保育士の悩み | 保育士を辞める?続ける?転職に迷った時のセルフチェック項目20

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保育士のみなさんが「転職」という言葉が、頭をよぎるということは、何らかの理由があるものです。

「あーあ、転職しようかなあ」と思った時に、「あーあ」が意味する中身を考えましょう。

転職するべきか、このまま今の職場でがんばろうか、と迷うのは、現状に満足していないでなんとかならないかという気持ちがあるからでしょう。


転職は自分の気持ちに正直になることです。

ここでは、転職について悩んでおられる方にチェック項目を用意しました。

解説を参考にしていただきたいと思います。では、「今の仕事内容」「人間関係」「待遇面等」「その他」に分けて、「はい」の項目がいくつになるかをやってみてください。

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保育士が転職に迷った時のチェック項目20

【今の仕事内容について】

自分の理想の保育に程遠い。

打ち合わせで業務改善の指摘をしたが改善してくれない。

上司のやり方に不満がある。

無駄な仕事内容があると思う。

【人間関係】

仕事のことで上司や同僚で気軽に相談できる人がいない。

職場いじめを受けたことがある。

職場いじめを目撃した

先輩からパワハラ気味な指導を受けている。

保護者からのクレームに園は守ってくれない。

【待遇面等】

給料が低いと感じる。

有休を取ろうとしても消化できない。

サービス残業が多い方だと思う。

持ち帰りの仕事が多い方だと思う。

成果を評価してもらえない。

福利厚生制度が不足している。

仕事が原因で体調を崩すことが多い。

【その他】

今の園の離職率が高い。

小(大)規模保育だけの園から大きな(小さな)職場に転職をしたいと強く思う。

新しい環境に馴染みやすい方だと思う。

今の自分の生活水準は標準以下だと思う。

いかがでしょうか。

悩む質問もあったかもしれませんが(例えばどんな場面が「いじめ」なのか分かりにくい)あなた自身の判断基準でいいと思います。

例えば上司への不満の場合は、あなたの判断で「多い」と思えば、「はい」にしてください。

また、「いじめ」が一瞬でもあれば、「はい」という方もおられるでしょうし、日常化しているから「はい」にする方もおられるでしょう。

どちらでもOKです。

10以上当てはまる人は?

転職に迷うあなたですから、「はい」か「いいえ」で相当迷われたことでしょう。

結論を言います。

「はい」が10個以上あった方は、転職準備を始めるべきです。

今の職場では、あなたらしさを発揮して働くことが難しいです。

転職を思い浮かべるのは、この「あなたらしさ」が発揮できていないからなのです。

以下解説します。

【今の仕事内容について】

  • 自分の理想の保育に程遠い
  • 打ち合わせで業務改善の指摘をしたが改善してくれない
  • 上司のやり方に不満がある
  • 無駄な仕事内容が多いと思う

①の「理想」は、人によって理想像というものが違うものです。

また「程遠い」という質問の意図するところは、理想と現実はどんな職業においても違うからです。

特に園児と接する仕事ですから、理想として思っていた園児像と違っている場合が多いです。

こんなはずではなかった、という例としては、「きゃあきゃ!」言って先生の思うように遊んではくれない、「先生のおかげです。」などと、保護者の方に認めてもらえないなどです。

例えば、15人のクラスで全員の園児の保護者が、そんなわけはありません。

ですから、「程遠い」なら「はい」というわけです。

②や③は上司に対する不満です。

では、この質問に「はい」と答えた方に質問です。

一度でもいいから

  • 「改善はまだしていただけないのでしょうか。」
  • 「このことについて、私はこう思うのですがどうでしょうか。」

ーなどと、コミュニケーションをとったことがありますかという質問です。

このことについて、コミュニケーションをとっていないのなら、一度取ってみてください。

それで解決したら「はい」を消してください。

③の「上司への不満」がたくさんある方は仕方ありません。

④は「自分が無駄だと思う仕事内容」を会議などでぶつけてみてほしいのですが、「はい」と答えた方でそれができるのならやってみてください。

あなたの言い分が受け入れられて改善していったなら「はい」を消してください。

【人間関係】

  • 仕事のことで上司や同僚で気軽に相談できる人がいない
  • 職場いじめを受けたことがある
  • 職場いじめを目撃した
  • 先輩からパワハラ気味な指導を受けている
  • 保護者からのクレームに園は守ってくれない

