私立保育園
私立保育園の特徴
日本中にある私立保育園の数は、11,000を超えています。公立保育園が、自治体が運営しているのに対して、私立の運営団体は民間です。保護者が私立保育園探しで苦労するのと同じように、保育士にとっても就職先を決定するのには時間がかかります。私立保育園は独特の教育ができます。社会福祉法人やNPO法人、学校法人などの団体が運営しています。
ですから、宗教法人もありますのでキリスト教や仏教の教えなどもするところがあります。また、独自の教育（英会話や音楽、絵画、夜間保育などの特徴）をアピールし、子ども確保のために努力しているのです。保育士の転職をする際には、自分の特技を生かすことができるところを探すと有利になるでしょう。
私立保育園の条件
公立保育園は、自治体によって採用試験が実施されますので、かなりの難関になっています。しかし、私立保育園は、社会福祉法人やNPO法人、企業や学校法人などが経営していますので園によっては、条件的にも楽に就職することができます。
公立に比べますと、各保育園での特色を出すことができますので、園の選択によっては、自分の特技を生かすことができるのです。
全国の私立保育園数
11,328 （参考：「保育所等関連状況取りまとめ」より 厚労省）
おおよその給料幅
20万円～25万円という幅があります。
私立保育園について一言
『私が勤務しています私立保育園では、毎年のように、園児獲得に力を入れています。園長先生を中心とした職員会議では、「この園の特徴をどう地域の親御さんに伝えるか」ということが議論になって、ネットでの宣伝活動とともに、地域の方にお願いをして、地域の掲示板に園のポスターを貼らせていただくこともしています。』
私立保育園は、園児獲得のために園の特徴を出すようにしています。保育士の採用においても、応募者の得意分野というものが重視されます。ただ、日々、園の評判というものについても意識的に活動を行いますから忙しくなることは覚悟をしておかなければなりません。例えば、音楽に力を入れている園では、音楽会をはじめ、鼓笛隊として自治体等のイベントに出場するなどしていきます。また、体力づくりをしている園では、近くの山に月一で登山をするなどのイベントがあります。
