保育士の悩み解決します。
保育園では、子供達に洗濯バサミでを遊び道具として使います。
その遊び方は年齢によって変わってきます。
この記事では、保育園での洗濯バサミを使った遊び方と、子どもたちの手先の発達段階に合わせた遊び方のアイディアをご紹介します。
保育士さんは遊びの1つとして覚えておくと良いでしょう。
【年齢別】洗濯バサミ遊びのアイデア
1歳児向けのアイデア
「ひっぱりあそび」
1歳児は、手先が自由に使えるようになるため、手先を使って遊ぶことが好きな時期です。
洗濯バサミは、手先を使って遊ぶことができるアイテムなので、楽しむことができます。
ただ、指の力が強くなってくるまでは、洗濯バサミをひっぱって、とるという遊びをして、洗濯バサミに興味を持たせると、次の遊びにつなげやすくなります。
<遊び方>
- お洋服や、おもちゃに洗濯バサミをくっつけます。
- それをとらせます。
親指、人差し指でつまむ力が弱くても、力いっぱいひっぱるととれます。
コチラの記事もご覧下さい。
「これは手応えあり!【体験談】保育の1歳児遊びの種類」
引用元:ロータスクリスクール西川
1-2歳児向けのアイデア
「洗濯バサミで変身ごっこ」
1-2歳児は、手先を使うあそびを集中してできるようになる月齢です。
なので洗濯バサミは、もってこいのアイテムです。
親指と人差し指でつまんで、洗濯バサミの先を開くことができるようになったら、目的をもって、洗濯バサミをつけていくあそびがおすすめです。
<遊び方>
①厚紙に、動物の顔、人の顔など、好きな絵を描きます。
このとき、洗濯バサミをつけることで完成するように一部分のみ描きます。
例)
- うさぎ→耳以外の顔を描きます。(耳の部分を洗濯バサミでつけます)
- ライオン→たてがみ以外の顔を描きます。(たてがみを洗濯バサミでつけます)
- タコ・イカ→足以外を描きます。(足を洗濯バサミでつけます。)
- 人の顔→髪の毛以外を描きます。(髪の毛を洗濯バサミでつけます)
②厚紙の絵柄に合わせて、洗濯バサミをつけ、動物などを完成させます。
まだ指先の力がそれほど強くないですので、あまり強いバネの洗濯バサミより、弱めのものがおすすめです。
いろいろな色の洗濯バサミを用意すると、組み合わせも楽しめます。
1歳児の遊びについてはこれは手応えあり!【体験談】保育の1歳児遊びの種類をご覧ください。
引用元:くさの助産院とわたしと子育て
2-3歳児向けのアイデア
「洗濯バサミ ボウリング」
対象物に向かって、ボールを転がすことができるようになってくると、この遊びがおすすめです。
また、簡単なルールを理解できるようになるので、チーム戦をするのもいいでしょう。
<遊び方>
- 厚紙を洗濯バサミではさみ、ピンを作ります。
- 洗濯バサミを下にし、ピンを並べます。
- ボールを転がし、ピンを倒します。
厚紙に、数字を書き、倒れると、その数字の得点が入るようにするのもおもしろいです。
2歳児の遊びについてはこれは手応えあり!【体験談】保育の2歳児遊びの種類をご覧ください。
3-5歳児向けのアイデア
「洗濯バサミブロック」
自分で、いろいろなものを作ることが楽しい時期には、おすすめです。
洗濯バサミをブロックのようにくっつけて、いろいろなものを作ることができます。
コチラの記事もご覧下さい。
「これは手応えあり!【体験談】保育の3歳児遊びの種類」
「これは手応えあり!【体験談】保育の4歳児遊びの種類」
「これは手応えあり!【体験談】保育の5歳児遊びの種類」
引用元:小っちゃな保育園スマイリー
5歳児向けのアイデア①
「洗濯バサミ宝探し」
5歳児になると複雑なルールも理解ができるようになります。
かくれんぼなど、「探す」という遊びも好きな時期ですので、宝探しがおすすめです。
<遊び方>
- 洗濯バサミに、宝探しのヒントを書いたカードをはさんで、隠します。
- 1つ目の洗濯バサミがある場所のヒントを書いたカードを渡します。それに従い、1つ目の洗濯バサミを探します。
- 1つ目の洗濯バサミには、2つ目の洗濯バサミがある場所のヒントが書かれています。それに従い2つ目の洗濯バサミを探します。
- これを4,5回繰り返し、最後に宝を見つけます。
ヒントは、なるべくわかりやすいものがいいでしょう。
また、宝にたどり着くまでのヒントカードの数は、少なめから始めるといいでしょう。
少し頑張ればできる、ということがポイントです。
5歳児の遊びについてはこれは手応えあり!【体験談】保育の5歳児遊びの種類をご覧ください。
引用元:エンジーナ広島
5歳児向けのアイデア②
「洗濯バサミ爆弾!?」
<遊び方>
- 洗濯バサミの先端を開いた状態で、先端同士をはさみます。
- ①で作ったものをいくつか並べます。
- ②にボールなどをなげ、刺激を与えます。すると、洗濯バサミ同士がはずれて、爆弾のように飛び跳ねます。
飛んできた洗濯バサミで、顔などをケガしないように、刺激を与える際は、近づきすぎないように気をつけましょう。
コチラの記事もご覧下さい。
「これは手応えあり!【体験談】保育の5歳児遊びの種類」
洗濯バサミ遊びの【体験談】
はじめて洗濯バサミで遊んだとき、何気なくつまんでいるけれど、意外と力が必要なのだと知りました。
うまくつまめるようになると、楽しんで遊べるようになるのですが、つまむ力が弱いと先を開くことができないため、なかなか興味を持ちにくいです。
なので、子どもたちの手先の発達段階に合わせた与え方が重要だと思います。
また、洗濯バサミで遊ぶと、必ずといっていいほど、体にもつけてみようとする子がいます。
これは、とても痛く、ケガにつながるので、やらないように注意しました。
また、しっかり挟まないと、とれやすいです。取れるとき、弾けることが多いため、それにあたってケガをしないようにも気をつけました。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。