保育園でのプール遊びのアイデアが出ないときってどうしてましたか?
夏は、毎日のようにプール、水遊びをする園が多いです。
そうなると、どんな遊びをしようかと考えてしまします。
私は、プールならではの遊びをしようと考えると、なかなか思いつかないため、普段やっていることをプールでやってみるとどうだろう?と考えていました。
子どもたちの遊んでいる様子を見ていると、何に興味を持っているのかを知ることができますので、そこからヒントを得ることもありました。
引用元:あい保育園
~体験談~ 子どもたちが喜んだ遊び教えます!
どんな遊びでしたか?
1歳児の12人クラスで人気だった遊びを2つご紹介します。
ひとつは、いろいろなものに穴を空けてシャワーにすることです。
例えば、ペットボトル、プリンの空き容器、ビニール袋などに、キリで穴をたくさん開けて、シャワーを作ります。
穴の大きさを変えても、楽しめます。
水に慣れている子は、上の方から頭にかかりそうな距離にかけると、喜びます。水が怖い子には、手や足などにかけて、慣れるよう配慮します。
時々、穴をふさいで、「あれ?出ないね~。」「でたよ~。」など変化をつけると、不思議がって、喜びます。
そのうち、子どもたち同士で、シャワーをし合うようになります。
自分ですくって、ジャーとすることが楽しいようです。変わり種として、ざる、を使うのもおすすめです。
また、ハンカチのような布でも楽しめます。
水につけて、持ち上げるだけでも、楽しいですし、絞るようにして、お水が出てくることも楽しんでくれました。
二つ目は、浮かして遊ぶものです。
牛乳パックやお肉などが入っていたトレーで、船を作ったり、牛乳パックでお魚を作り、浮かせてみたりして遊びました。
牛乳パックは、水に強いので、いろいろなものを作るのに、とても便利です。
引用元:ホイクル
船、お魚などは、ぷかぷか浮いているのが楽しいようです。
また、手で動かすだけでなく、「お魚を釣ろう!」と集めたりするのも、子どもたちのお気に入りの遊びでした。
また、船を動かす際、手ではなく、ストローで、フーっとふいてみるのもいいでしょう。
その発展系で、ストローを水面に入れ、息をふくと、ブクブクと泡立たせます。これも、子どもたちが興味津々で、何度もやって!という遊びでした。
その遊びのねらいは何でしたか?
1歳児なので、水に親しむこと、そして、水が変化する様子を楽しむことをねらいにしました。
科学的なことは別として、浮いたり、沈んだり、と水に対しての興味を持ってもらいたいと思っていました。
導入はどうしましたか?
「こぐまちゃんのみずあそび」という絵本を読みました。
お話を読むと、プールだ!という心の準備もできますので、とても重宝しました。
また、プールに入る前に、ジョウロなどで、しゃわしゃわと体にお水をかけるなどしました。
急にプールに入るよりも、体の準備ができる効果もあります。
引用元:美咲保育園
子どもたちが喜ぶ点はどこでしたか?
水をかけたり、かけられたりは、とても喜んでいました。
また、思いがけない変化は、面白がってくれました。
先程、ご紹介しましたストローで、ブクブクするのも、その一つです。
ストローで、ぶくぶくすることを子どもたちもやりたがるのですが、吸ってしまい、
水を飲み込んでしまうと大変なので、積極的にストローを渡さないようにしていました。
大人が思うよりも、子どもは同じような遊びを楽しんでくれました。
全く同じだと興味を失ってしまうので、少しずつ変化をつけて、遊びを広げるように意識しました。
配慮する点や事故防止で気をつけた点は?
水がある場所なので、安全に遊べるよう、必ず目をはなさないようにしました。
子どもは、少しの水でも溺れることがあります。
広い視野を持って、子どもたちを見守るように心がけました。
また、はしゃぎすぎないようにも配慮しました。
お水のかけあいっこも楽しいので、どんどんエスカレートしやすいです。
ですが、いきなり顔にかけられると、びっくりしますし、水を飲み込んでしまう危険性もあります。
はじめに「お顔にはかけないでね」「お友達にお水をかけるときは、やさしくかけてね」などとお約束をするようにしました。
また、プールの外に出て遊ぶ子もいたのですが、水がかかっている場所は、すべりやすいため、走らないように気をつけました。
どんなに楽しく遊んでいても、事故が起きたら、水の泡です。
保育士同士が声をかけあって、楽しい時間になるよう心がけました。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。