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子どもを夜遅くまで預かることができる保育施設「夜間保育園」。
「夜遅くまで働くなんて、大変じゃない？」と思う人もいると思いますが、夜間保育園にはうれしいメリットがたくさん！ 最近は、保育士の転職先の候補として、よく名前が挙がっているんです。
今回は、夜間保育園の仕事内容や保育時間、給料やメリット・デメリットをご紹介します！転職を検討中の保育士さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①夜間保育園とは？保育時間や保育士の人数は？
夜間保育園とは、一般的に「18時以降に子どもを預かる保育施設」を指します。
2019年現在、夜間保育園は、全国で81か所あり、年々増加傾向にあります。
夜遅くまで働く保護者が多いため、ニーズが高まってきているからです。
夜間保育園は、大きく3つに分けられ、それぞれ保育時間や一日のスケジュールが異なります。 以下、3種類の夜間保育園の違いをまとめた表です。
| 保育の種類・特徴 | 保育時間 | 定員数 | 保育士人数 |
| 延長型保育 | 8:00~22:00 | 20~30人 | 10~20人 ※通常の保育園と同じ配置人数 |
| 深夜保育 | 17:00~翌9:00 | ||
| 24時間営業保育 | 24時間 |
1つ目の延長保育は、昼間の保育に加えて、19：00～22：00の時間帯にも保育を受け入れるサービスです。
2つ目の深夜保育は、昼間の保育はせずに、夕方～翌朝までの時間のみ保育を受け付けています。
3つ目の24時間営業保育は、その名の通り、24時間保育を受け入れているサービスです。
「夜間保育」と聞いて、イメージするのは、このタイプではないでしょうか？
3種類の夜間保育園に共通しているのは、小規模であることです。定員数や保育士の人数もほぼ同じですが、開園の時間帯は、施設によって大きく異なります。
転職する際は、気になっている施設がどのタイプであるかをきちんと下調べしてくださいね。自分で調べるのが苦手な方は、保育士求人転職プロに任せましょう！
②夜間保育園の仕事内容と一日のスケジュール
ここでは主に、先述した深夜保育・24時間保育での仕事内容をご紹介します。
夜間保育の主な仕事内容は、食事や入浴の援助、寝かしつけです。
つまり、子どもが、夜ご飯を食べてから就寝するまでの生活援助が基本となります。
加えて、翌朝の準備やお迎え対応も行います。
以下、夜間保育園で働く保育士の仕事内容と一日のスケジュールをまとめたものです。
| 時間 | 子どもたちの動き | 保育士の仕事内容 |
| 17：00 | 登園、自由時間 | 出勤、子どもたちの受け入れ（視診） |
| 18：00 | 夕食 | 食事の提供、援助、片付け |
| 19：00 | 歯磨き、入浴 | 歯磨き、入浴の援助、おむつ替え |
| 20：00 | 自由時間、就寝 | 見守り、寝かしつけ |
| 21：00 | 就寝中 | 保育士は夕食・休憩 |
| 22：00～2：00 | 就寝中 | 睡眠チェック、連絡帳記入、掃除や洗濯 |
| 2：00～6：00 | 就寝中 | 交代制で仮眠 |
| 6：00 | 起床 | おむつ替え、着替えの援助、朝食準備 |
| 7：00 | 朝食 | 朝食の援助、片付け |
| 8：00～9：00 | 自由時間、お迎え | 見守り、お迎え対応 |
交代制で仮眠もとれるので、「夜通しで保育とか絶対ムリ！」なんて心配はありません。
日中の運動や製作などの活動がないので、通常の保育園に比べて、保育の準備をする時間は格段に少なくなります。夜間のみの保育園なら、行事も少ないので、仕事内容的にはかなり楽です。
ただその分、子どもにつきっきりですし、夜なので体力的にきつい部分はあるかもしれません。しかし、慣れてしまえば、働く環境としては申し分ない職場といえるでしょう。
そんな夜間保育園に転職についてのご相談は、保育士求人転職プロがオススメです！
③夜間保育園で働く保育士の給料
夜間保育園で働く保育士さんの給料はいくらなのでしょうか？
夜間保育園の求人を調べたところ、通常の保育園との基本的な給料の差は、ありませんでした。
夜間保育園の保育士の平均給料は、以下の通り。
・正社員…月収18～23万円 ・アルバイト…時給1100～1500円 ちなみに厚生労働省が発表した、一般保育士の平均給料は21万円。
夜間保育園の給料は、平均レベルと言えます。
ただ、夜間保育園の最大の強みは、夜勤手当がついていること！
どの職種でも、深夜帯の勤務の際は、深夜割増料金の支払いが義務付けられています。
夜間保育の場合も、22：00～翌9：00まで働くことになるので、当然手当が支払われます。
夜間保育の求人を調べたところ、手当は以下のような金額がほとんどでした。
・時給＋200～500円 ・月収＋6,000～15,000円
そのほか、役職手当などが付けば、さらに給料は上がるでしょう。通常の保育園で稼ぐとなると、残業をするしかありませんが、夜間保育園なら、残業をせずに、給料をアップさせることができるのです！
④夜間保育園に転職すればスキルアップにもつながる！
転職を検討中の保育士さんは、夜間保育園を転職候補先に入れるのもアリ！
夜間保育園は、通常の保育園よりもさらに子どもとの距離が近く、日中の保育では見られない、子どもの夜の様子まで見ることができます。
入浴や就寝、起床の援助だけでなく、より内面的な子どもとの関り方なども学べるので、スキルアップを狙う方にはぴったりです！
転職を考えている保育士さんは、ぜひ夜間保育園も視野に入れてみてはいかがでしょうか？
保育士転職サイトを利用すれば、夜間保育以外でも、給料が高くて残業の少ない職場が見つかりますよ。
これを機に、ぜひ利用してみてください！
参考文献：厚生労働省「各自治体の多様な保育（延長保育、病児保育、一時預かり、夜間保育）及び障害児保育の実施状況について」 厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査」
※この記事は、保育士が作成しています。
