台湾の保育園は、日本人でも働きやすい?給料や保育内容&1日の流れを紹介!

小規模保育園,保育士 転職

台湾の保育園事情!

幼保一元化で2歳から「幼児園」に入園

台湾では、2011年から幼保一元化対策が実施されるようになりました。
 
2011年以前、台湾では「託児所(保育園)」「幼稚園」の2極化が激しく、さらに双方ともしっかりとした教育体制が整っておらず、発展的な保育・教育が行われていませんでした。
 
そのため、設備に不備があったり、保育士の質が悪かったり、保育方針があいまいだったりと、様々な問題が浮上。
 
この問題を受けて、台湾政府は、2011年に「幼児教育及照顧法(幼児教育及び保育法)」を発表し、その後「幼児園與其分班設立変更及管理辦法(幼児園教育・保育服務実施準則)」など、幼保一元化政策を促す法を制定しました。
 
幼児園は、2~6歳までの幼児が通う施設で、日本でいう「認定こども園」です。就学前教育にフォーカスした「幼稚園」のような保育傾向が特徴です。

台湾の保育料は、高いって本当?

台湾の保育施設も日本と同じように、公立(市立)と私立に分かれています。
 
台湾の保育施設の保育料は、以下の通り。
 
・市立…2500元(9,000円)程度
 
・私立…13000元(45,000円)~20000元(72,000円)程度
 
私立園、特に都内の施設は、保育内容が充実しているので、かなり保育料が高め。
 
しかし、公立園が少ないので、仕方なく私立に通わせている保護者も多いようです。
 
ただ、台湾では、叔母さんやお祖母さんなど、身内が協力して子どものお世話をするという意識が高いので、共働き家庭は、身内に預けるか、ベビーシッターに預ける人が多いです。

台湾の保育園で働く保育士の給料

台湾の保育士のほとんどは、大学卒業者!
 
近年、台湾では、大学の進学が高くなっていることから、保育士も大学卒業者が多いのです。
 
保育園側の「大学できちんと保育を学んだ人材を雇いたい」という意向もあり、台湾の保育士の求人票では「大学卒業者」を必須条件に加えているものが多いです。
 
大学卒業者の保育士の給料は以下の通り。
 
・保育士資格あり…月収38000元(14万円)
 
・保育士資格なし…月収35000元(13万円)
 
ちなみに、台湾のサラリーマンの平均月収は43560元(16万円)なので、それと比べるとやや低めですね。
 
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台湾の保育園の保育内容や1日の流れを紹介!

台湾の保育園は、延長保育が無料の施設もあります。
 
共働き家庭が多い台湾では、保育園だけでなく、幼稚園も18:00まで預かるところが多く、しかも土日預かりOK、延長料金無料というフレキシブルな園も数多くあります。
 
保育士にとっては、つらい部分ではありますが、保護者にとっては、ありがたいですね。
 
次に、台湾の保育施設の1日の様子をご紹介します。 以下、台湾のとある幼児園の1日の流れをまとめたものです。
8:00~9:00 登園
10:00 おやつ、排せつ
10:30 工作、音楽表現
11:00 外遊び
11:30 昼食
12:30 お昼寝
14:00 片付け、おやつ準備
15:00 おやつ
15:30 自由遊び
16:00 降園
17:00~18:00 延長保育
基本的に、保育園や幼児園は、日本と変わりませんが、幼稚園に関しては、かなり「勉強」に力を入れているようです。
 
台湾の幼稚園では、音楽、体操、バレエ、道徳教育など、まるで小学校で学ぶような内容を取り入れています。
 
しかも、日本と違って、それぞれの分野に精通した専門家によって授業が進んでいくので、幼稚園教諭が全て保育・教育を受け持つということはありません。
 
より専門性に富んだカリキュラムを取り込むことで、子どもたちの意欲や関心を高め、成長へとつなげているのです。
 
保育士として専門性を高めたいなら、まずは保育士求人転職プロにご相談ください。

台湾の保育園は、日本人でも働きやすい?

台湾には駐在日本人が、たくさんいます。
 
台湾に住んでいる日本人は、約2万人。
 
卓球の福原愛さんも結婚されて台湾に住まれていますね。
 
2018年の外務省のデータによると、日本人が、多く住んでいる外国ランキングで、台湾は50位中13位でした。
 
比較的上位ですね。
 
それに伴い、台湾では日本人の子どもだけを対象とした幼児園や幼稚園が設立されるようになりました。
 
また、「台湾人クラス」「日本人クラス」と分かれている園もあります。
 
中には、日本人が園長を務める施設も! 「言語が不安…」という日本人の保育士であっても、働きやすい環境になっているのです。

台湾の保育園・幼児園のような施設に転職するのもアリ!

日本にも、台湾と同じように、幼保一体の「認定こども園」がたくさんあります。
 
近年、台湾では、幼児園が注目されつつあり、増加傾向にあります。
 
台湾の保育・教育に興味がある人は、まずは、日本の「認定こども園」に転職するのも、ひとつの方法です。
 
ぜひ転職サイトを利用して、あなたにぴったりの保育園を見つけてみましょう!
 
 
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