保育日誌の効率の良い書き方を知っているのと知らなのでは使える時間が随分、変わってきます。
この項目のポイントとなるのはー
ーという事です。
ただ単に「楽しそうだった」と書くのは保育日誌でも何でもありません。
効率の良い書き方としては、
午前に行った保育はお昼休みにメモを行って、自分の感じた事も箇条書きで良いから書き残しておくと後から思い出しやすくなり、書きやすくなります。
この項目のポイントとなるのはー
ここでポイントとなるのは、「保育士が声を掛ける事で、子どもに何を伝えたかったのか」という事です。
保育士は子どもの自立をお手伝いする存在です。
指示を出して従わせるのは誰にだって出来ます。
いかに命令ではなく、声掛けで子どもの自主性を育てる事が出来るかがポイントなのです。
効率の良い書き方の為に、気になった子どもの行動を覚えておき、昼休みなどにそれを箇条書きでメモをしておくと、後から思い出す時に楽に思い出す事が出来ます。
子どもの気になる行動を覚えておく事で、自分がその場で行った声掛けを思い出しつつ、
もっと適切な声掛けはなかったのかと冷静に分析する事が出来て効率がいいですね。
その日の設定保育で行った事を書きます。
主に設定保育の流れと子どもが設定保育の趣旨を理解し、楽しめて取り組めていたかが考察のポイントになります。
効率の良い書き方はー
上手に出来た子と上手くできなかった子の作品を写真に収めておく事です。
そうする事で、後から写真を見返した時に、どの部分が出来ていなかったのか、どんな説明をすればその出来なかった部分は出来るようになるだろうかと考える事が出来ます。
改善点や良かった点をどんどん思い出す事が出来る為効率が良いです。
子どもが成長した姿を記録しておくのも保育日誌の大切な役割です。
効率の良い書き方をするなら、一日の初めから今日は誰を書こうと決めておく事です。
外遊びや室内遊びの様子を特によく観察して、週の目標に叶っている姿が見られたらそれを書き、出来ていなければ声掛けをして週の目標を叶えられるように努力をする過程を書けば良いでしょう。
子どもが虐待などを受けていないか、体調不良を訴えていなかったか、そういった事を記すのも保育日誌の役割です。
ちょっと変わった様子の子どもを書き留めて、実際に児童相談所に通報したり、保護者と話し合う際に的確に子どもがどんな様子だったか伝える為に使用します。
ポイントとしては、子どもの精神面での変化、身体的な変化を具体的に記す事です。
効率よく書くには、子どもの様子をこまめに確認して、メモを取っておくといいでしょう。
保育日誌とは、保育園ごとに各項目や内容は少しずつ違いますがー
ーを書き記し、子どもに対してどんな保育を心がけて、声掛けや誘導を行ったのか、子どもの気になる様子やこの時期はどんな遊びをしていたのかという記録を残す事です。
一週間で目標を立て、その目標が達成されたか、何故達成されなかったのか、保育士がどう動くべきだったのかも書きます。
次の週はその反省を踏まえ、再び目標を設定し、その目標に向けて子ども達に声掛けを行います。
保育経過記録とは、
一年を通して子どもがどんな風に変化したのか、進級する際に次の担任となる保育士へ引き継ぐ為の書類です。
項目に〇、△、×を書き、一年を通してどんな変化がありどんな性格傾向にあるのかなどを書きます。
月の様子については保育日誌を参照しながら書くと非常にスムーズに書く事が出来ます。
考察のポイントとしては、その子の良い所や伸ばしたい所と、将来にかけて直した方が良い癖や注意すべき点をまんべんなく書く事です。
悪い事ばかりではどうしても保育士も先入観を持ってしまい、厳しめの接し方になって子どもと上手く信頼関係が築けない場合もあります。
評価項目は基本的に不慣れでも自分で出来る事には〇を書いて、進級後にどんどんチャレンジさせるようにする事が大切です。
また、出来ない事は思い切って×と書いていた方が進級先の保育士も気にかけてくれるので、良い評価をしてあげなければ!という義務感ではなく、あくまで子どもが出来る事を純粋に評価してあげてください。
また、クラス担任全員で行うとスムーズに効率よく書く事が出来ると思います。
A先生が見ていなかった事でも、B先生の前ではした、という事もよくあるので、見落としをしない為にもクラス担任全員で取り組みましょう。
雨で外遊びは行えなかったが、雨の匂いや音を感じ、雨の日も楽しめるように園庭廊下に出て雨を鑑賞しながらシャボン玉遊びを行った。
子ども達は時折雨に手を伸ばしてその冷たさや手に当たる感触を楽しんで過ごしていた。
〇ちゃんは手の感覚が敏感なのか雨の感触が苦手なようで、一度手を出してからは一切雨に触れようとしなかった。
室内遊びでグループごとに多目的ホールでトランポリンを行った。
体幹を鍛えつつ、外遊びで発散できないストレスを発散させた。
〇ちゃんは特に足腰がしっかりしていて上手で、保育士の補助もなく元気に高く飛んでいた。
〇ちゃんが登園時に珍しく母親から離れる際に泣き出し、「〇先生じゃないと嫌だ。」と受け入れの先生が嫌だと言った。
母親も困惑しており、クラス担任と子どもが上手く行っていないのではないかと不安に感じている様子だった。
後から理由を聞くと、最近母親が仕事でお迎えが遅くなっている事が不安で、離れたくない為にそう言ったのだと保育士に伝えられた。
お迎えの際に母親にその事を告げ、園で元気に遊んでいた様子も伝えて安心するように伝える。
※上記は例文です。
保育士の補助なしで、服の着脱が出来るようになっている。
トイレも自主的に訴える事ができるようになっており、体調不良などでおむつを履いていると逆に落ち着かずおむつの中には便や尿を出来ない。
おもちゃの貸し借りの順番を大人しく違う遊びをして待つ事が出来ている。
食事のペースが家庭でも園でもゆっくりで、保育士の声掛けがないと時間内に食べ終えられない事が多々ある。
一人で食事のペースを掴み、声掛けなしで時間内に食べられるようになる事を目指している。
※上記は例文です。
保育士のほとんどが、自分なりの日記形式の子どもとの接し方メモのようなものを書いています。
ーなどです。
また、クラス替えがあった時期は子どもの事を早く把握する為に、
一人ひとりの特徴や好きな事を一言メモのように書いていく事もあります。
他にも、保護者が要注意の場合はその事についてもメモを書き、揉めた内容なども書き留めて、同じ事が起きない様に予防に使います。
他にも、先輩保育士の動きや先輩保育士の接し方で素晴らしいと感じた部分はメモし、自分の保育に活かす努力をしている人が多いでしょう。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。