育士を目指したいかをはっきりと決めておきましょう。
転職を繰り返すとその都度人間関係や手続きなどで大きなストレスを感じてしまいます。
保育士の働き方は大きく分けて
- 大規模保育園で多くの年中行事に取り組む方法
- 小規模できめ細かい保育をする方法
があります。
どちらの保育園でも人間関係は、あります。
ただ、保育士が非常に多い大規模園と少ない小規模園の差はあります。
大規模園では、大人数ですのでそんなに人間関係のことを考えないでいいだろうと思われがちですが、そうでもありません。
大人数の中で、小集団の保育士でチームのようになって、保育にあたりますので、そのチームでの人間関係は発生します。
保育士の就職の選び方まとめ
保育士の就職についてお伝えしてみました。
求人探しもいろいろな方法がありますね。自分に合った求人の探し方を見つけてください。
そして、安易に待遇だけで、園を決めないことです。
面接では、園側は、良いことしか言いません。
何か違うな、ということを少しでも感じたら、慎重に考えましょう。
就職してすぐに辞めてしまうと、スキルが身に付かないのに、転職回数だけが増えてしまいます。
園見学や面接時に、園や園児の様子、保育士の表情など、しっかり見ましょう。
悔いのない就職活動をしてくださいね。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。