ふと考えたときに、すぐに思いつくのは小さな子どものお世話ですよね。
では、
などなど、なかなか聞けない本当のところをご紹介します。
保育士の仕事は
これらの基本的な生活習慣を子どもに教えることはとても大事な保育士の仕事です。
基本的生活習慣とは、
の五つの点から考えます。
ちょうど保育園を卒園し、小学校へ上がるころにはー
衣類の着脱と始末、気候にあった服を自分で選択して調節することができる。
尿意をもよおすという排泄の感覚を身に付け、自分でコントロールすることができる。夜尿等がある場合(夜間保育)は、保護者と連携をし、冷たさや不快感を実感できるように布おむつも検討する。
成長ホルモン等の分泌のことも考え、9~10時間の睡眠時間を習慣化できるよう保護者にお願いをする。
好き嫌いをなくす、箸の正しい使い方ができるように家庭と連携する、体調に合わせて「しっかりと食べる」ことを身に付けておく、小学校の給食内容についても資料を取り寄せ参考にする、また、食材、調理への感謝の気持ちを持つようにする。
病気予防を含めて清潔を意識し、手洗いの習慣を身に付ける、月1程度の歯磨き指導によって正しい歯磨きの方法を会得する、その他、汚れを意識するようになるーなどです。
上記も年長児の一部となりますので、年齢に応じて変わってきます。
年齢に応じての支援(補助、手助け、見守り、励まし等)をしっかりとしていかなければなりません。
例えば、2歳後半ごろから「一人でやりたい」という思いが強くなり、できないことに対してイライラを見せる園児もいます。
そのタイミングで支援をするのが保育士の役割です。
しかし、適時性というものがあり、その年齢に合ったことに挑戦させましょう。
特に2,3歳時における支援は大切です。
衣服の着脱では、次のような流れになります。
一人でさせる(見守り)
↓
失敗する(できない)
↓
はきやすいように置いてあげる(補助)
↓
足首まで出ないコツを教える(手助けする)
↓
自分でできる(成功)
↓
お尻の上までズボンをあげる(試み)
↓
見守る(見守り、励まし)
なんでも一人でやろうと頑張ってもできないことだってたくさんあります。
子どもが出来るようになりたいことや、遊びたい等の欲求を満たしてあげるのが大切です。
保育園は、子どもが初めて体験する「社会」です。
社会は個人のわがままを貫き通すことはできず、必ず周りと協力し、助け合うことが大切です。
小さいながらもその集団での生活を通して社会性を育むのも保育士の立派な仕事です。
決められた時間内でどれだけ楽しませてあげられるのか、まだ遊びたいとぐずる子どもに対してどのようなアプローチで納得してもらい、社会性を育むのかが個人の力量として試される仕事でしょう。
まだ小さな子どもは遊ぶことが一番大切です。
絵本を読む中で物の名前や感情の種類を覚え、やがては物語の主人公の気持ちを感じることのできる感受性が育てられます。
またー
ーを身に付けることが出来ます。
見落としがちですが、とても大切な保育士の仕事です。
と言っても直接「関わり方が違う」等と指導するわけではありません。
基本的には保護者が困っていることを保護者の言葉で引き出し、それに対してアドバイスをあげることが重要です。
「保育園ではこうしていますよ」といったような、より良い方法を提示してあげるやり方もありますし、保育参観や発表会、運動会などの保護者が実際に見ることが出来る場面でお手本を見せてあげるようなやり方でもよいでしょう。
資格を持っている保育士は、規定上保護者への子育て支援を義務づけられています。
保護者の悩みについては、寄り添いながら共に考えていくようにします。
しかし、園児の成長には保護者の子育てが欠かせません。
保育士の役割は、個の成長の部分もありますが、これについては家庭と共に育てるという感覚でなければなりません。
保育士に任されたそれ以上に大切な役割は「社会性」の確立です。
この社会性の確立のために邪魔をする子の「わがまま」については、しっかりと保護者に伝え治していってあげなければならないのです。
保護者の対応の詳細は保育士の保護者対応での失敗!保護者との接し方はどうすれば?をご覧ください。
かなり余裕をもって計画を立てる必要性があります。
「月案」については、立案の際に年齢に応じその時期、月に求められる教育的な活動や遊びを必要とされます。
月案は、主に前月の職員会議で決まる来月の予定を元に作成します。
クラスが2,3・・・とある場合は、5歳児打ち合わせ会などで共通理解を図り(クラスによって差が出ないように)許容範囲で自分のクラスの月案を作成します。
この月案にもクラス目標の設定や反省をする必要があるのです。
困っている保護者に対して、いろいろな角度からのアプローチの仕方を伝えてあげるのが大切です。
保育士だから保育園の中だけで仕事をしていればよい、というわけではありません。
地域という別の「社会」にも目を向け、参加できるように支援計画を立てる必要があります。
例えば地域の方々も参加できるようなバザーを開いたり、近隣の他施設に訪問して交流を図ることで地域社会の一員となることが出来ます。
保育園での内実を知ってもらうことでより良い協力を得られることが出来ます。
日案・週案・月案とはそれぞれ一日、一週間、一か月(数か月の場合もある)の目標を立て、それに沿った支援の計画を立てることです。
作成するときのポイントは、その季節を考慮して計画を立てることが重要です。
また、感染症が流行ってくるような時期であれば無理に外遊びをせずに室内で過ごすような計画を立てる配慮も必要です。
日案を作成するときには、時間に余裕をもって計画を立てないとハプニングに対応できずに後々の業務に響いたり、子どもの生活リズムを乱す可能性もあるので、
かなり余裕をもって計画を立てる必要性があります。
発表会や運動会、遠足、卒園式等、保育園の行事はたくさんあります。
子どもたちが行う発表や種目の練習の他にも制作しなければならないものはたくさんあります。
また、発表でピアノを演奏しなければならなかったり、自分たちが着る衣装などの準備もあり、行事前はとにかくやることがたくさんあります。
基本的には仕事を分担して一人の負担をあまり重たくしないように配慮したりします。
各保育園によって特色はありますが、壁面製作を行ったり、季節、行事毎の飾りつけを作ったり等、細かい部分での製作も必要となります。
子どもたちが季節に沿った製作を行い、それを壁面として飾ったりすることもあります。
壁面の詳細は【保育士必見!季節別】保育壁面の作り方。壁面のメリットや効果をご覧ください。
一年に一度の進級、卒園の際にはお祝いしてあげたいもの。
卒園アルバムは外注するところもありますが、自作するとなると力を入れて何か月も前から試作を重ねてより良いものを目指すこともあります。
また、進級カード等の小さなものだとしても、その子一人一人が喜んでくれるような工夫をします。
また、進級カードであれば一年を、卒園アルバムではその保育園で過ごした期間を振り返ることが出来るものでなければなりません。
人数が多い保育園になると一か月に一回、その月にお誕生日を迎える子どもをまとめて誕生会を行います。
もちろん、誕生日をお祝いするという風習を保育園でも行うため、一人一人に誕生日カードを作成して渡してあげます。
誕生日カードの詳細は保育士が毎月使える~手作り誕生日カードの月別アイデア集~をご覧ください。
※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。