多くの保育士さんが「人間関係」を理由に去っていくようです。

ただ、この人間関係も人によって判断基準が違うのも事実です。

例えば⑦のいじめの目撃にしても、「やっぱり園長先生に言うべきだろうか、また、次は私がいじめられるのではないか。」

という不安要素になる人もいれば、目撃しても通り過ぎる人もいるのです。

⑤は、残念ですが、大きな問題です。

職場で相談相手がいないのは、仲間はずれではないのですが、それに近い状態だと自覚する必要があります。

自分では解決できない問題が山ほどある保育現場ですから、相談相手がいないのなら自分の性格の見直しをしていかなければなりません。

そうでないと転職しても同じ結果になってしまいます。

⑥と⑧は深刻な問題です。

転職に迷っているあなたなら、この項目は「はい」ではないでしょう。

「はい」をつけているならば、あなたはとても強い人です。

⑨も関連しますが、保護者の要望は数多く寄せられるのは、保育園ですから仕方ありませんね。

その中でも、最近は、その言葉の激しさから死語になりつつある「モンスターペアレント」に対しては、園として対応する内容です。

「クレーム」は時として「園にとって考えさせられる問題」も含んでいます。

園の対応が不十分だと感じられたら「はい」になります。

【待遇面等】

  • 給料が低いと感じる
  • 有休を取ろうとしても消化できない
  • サービス残業が多い方だと思う
  • 持ち帰りの仕事が多い方だと思う
  • 成果を評価してもらえない
  • 福利厚生制度が不足している
  • 仕事が原因で体調を崩すことが多い

⑩~⑬は、「忙しさ」と「それに見合う待遇」のバランスが取れているかという質問内容です。

転職を迷っておられるのなら、そこまで忙しくもなく、給料もまあまあということでしょうか。

ここで大切なお話をします。

「忙しさ」についてです。

「忙しさ」は、少なくとも教員や保育士に限っては、「やる気」や「潔癖さ」で個人差が大きいということです。

教員や保育士の仕事にきりはありません。

例えば、小学校の先生が児童の漢字の採点をする時に、はねなければならないところを「はね」ているかいないかを詳しく見る先生と、そうでない先生とでは、採点をする時間だけで、大きな差が生まれます。

同じようなことが、保育園でもありますね。

あまり例はよくありませんが「うんち」をした子どもの「うんち」をどこまで拭いてあげるかに差があるということです。

その差が「忙しさ」を生み出すのです。

⑭は、社会に出ると、どの世界でも起こる不満です。

これも評価をどう感じるかによって違うものです。

評価など考えずにひたすら走る人もいますね。

⑮⑯は、リフレッシュがきちんとできているかということです。

「はい」とした方は、リフレッシュする時間がないのか、その方法が分からないのかどちらか
です。

仕事が忙しくて土・日に家でごろごろしていたら、体は悪くなっていくでしょう。

土・日こそリフレッシュです。

遊びに行ったり温泉に行ったり積極的に行動するほうがいいですね。

【その他】

  • 今の園の離職率が高い
  • 小(大)規模保育だけの園から大きな(小さな)職場に転職をしたいと強く思う
  • 新しい環境に馴染むのが早い方だ
  • 今の自分の生活水準は標準以下で不満だ

この4つの項目は、「今の保育園の実態とあなた自身が合っているか」ということを聞いている、転職を判断する重要な項目です。

まず、⑰では、今の園の実態として、入れ替わりが多いというのは、あまりいい園だとはいえません。

あなたが感じていないのならいいですが、もう一度いろいろと園内の様子をチェックすべきです。

⑱のような理由で転職される方も多くおられます。

⑲の新しい環境への馴染みは、気をつけないと次の職場で馴染めないかもしれませんので、転職を思いとどまる質問になっています。

⑲に「いいえ」とした方は、転職は辞めたほうがいいでしょう。

⑳も同じです。

冒頭でも述べましたが、「忙しさ」と「それに見合う待遇」に不満があるのですから改善を求めて様子を見るか、転職すべきです。

前述しましたが、「はい」が10個以上あった方は、転職準備を始めるべきです。
また、⑰から⑳に「はい」がある方は、すぐにでも転職の方向で準備してください。

はい、が9個以下の方にアドバイスをします。

チェックした項目のすべてを「いやそうじゃない」と言えるような職場はありません。

はい、が9個以下の方は、どこかで、自分が「この程度は、我慢できる」という妥協点を持っておられるのでしょう。

あくまで仕事を辞めるかどうかを決めるのはあなた自身です。

ここにあげましたチェック項目を再度見直していただき、転職を決めるか、現状でいくか決めていただければと思います。

少しでも良い転職を考えているあなたは、保育士求人プロをご覧ください。

※このコンテンツは保育士の方に作成していただいています。

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